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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. -less [レス]
《ネタバレ》
エンディングのあとまたエンディングがありますので、
最後まで観たほうが人道的なブラックというのがわかると思います。
この映画は霊と霊との戦いです。
居眠り運転で交通事故を起こしたのは主役の家族です。
赤ちゃんを抱えた白いドレスの女性は怖がられ気味悪がられる存在ですが、
追突されて子供と共に殺されたのだからこんなに理不尽なことはない。
その相手がバカみたいな性格の家族と婚約者で、
車の時間が止まっていることからほとんど同時に死んだのです。
ところが唯一妊娠中の娘だけが生き残った。
運転手の父親は最後に疲れ果て、
終わったら(よいおじいさんになる)と紙に書きます。
つまりは孫の顔が見たいんですね。
結局二重エンディングでその紙はレスキュー隊が発見して捨てるのですが、
これで子持ちの幽霊は救われたんではなかろうか・・
そういう人道的なブラックさがあると思うのです。
バカみたいな家族が団結しようと必死になるたびに、
幽霊は現れ誘われるようにひとりひとり黒い車で連れ去られます。
この車は第一発見者の車で、
一晩中同じ道を走り回っているのもそこから逃げられないのも、
霊の呪縛であり時間的には瞬時のことでしょう。
次々と殺されてゆくように見えますが、
交通事故で息絶える順番でよく考えると怖いです。
これは(ホラーではなく交通事故だ)とわかります。
この映画の後味がまだすっきりした方だと思ったのも、
交通事故で呪縛霊となって事故を誘う浮ばれない霊の怖さではなく、
正面衝突して即死炎上した車の中の霊たちの戦いであり、
被害にあったのに気味悪がられ疎まれる女性が、
日本的に考えれば成仏できたことと、
同じ子持ちの女性が運だけで助かったわけではなかったこと。
そして孫の顔が見たい父親までは許してはくれなかった(運転手ですから!)
洋画にしては実に邦画的なホラーだなぁと。
ただしこれを邦画にしたらかなり暗く怖いんだろうなぁ・・
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-05 10:52:00)《改行有》
2. レオン(1994)
ゲイリー・オールドマン、好きなんですよ。
でも彼はこのての役ばかりのような・・
といきなり悪役から入りましたが、本当はこの作品の主人公は、
オールドマンでもジャン・レノでもなく、ナタリー・ポートマン!
役回りと中性的なかわいさでは、「ターミネーター2」の、
エドワード・ファーロングといい勝負の子役。
今では立派なレディですが、
このポートマンは少女のような少年のような、
そしてどこか東洋人っぽい雰囲気でいいんですよ。
この作品のファッションも好きですね。
この映画はアクションも楽しめる娯楽作であり、
しかもラストにはファンタジーのようなかわいらしい優しさもある。
見終わったあとちょっと切ない少年漫画を読み終えたみたいに。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 01:51:27)《改行有》
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