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1. ロックアウト(2012)
《ネタバレ》 主役やっても、脇で個性的に頑張っても、どうもパッとしないなと思っていたガイ・ピアースが、僕が観た彼出演作品中最高にカッコいい当たり役をもらったなと思いました。『LOST』ではあまり好きになれないキャラだったマギー・グレイスもなかなかよく、髪を黒く短くした時の雰囲気はちょっとした意外性を感じました。こんな渋くてワルでカッコいいガイ・ピアースを作り出し、リュック・ベッソン印だというのに、ガイのアクションシーンはかなり少なく、それは致命的に「期待はずれ」感を醸します。セリフは楽しめました。ホントにもったいない。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-06 00:26:24)
2. 路上のソリスト
《ネタバレ》 期待していたので、鑑賞してみてガックリでした。記憶に残らない作品で、さっぱり忘れ去ってしまいそうです。・・・が、それでも「あなたの友人になれて光栄です」とか言うラストだけは、きっと忘れないと思います。ハンディキャップを持って路上生活している人間に、なみなみならぬ才能があると気づいたとき、なんとか「力になりたい→助けてあげたい」的な感情が働くのは人間として健全な心のあり方だと僕自身は思うのですが、でもそういう感じを「上から目線」なんて言われれば、それはそれで否定しきれないものはあるし、「じゃぁ、どうすりゃいいのさ!」って思うところを、ズバリ最後の台詞が答えを示してくれたって感じでした。ハンデも路上生活も、本気の本気で健常者との格差を意識せずに「個性」と捉え、対等な人間なのだと確信するなら、残るのは純粋に音楽の才能への敬意となるわけで、そこを伝える言葉がラストのセリフなんだなと感じました。[DVD(吹替)] 4点(2010-09-11 02:23:21)
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