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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  レオン(1994) 《ネタバレ》 随分前に完全版のほうは投稿してますが、こっちはしてなかったんだ。。。 今さらですが・・・ちょっと視点を変えて感想などを。 カサベテスの「グロリア」が元ネタだそうで、そういわれてもピンとこないんですよ。 孤独な大人と家族を殺された近所の子ていうのはわかるけど。 グロリアは完璧な大人だったので、小生意気な男の子に対して「あんたは子どもで、子どもとしての分をわきまえろ」ということを厳しく教えます。 レオンはあのとおり精神年齢は12~13歳で止まってしまっているので、主導権はマチルダが握るんです、そしてマチルダは生き延びレオンは死ぬ。 飲み物はミルク、ミルクというのはあちらでは幼さを表現するアイテムだそうです。 会話の必要はなく、でも世話をすればキチンとそれに応えてくれる植物を愛する。 こう考えるとストイックなのではなく、レオンはそうすることしかできない、できることが極端に少ない人なんじゃないかと。マチルダと関わった途端に仕事中に深手をおって帰ってきたレオンが痛々しかったです。 「お前は子どもだ、子どもは学校へ行け」と最後に一喝したダニー・アイエロにほっとしました、アイエロと悪徳DEAのゲイリー・オールドマンはさすがの貫禄と存在感。 今、いちばん印象に残っているのはオールドマンの悪役っぷりです。 映画7本撮ったら引退というのは伝説になったリュック・ベッソン、もうすぐ公開のスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY/ルーシー」はおもしろいかなぁ 2021/4/15追記 最近何回も放送されていて、何年ぶりになるのか鑑賞しました。もう30年近く前になるのか、それに改めて驚く。 やはり何回観てもレオンとマチルダの関係性が好きになれません、恋愛絡みにする理由がよくわかりません、リュック・ベッソンの趣味が色濃く出てる部分だと思います。完全版はロリコンがあからさまですよね。 「Everyone!!」とゲイリー・オールドマンがキレるとこは錠剤飲むとこと同じく強烈でやっぱりいい、ゾクゾクする。 つい最近知ったんですが、あの「Everyone」のシーンは撮り直しが続いて、イラついてほんとにキレたオールドマンの 「エーーヴリワン!!」だそうで、それがOKになったという。こういうウラ話っていいわね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-15 14:34:46)《改行有》

22.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 ジョディ・フォスターの「フライトプラン」を思い出しました。 本作の方がハチャメチャだけど。でもなんだかよくわからない不思議な説得力がありまして、最後まで観れちゃうんです。やはりそこはリーアム・ニーソンの底力なんだろうなと思われます。 犯人の動機や目的もあんまりよくわからないし、突然機長が毒殺されたんですけれども、どこからどうやって毒が飛んできたのか最後までよくわからず、でも最終的に副パイロットの神業のような着陸がいちばんの見せ場みたいになるとか、その場その場で目立つ人がキチンといて、リーアム・ニーソンの独壇場にはなっていなくて、そこが良いのではないかと感じます。 女性協力者はCA役で出演のレディ・メアリーだけでよかったような気はします、神業副パイロットとデキてたのよね。ジュリアン・ムーアはいてもいなくてもどっちでもよかったような気はしました。でもこの二人の女を最初からなんかありそうに感じる表情とか行動にしてあるのよね。とにかく「国際線1年間無料」に笑った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-19 14:32:48)《改行有》

23.  9人の翻訳家 囚われたベストセラー 《ネタバレ》 「ダ・ヴィンチ・コード」あのシリーズの翻訳が本当に隔離されて行われたということにヒントを得た作品らしい。 地下シェルターに翻訳家たちが集められ、厳重な監視の元にも関わらず原稿が流出する。犯人は9人の翻訳家の中にいる・・・舞台はヨーロッパ。こうくればめちゃくちゃ期待してしまいます。 最初の警察らしい場所での面会シーンも、これでもかってくらい意味ありげな様相でして、どんでん返しがあるのかもと増々期待。 んー、まずですね翻訳家は9人もいるのにその9人があまり有効に使われていないのがいちばん気になりました。 それぞれの人物像が上手くないと思う。ギリシャ人だけはよくわかったけど。 小説家志望の3人子持ちデンマーク人のアレはあんまり意味を感じません。 キャラ設定を省いてもいいくらいのプロットや演出があるわけでもなく、観る前の期待ほどではなかったです。 オープニングクレジットで燃えるシーンはやめた方がいいと思った、早い段階でどこが燃えてたのかわかっちゃう。 あっと驚かされるものが足りないのが不満でした。つまらないとか退屈ではないです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-09 16:38:44)《改行有》

24.  ザ・リトル・ストレンジャー 《ネタバレ》 いつ売却になっても不思議じゃないかつての名家で今は荒れた屋敷にシャーロット・ランプリング、これだけで雰囲気は抜群です。 物静かな医者のファラデーが探偵のごとく、不可解な出来事を解明していくのかと予想して観たんですが、全然違ってたんですねぇこれが。 ん~~屋敷への執着が無意識にああいうかたちになったのか。。。人の業の深さといいますか。 部外者だけど生意気で可愛げのないあの娘、嫌われたんだろうな。でも犬を絡ませるのはやめてほしかったな。 コトの成り行きもいちいち予想外だったり、ラストも悲惨ですし、地味ながらなかなかゾクッとさせられました。 品のいいゴシックホラーという具合です。 エアーズ家の娘キャロライン役の女優さんはTVドラマで何度か見たことある人。 ダウントンのヘクサム侯爵にも再会、本作では医者ですけど。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-08 15:36:16)(良:1票) 《改行有》

25.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 戦争映画はかなり苦手です、話題になった作品も殆ど観てません。 でもこの「ダンケルク」今まで観た数少ない戦争映画とは全く違うものでした、これは敵を殺しまくって、ナントカ作戦で見事に勝利し満身創痍のヒーローがいるという物語ではなく、海岸に追い詰められた30万人の若い兵士たちをとにかく救おうとするのですね。まだ子どもといってもいいくらいの若い兵士ばかりなの。敵を殺して勝ってナンボじゃなく、人を救うことに徹底した戦争映画でした。ここが素晴らしいと思うんですよ。 戦争娯楽作品にしていないの、特筆すべきはここなのよ。 隠れる場所のない海岸の長い長い桟橋に武器も持たずにずらっと並んでいる若い兵士たち、そこへ空から攻撃されるという恐ろしさ、恐怖なんです。やっと船に乗っても攻撃される、重油まみれになり炎に襲われる。いったい何回沈没した船から脱出し大海原に放り出されたのか、怖いです。戦争の無意味さ、不条理がこれでもかと伝わる映画でした。同時期、カレーの部隊は救出されなかったという事実もあるのね。 空から見える海の美しさが一層悲しい。 本作とゲイリー・オールドマンのチャーチルの方と両方観るのもいいかもね。[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-28 14:20:35)(良:1票) 《改行有》

26.  アマンダと僕 《ネタバレ》 まず、街並み風景がとても良いです、夏の陽射しの美しいパリの街です。 どうやら母親は亡くなるらしいくらいの予備知識だったので、あの風景と穏やかな毎日から一転というところはちょっと戸惑いました「ええ~?!こういうことなの??」て感じ 姉を母を突然亡くしたダビッドとアマンダの日常が淡々と描かれていて、凄く惹かれるわけでもないんですけどなぜか最後まで目が離せなくなってしまいました。 アマンダ役の子役が少々ポッチャリしててどこにでもいるような女の子って感じなんです。7歳にしては大人びた顔してるし。 やたら足が長くて小顔で可愛らしくて子どもモデルみたいな子役に慣れていたのもあって、ちょっと意外だったんですが、ラストのセンターコートでの泣き顔や表情を見ていたらこの子で良かったんだなあと。突然の悲劇に子どもなりに必死で堪えてるのがわかって胸が痛む。そしてみんな思いやりがあっていい人たちなんですよね~ グレタ・スカッキは若い頃はセクシー系悪女みたいな雰囲気があったと思うんですが、すっかりふくよかな善人という感じになりましたね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-18 21:45:44)《改行有》

27.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 まあとにかく豪華な俳優たち、しかしみんなおバカキャラ。うれしいじゃないですか! 「読んだら燃やせ」がまたいいですね、タイトルからして笑える。 CIAを皮肉くったような批判してるような映画はたくさんあると思うんですが、こんなバカバカしいブラックコメディに仕上げたコーエン兄弟はやっぱり映画の作り方が上手いしセンスいいなと感心。 衛星で世界中を監視してるCIAという具合のオープニングとラスト、エンディングの曲も可笑しい。 トレーニングおたく、酒に浮気に出会い系に明け暮れる人々、ほんとかどうかわからないけど元神父はいるわ、長年銃を撃ってない元連邦保安官とか、よくこんだけ揃えたなと。 あまりにも低レベルな出来事にワケがわからないJKシモンズ演じるCIA上官と部下のやり取りが最高に可笑しかったです。 なんだかとんでもない機密を扱っているような物言いのマルコヴィッチ演じる分析官なんですが、「放っとけ」と言われちゃうレベルの情報を扱っていた程度だったというのがウケる。 CIAだのロシア大使館だの相手取り、しかし目的は全身整形の費用っていうのがいちばんウケるかな。で、面倒になって払っちゃうとかほんとにふざけてるんですけれど、私はこういうの大好きです。面白かったー[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-12 21:27:58)《改行有》

28.  プライドと偏見 《ネタバレ》 イギリスのこの時代の恋愛ものっていうのは如何にして金持ち男と結婚するかっていうのは外せないんですね。女には相続権がないので、息子がいなければ今住んでいる屋敷や領地は会ったこともないような遠縁の男の物、理不尽ですよねえ。 ところでこの映画版の「高慢と偏見」姉妹の中心はキーラ・ナイトレイにロザムンド・パイクという文句なしの美形です。 近年はTVドラマで渋い女刑事役のブレンダ・ブレッシンですが、愚かしいベネット夫人を少々イラつくあの甘ったるい声で演じているのを見て「秘密と嘘」を思い出したのでした。 う~~ん、たぶん英国ではドラマで演じたコリン・ファースが今もミスター・ダーシーだろうからやりにくかったんじゃないかと、へんなことが気になってしまいました。やっぱりコリン・ファースに比べて地味というか、超イケメンだけど気位の高い不愛想な大金持ちの領主というより小作人といったほうが合うようなルックスなのね。 びしょ濡れのミスター・ダーシーはきっちり押さえてあったのですけどね。 ところでこの映画、英国時代物としてはなぜかロケーションがあまり美しくないのです。ベネット家の内装や食事シーン、ヘアメイクに衣装などなどあまりにもきれいじゃないし、行儀も悪すぎです。ストーリーよりもそういうところが気になってしかたなかったです。 ラストがドナルド・サザーランドのショットで終わるっていうのも以外でしたねぇ、娘が将来路頭に迷うかもという不安が軽くなったお父さんの安堵ってことだろうか・・・ しかしながらこのような、これといった悪人のいない必ずハッピーエンドになる映画というのは安らぎます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-17 14:08:23)《改行有》

29.  パリ3区の遺産相続人 《ネタバレ》 最初は遺産相続をめぐる辛口のコメディかなと思ったんですが、かなり重いものを背負った人たちで深刻な様相が見え始める。 なんか最初の予想とは全く違って少々呆気にとられてしまいました。特にケヴィン・クラインが実はかなりメンタルがボロボロなんですが中盤過ぎるまではあんまり感じないし、どっちかというと嫌なやつなんですがいきなり痛々しい人になっちゃってこっちが戸惑ってしまったという。 でも暗くなりすぎることはなく所々ユーモアも見せながら話は進んでいく。舞台になっているフランスにありがちと思える大人の事情というやつが絡んだドラマ、フランスにはヴィアジェという不動産売買があることも知りました。 キャストがベテラン揃いなので安心して観ていられますね。マギー・スミスはほんとに目が印象的ですねえ。高齢になってもその目力が凄いです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-06 00:09:42)《改行有》

30.  メン・イン・キャット 《ネタバレ》 ”ケヴィン・スペイシーが猫になる”となれば一応観ときましょうということで。 長毛種の猫ちゃんもすごくかわいい、ノルウェージャンフォレストキャットですかね。 クリストファー・ウォーケンが出てることは知らなかった。魔法使い、魔術師みたいな雰囲気で出てきたときにはうれしかったなあ。 相変わらず異星人みたいなんですが、ウォーケンて気を付けてみてみると結構映画の中でダンスしてるんですよね。本作でも軽やかなステップを披露してくれていて、高齢になっていくほどチャーミングになった俳優さんという感じ。 かなりCGが使われていて少々シラケる部分はあるんですけど、この内容なので仕方ないかなぁと思いつつ。 なにって、とにかく気楽に安心して観ていられるのが良いです。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-29 18:47:19)《改行有》

31.  マダムのおかしな晩餐会 《ネタバレ》 誰が出てこようが、それがハーヴェイ・カイテルだろうがロッシ・デ・パルマには通用しないでしょ。初見は「サム・サフィ」でした。例えばサンドラ・バーンハードに互角で張り合えるのは今のところ彼女しか思い浮かばない。 フランスに移住した富豪のアメリカ人一家(実は財政面が危機的状況)のメイド、スペインからの移民マリアです。 邦題からは豪華なフレンチのコースもクローズアップされるのかと思うけど晩餐会は一回しか出てこないし、 料理よりマリアの下ネタジョークなんです、ココがいちばん面白い。 全体の雰囲気はウディ・アレンぽいんですが、やはりフランス映画だからか甘ったるい恋愛、不倫へと進む。 デヴィッドは北アイルランドの資産家の息子で階級制度が当たり前、そして爵位に弱いんだろうな。スティーヴンはそれを知っていて自分の書いている「メイド」という小説のために嘘を言ってデヴィッドをその気にさせる。 トニ・コレット演じるマダムのアンの傲慢さや滑稽さも描いてはいるけど、イマイチそれがうまく生かされてないような気がします。 期待したほどシニカルさも風刺も効いてなくて、マリアの成長モノ自分探しモノ的なラストなのが残念です。悲しげだけど吹っ切れたようなマリアの表情は良いんですけどね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-03-18 00:07:10)《改行有》

32.  パーソナル・ショッパー 《ネタバレ》 あらすじで普通のサスペンスだと思い観始めたらいきなり霊と交信するとか言い出して、苦手なオカルト映画なのかと面食らったんですが、そのうち真逆である携帯で誰かもわからない相手とメッセージのやり取りが始まる。 パーソナルショッパーとして雇われてるキーラとも直接会うことはほとんどない。見ていくうちにモウリーンて実在してる人物なのかどうかよくわからなくなってくる、そんなところに殺人事件が起きてそこでやっとモウリーンは生きてる人だと安心する。 しかしそれも束の間、二度目のホテルで彼は確かにモウリーンがいる階からエレベーターに乗った、 その前のあの現象は誰?ルイス?それとも・・・ モウリーンがララの新しい相手と庭で話している時、部屋の中にグラスを持ったルイス?が現れ、そして風が吹きグラスが落ちて割れる。風が吹く時ソレは現れるのか・・・空き家でもそうだった。 この時初めてモウリーンは帽子を被っている、これは意味があるのかないのか。 オマーンに滞在しているというギャリーもスカイプ?だけで結局、生ギャリーは出てこない、目の下のクマがくっきりで病人みたいなギャリー。オマーンに到着したモウリーンと再会もなく山に着いても彼はいない、そのかわりにまたしてもグラスなんですよ、いったい生きているのは誰なのか・・・パーソナルショッパーという仕事にしてもモウリーンは直接人と交わるということが殆どないんです。 彷徨っているのは自覚のないモウリーン?もうね、最初から最後まで観てる方が想像しないといけなくてなんかすっきり解決、納得できない映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-03-14 16:03:55)《改行有》

33.  ロブスター 《ネタバレ》 大まかなプロットは「籠の中の乙女」と同じだと思う。長女がまた出てる、オリヴィア・コールマンはこの頃から出てるんですね。 なんといますか、前作が認められたってことでパワーアップしてるなと。ヘンタイ自慢してるようにも思えるんですが、 この当時って監督の母国、ギリシャが危機に陥ってたんじゃないか?破産だとかなんとか。で、国民が怒ってた、今も? そういうものが反映しているようにも思えます。が、何回も途中で観るのをやめようかと迷いながら鑑賞しました。 はっきり言いまして、悪趣味過ぎ、悪ノリし過ぎでしょ。これというメッセージ性も感じませんし、気の利いたユーモアも感じません。 どっちにいこうが自由は無いわけで、動物になれば鬱憤晴らしの標的になるという救いのないループ状態。 提示されるルールはどれも極端に偏っていて、秩序の無い混沌とした世界です。 無抵抗な動物を殺すということになんの意味があるのか、「籠の中の乙女」では猫だった。 本作ではオープニングにいきなりですし、おとなしい犬(兄)を長時間いたぶり、なぶり殺しにする。これだけはどーもこーもない、絶対に許せません。弱いものいじめの他に何かあるわけでもなく、今さら映画で見せて何がしたいのかさっぱりわかりません。 「女王陛下のお気に入り」ではかなり大人しくなった印象ですが、なにしろイングランド王室ですから好き勝手ができなかっただけなんじゃないかと思えてきた次第です。この後、この監督はどの道へ行くのか興味はあります。[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-03-14 15:06:28)《改行有》

34.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 観る前からかなり期待してしまう要素が多いんですよ、この映画。 「ザ・英国俳優」といった感じのキャストですし、スパイですし。 結局2回観ることになりました。1回じゃワケがわからないという理由で。 セリフでの説明が無さすぎでして、小道具で語っている部分があるってことが2回目で気付くんです。 観てるこっちもスパイのごとく細部に目を光らせてないといけないんでしょうか? スパイの正体を薄々わかっていたなんて言うんですけど、彼らはどこらへんでそう思ったんでしょう。 その根拠の部分も特に見せ場として描かれているわけじゃないのよ、 どこと言われればサーカスメンバーのファッションかな、キャラにあったスーツや小物使いが粋でした。 難解な映画だけど疲れるってことはないんです。 何度も観て確かめたくなる映画、それに応えてくれる映画であるということが評価できると思います。 「ダウントン・アビー」のレディ・イーディスが受付事務員役なんです、1回目はココがいちばんの発見になってしまいました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-06 18:43:36)《改行有》

35.  間奏曲はパリで 《ネタバレ》 鑑賞後、イザベル・ユペールはいくになったんだとそれがいちばん気になり検索しました。 御年66歳ですと!!!てことは本作撮影時点で還暦ですか、いや~~参りました。 サイコパスな役をやれば冷ややかでゾクッとくるし、本作のようなロマコメでは抜群に可愛らしく愛らしい。 すごい女優さんです。 子どもも完全に手が離れた中高年の夫婦の倦怠期、奥さんのブリジットが冒険しちゃうんですが 実は夫婦の危機は過去にもあったということがわかり、単に退屈で刺激がほしかっただけではなかったことに なぜだかホッとした私。お互い無関心ではないんですよこのご夫婦は。 伏線に使われるのが原因不明の湿疹ていうのが面白いです。中高年になると寝込むほどではない体の不調って 大抵ストレスとかホルモンとか自律神経のせいにされるのよ、ブリジットの場合もそんな感じなんですよね。 危機を乗り越えられるほどの愛があり、許せる余裕があるっていうのがいいですね、 やはりフランスは大人の国であります。 行きずりのデンマーク人役の俳優さんはイーサン・ハントの敵役だった人ですよね? こちらも検索したら既に故人でびっくりしました。初見ではロシアとかの重量挙げ、砲丸投げの選手みたいだなと。 スウェーデンの俳優としてマックス・フォン・シドー、ステラン・スカルスガルドのようにまだまだ活躍してほしかったですね。イザベル・ユペールの可愛らしさがプラスです[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-28 16:09:11)(良:1票) 《改行有》

36.  死への逃避行 《ネタバレ》 うん十年ぶりに再見。アジャーニが美しいです。 探偵も謎の女もどっちも最初から病んでまして、そんなつもりじゃないのでしょうけど コレってコメディ?と感じてしまうんですよ。 習慣のようにいとも簡単に殺人を犯して金品を奪う女より、探偵の行動の方が逸脱してると感じてしまう。 病み具合は探偵の方が上なんじゃないか? リメイク的なハリウッド映画「氷の接吻」(この邦題どうかと思うけど)の方がサスペンスぽいし 二人の男女の苦悩とか闇の部分が伝わりやすいとは思います。 探偵役のミシェル・セローは実際に娘をひとり事故で亡くしてるんですね。 そういう事実を知ると、探偵の行動に対してちょっと見方が変わるかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-28 14:40:41)《改行有》

37.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 う~~ん、つい最近イーサン・ハントを楽しんだので格闘シーンだけとってもパワー、キレ、スピード感の違いが歴然としてまして、その上白のブリーフだもの、せっかく冷酷で不気味な敵だったのに白ブリーフじゃあかんわ。 レノーアの再婚相手の俳優が変わってましたね、今度はレノーアが別れたがってる。彼女の元夫の素性はパリの一件で知ってるんじゃないの?そのブライアンをハメられるって本気で考えてたわけでしょうか??黒幕としては無理がありすぎです。なんといいますか保険金狙いの殺人があの大騒動に結び付きにくいのですよ。 そして相変わらずの困った母娘でしてブライアン父さんはなかなか気が休まりませんね。 フォレスト・ウィテカーの登場は渋いしうれしいけど、なんか意味深な表情でベーグルを食べてて、ブライアン父さんの買ってきた焼き立てベーグルになにかヒントが?なんてちらっと思ったんですが、ラストのウィテカーのあのセリフ・・・最初からってホントにぃ?熱いベーグルを食べただけでぇ??そうは見えなかったんだけどなあ。。。 ラストはサムが無事な姿も見たかったなぁ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-06-02 16:25:50)《改行有》

38.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 順序通りマーガレット・サッチャーの半生を描いているのかと思っていたんですけど、まさか認知症の症状が出始めてからの追想と幻想のシーンで描いているとは意外でした。 サッチャーを否定する人はイギリス国内では今もいるだろうし、讃えるような作品にはできなかったのでしょうか。 会議などでの発言には「おぉ!!」となるものもあって、やっぱり叩き上げの人は違うな、なんて思ったり。 イギリス初の女性首相で葬儀はエリザベス女王も参列という準国葬でしたし、それだけの人物なんですね、伝説の偉人です。 とにかくメイクの技術もさることながらメリル・ストリープが上手いのなんの、彼女の演技を堪能する映画という感じでした。 でもイギリス人女優で誰かいなかったのかしらね、いい女優さんはいっぱいいるのに。 サッチャーの娘役、見覚えのある顔だなあと思ってたら、女王役でオスカー主演女優賞のあの人でした。 アカデミー賞常連のストリープと母娘役で共演して自分も受賞したんですねぇ、何かめぐり合わせみたいなものを感じて、こっちに感動してしまいました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-15 15:02:18)《改行有》

39.  マリー・アントワネットに別れをつげて 《ネタバレ》 ベルサイユ宮殿で撮影されたということで本物の宮殿内を見られたっていうのはいいんですけど、ダイアン・クルーガーでは知的過ぎて「パンが無ければお菓子を食べればいいのに」と表現したアントワネットという人、ポリニャック伯婦人に手玉に取られたアントワネットのイメージとは合わないんですよね。 孤児だったシドニーがどうやってフランス王妃の朗読係になったのかもよくわからない、やたらレア・セドゥのアップが多かったんですが何回見ても飽きなくて彼女の可愛らしい顔を堪能できる映画です。 同じ宮殿内だというのに使用人たちの部屋の粗末な事、当時のベルサイユ宮殿はとても不衛生だったていうのもよくわかりました。 大嫌いなポリニャック伯婦人の身代わりになって逃亡を助けることを崇拝していたアントワネットにほぼ強制され、婦人に変装して馬車からにこやかに手を振るシドニーってなに?見つかってほしかったとしか思えないんだけど。 革命が始まって混乱してるのはわかるんですが、なんだかどこに焦点をあてているのかよくわからなかったです。 ルイ16世は品がよかったです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-05-12 16:47:42)《改行有》

40.  アンナ・カレーニナ(2012) 《ネタバレ》 タイトルだけは知ってました、原作は知りません。 原作は大変な名作であることも知ってましたが映画化されたものを観るのは初めてです。 英国俳優総出演という感じのキャスト、撮影も演出も凝っていて拘りを感じるんですが、如何せん主人公のアンナに共感もなにも湧かずでは面白くないんですよね。 自己中というか情念というか、ひとりでかっかして自滅していったみたいな。もう少し奥ゆかしさみたいなのがあればまだよかったんですけどね。そこんとこはキティをうまく対比させているんですね。 アンナ・カレーニナとは聡明でたくましく生きた19世紀の女性のはなしという勝手なイメージを持ってましたがまったく逆でした、こんな不倫もののメロドラマとはね。ちょっとがっかり。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-07 18:04:26)《改行有》

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