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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
461. TAXi2 中身がしょぼい上に笑えもしないという、どうしようもない作品です。 2点(2003-12-19 23:08:33)《改行有》 462. ファイアーライト 映像や音楽も一体となって、主人公の心理を的確に表現していた前半は素晴らしかったです。後半もそれなりに良かったのですが、代理母としての葛藤や苦悩がほとんどなくなっていて、単なる恋愛ドラマになっていたのが残念でした。 [地上波(吹替)] 6点(2003-12-19 00:57:41)《改行有》 463. スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 何とこのタイトルなのに、スパイ・アクションがまったく登場しない。延々と回想が続く。なんだけど、この作品の構造って、最大の敵は北ベトナムでも東ドイツでもレバノンでもなく、身内の組織そのものでした、というところなんでしょうね。よって、頑張ってロケしたであろう現地のどうのこうのよりも、何気ない会議の一風景とかオフィスのちょっとした発言とかの方が、よほどスリリングなのです。その中で、作戦も極めて限定されているのですが(そしてあっという間に追跡されるのですが)、細い糸をたどるようにして何とかしてしまうところが、何とも心地よいのです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-14 17:55:51) 464. コーリャ 愛のプラハ 本題に入るまで30分もかかっているのがマイナスですが、2人の素朴な交流はいい感じでした。あっけないラストも、展開にふさわしくて良かったです。 [地上波(字幕)] 7点(2003-12-05 01:18:05)《改行有》 465. ジョニー・イングリッシュ 最初から最後までギャグ満載で、笑いっぱなしでした。テンポが良いだけではなくて、間を取るべき部分ではきちんと間を取っているのが素晴らしい。どんなオチが来るかは予測できるところも多いのですが、それでも笑わせられてしまうのも素晴らしい。実はスパイ・アクションとしての様式美も結構しっかりしているのも素晴らしい。「裸の銃を持つ男」を超えるのは、この作品です。[映画館(字幕)] 7点(2003-10-13 01:04:14) 466. クリムゾン・リバー 最初の謎は実に魅力的です(もちろん、死体よりも墓荒らしの方が謎のレベルとしては上です)。しかし、途中からどんどん失速して、ラスト10分で崩れてしまいましたね。同じオチでも、伏線と着地次第でもっと面白くなったと思うのですが。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2003-09-20 23:11:57) 467. ラストタンゴ・イン・パリ 途中から、何を意図した話なのかさっぱり分からなくなりました。2点(2003-08-21 02:37:35) 468. コレリ大尉のマンドリン 話としては面白いはずなのですが、肝心のコレリ大尉がいかなる人物であるかがほとんど掘り下げられていないので(恋愛との関係でも、ドイツとの対決との関係でも)、全体が完全に薄味になってしまっています。キャラクター的にも、むしろマンドラスの方が存在感が優っていて、コレリの方が食われていますね。地震の場面以降も中途半端で、明らかに蛇足です。4点(2003-06-19 00:41:04) 469. オープン・ユア・アイズ 夢と現実が交錯する不思議な雰囲気は悪くないのですが、コンセプト先行の作品にしては焦点が絞られずに尺が長すぎです。[DVD(字幕)] 4点(2003-06-06 00:49:38) 470. レオン(1994) 《ネタバレ》 脚本、台詞、演技、映像、音楽、すべての要素がぴたりと絡み合って完全な世界を創り上げてしまった、奇跡のような名作。冒頭、レオンの全影を一切映さない殺しのシーンだけで脳が痺れる。ドアを開けてレオンの部屋に入るときのポートマンの必殺の名演。父子愛と兄妹愛と男女愛の境界をさまよう2人の関係の特別性の丁寧な描写。スタンフィールドは最初は単なる悪役かと思っていたが、よく見ると、凄まじく「生き急いでいる」という点で、レオンやマチルダとは実は同種であり、表裏の関係でもある。最初の登場のシーンで廊下に座って足をぶらつかせるマチルダは地に足がついていない少女心理の象徴、ラストでは大地にしっかりと腰を下ろしている。レストランの親父が善人なのか悪人なのかもはっきりと明らかにしていないなど、細かいところでも観衆の想像力を大切にする配慮も見事。[DVD(字幕)] 10点(2003-05-25 19:25:20)(良:1票) 471. シンプル・プラン 何といっても、パクストン=ソーントン=フォンダという的確すぎるキャスティングが強烈。普通、こんなにヘタレた主人公は見ていて腹が立つものだが、パクストンの場合はそれがあまりにもはまりすぎてて逆に笑ってしまう。ツイスターでもマイティ・ジョーでもトゥルーライズでも、彼のヘタレ演技はどこかコミカルな味が出ていたものだが、本作に関しては、正面から、真剣に、堂々とヘタレ役を演じきっているのが凄い。彼のキャリアの中でも最高作ではないでしょうか。ソーントンも、馬鹿なようでいて妙なところで頭が回り、考えてないようで考えていてやっぱり考えてないという難易度S級の役柄を完璧に表現している。フォンダの「大人しいふりして実は最も腹黒」の演技はいわずもがな。脚本にも一切の無駄なし、というかむしろ原作より優れているかも。俳優の表情と背景を適切に撮り分けたカメラもいい感じです。[DVD(字幕)] 8点(2003-04-05 15:45:10)(良:1票) 472. 戦場のピアニスト 《ネタバレ》 主人公がごく普通の人間である(ヒーロー的な活躍をまったくしない)からこそ、逆に怒りや哀しみが生々しく伝わってきます。本来の家から廃墟の屋根裏まで、生活環境が累進的に劣悪になっていくのが、そのまま、主人公の荒涼とした心境を象徴しています。そのすべての状況でそれに即した演技表現を存分に行ったエイドリアン・ブロディには拍手を贈りたい。そしてそれと同じくらい印象的だったのがカメラワーク。窓の外で起こっている悲惨な出来事を、ことさら映像的に強調することなく、部屋の中から主人公目線で追い続けるショットには背筋が寒くなります。どうしても気になるのは、仕方のないことかもしれないけど、台詞が英語であること。こういう民族性がからんだ作品では特に。[映画館(字幕)] 7点(2003-03-02 21:29:31) 473. プロヴァンス物語/マルセルの夏 何といっても、舞台の大半を占める雄大な自然の光景の美しさが見事です。その環境に逆らわずに人が過ごすように、ストーリーも、特に意外な展開も逆転もなく普通に淡々と進んでいきます。頭をひねったり悩ませたりする部分が一切ないので、見ているだけで自分も休暇に行ったような気分になれます。のんびりと休みながら映画を見たい人向け。6点(2003-02-26 19:16:12) 474. 息子の部屋 話の骨が弱すぎてほとんど印象に残らなかったのですが、ラストシーンのしっとりとした切なさだけは印象的でした。[映画館(字幕)] 4点(2003-02-02 17:09:41)
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