みんなのシネマレビュー
青観さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1963
性別 男性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789

81.  巴里の屋根の下 最近のガチャガチャしたハリウッド映画に嫌気を感じる今日この頃、何か良い映画ないかなと思い、借りてきたのがこの映画で、噂通り良い映画でした。フランス映画独自の美しい映像とこれまた一度観ただけでいつまでも耳に残りそうな音楽も良い!私にとっては初めてのルネ・クレール監督作品ですが、同じ監督のその他の映画も観たいという気持ちにしてくれました。この映画のタイトルにもなっている巴里の屋根の下のその美しい映像に美しい構図の中で繰り広げられる人間模様も見応え十分です。煙突を映し出すあの時の景色が特に好きです。[DVD(字幕)] 8点(2005-12-08 22:52:45)

82.  美女と野獣(1946) まずは何と言ってもフランス映画の香りがぷんぷん漂ういかにもフランスていう感じの映画です。言葉では片付けられない物凄い神秘的でとにかく何もかもが本当に美しく、これはもうフランス映画ならではのものであると言えよう!そんな美しい映像の中で語られる美女と野獣の切ない物語が心に残ります。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-15 20:43:25)

83.  ジャッカルの日 ドキュメンタリータッチな雰囲気で描かれていて尚、且つ力強く描かれていて面白い!リメイクものは観てないから比べられないが、どう考えてもこっちのが良いに決まってると思える。ラストまで畳み掛ける展開も見応え十分です。殺し屋との行き詰まる攻防も見応え十分!社会派の力作の一つです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-05 22:19:41)(良:1票)

84.  シベールの日曜日 かなり昔、もう10年ぐらい前に教育テレビで放送していたこの作品、私の記憶としては単なるお涙頂戴ものの映画ではなくて、人間の持っている人と人との結びつきについて色々と深く考えさせられた作品であったと思います。この映画の持っている空気、フランス映画らしい優しさ、一度しか観てませんが、いつまでも心に残る作品として忘れらない作品になっています。これで丁度、30人目のレビューてことで、とうとうランキング入りいたしますね。果たして何位にくるか注目![地上波(字幕)] 8点(2005-08-16 21:43:38)

85.  ピアノ・レッスン マイケル・ナイマンの美しく、力強い音楽がいつまでも耳に残る。そして何と言ってもホリー・ハンター演じるエイダという女性象を女性監督ならではの感性で描いた監督の手腕を評価したい。ホリー・ハンターはそんな監督の期待に見事に応えて見せてます。アカデミー賞主演女優賞にふさわしい良い演技してます。そして、もう一人忘れてならないのが、アンナ・パキン!この子の演技は本物でした。[映画館(字幕)] 8点(2005-07-23 20:46:36)

86.  大人は判ってくれない 大人から見た場合の子供と子供から見た場合の大人、そして子供達の主張、色んな問題点を描いているこの作品の最後のシーン、何とも印象的です。そしてまた作品全体を包み込むまるで詩のようなこの映像、雰囲気、いかにもフランス映画の香りがします。色んな意味で考えさせられる内容で、何度も繰り返し観たいと言える作品ではないけど子供も大人も一度は観ておいて損のない映画です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-20 23:04:54)

87.  パリ、テキサス ゆったりとした流れにマッチする音楽、そして物語、どれも観ていて不思議な魅力に最後まで飽きることなく観ることが出来ました。ナスターシャ・キンスキーの表情のひとつがひとつがどれも素晴らしく、一度観たら絶対に忘れることの出来ないほどの強烈な印象を残します。本当に見応え十分のロード・ムービーです。[DVD(字幕)] 8点(2005-07-16 15:52:37)

88.  マドモアゼル 何とも恐い。女の恐さてやつを徹底して見せ付けられているような気持ちにさせられる。ジャンヌ・モローの存在感、凄さ、演技力で見せる映画!ジャンヌ・モローの演技力あればこそ惹き付けるだけの魅力がこの映画にはある。自分で犯した犯罪を全くもって気にしていないような眼の演技、冷たい表情がこの映画の恐さを物語っている。全編に漂うヨーロッパ映画らしい雰囲気を楽しむ映画という感じなのでヨーロッパ映画が好きな私のような人には楽しめるかもしれないけどヨーロッパ映画が嫌いな人、苦手な人には向かない気がする。それにしてもやはりここでのジャンヌ・モローの凄い演技を見てしまうと女優って何だろう?ただ見た目さえ可愛かったり、美しければ良いってもんじゃないんだよ!と言っているようである。それぐらいとにかくジャンヌ・モローが凄い。そして恐い。話そのものはあまりにも暗すぎてもう一度見たいという気持ちにはさせられないけど本物の映画女優の素晴らしさを堪能するだけでも観て損はない映画です。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-10 21:43:35)

89.  ブーベの恋人 《ネタバレ》 あっ、この映画の音楽だったのか!どこかで何度も聴いたことのある曲でした。しかも「鉄道員」「刑事」と同じ作曲家とは、どうりで似ているはずです。それはそうとここでもまたクラウディア・カルディナーレの美しさが凄い。モノクロなのに色が付いてるような錯覚さえも起こさせるほどの美しさです。恋人であるブーベが殺人罪によって長い間、離れる運命へとなっていく中で後から現れた別の男の優しさの前に心を開き、そして、好きになってしまうという女の苦しさを見事に演じているのだが、恋人のことを見捨てることなど出来ないと最後まで付いて行こうとする姿を見るとブーベって奴は本当に良い女を持ったものだと思わずにはいられなくなる。一方でマーラには恋人がいると解っても彼女を許し、それどころか最後は自ら身を引いて去っていくステファーノの方がブーベなんかよりも男らしくてかっこ良い。で、やはりこの映画においてもとにかくクラウディア・カルディナーレの美しさが異常と思えるほど印象に残る。あの笑ってる時と泣いてる時も怒りを露にする時もこの女優の持っている男心を刺激するような表情に今回もまたクラクラしそうなほどである。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-27 20:55:23)

90.  犯罪河岸 《ネタバレ》 前半と後半で作風が一変する中でそれぞれの人間の嫌な部分、妻が犯人だと思って庇う気弱な亭主とそいつが犯人だとばかりに決め付けて取り調べを行なう警察とのやりとりの中に取り調べる側と調べられる側のお互いの立場を描くその画き方が人間が如何に自分が一番であるとばかり言わんかのようである。サスペンス映画なんだけどその中に人間の醜さ、愚かさまでも同時に描くこの監督、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーという人物の人間的観察の鋭さには本当に毎度ながら感心させられる。それにしてもあの刑事の態度を見ているとやはり警察という職業の持っている普通の一般市民とは違う部分が浮かび上がってくる。相変わらずこの監督の描く人間臭い男達と女達の強さと弱さ、そういう所を上手く見せる演出の素晴らしさをここでも感じることが出来る。個人的好みという意味からしたら同じ監督の他の作品に比べての7点ですが、それでも最近の映画ではなかなか味わえない良さがこの映画でも感じられた。この監督さん、外れが1つもないような気がする。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-17 21:45:52)

91.  何がなんでも首ったけ 久しぶりに観るブリジット・バルドー主演映画です。最初から最後までブリジット・バルドーの可愛さにストーリーそのものよりも見入ってしまう。とにかくそのぐらい本当にここでもまた可愛い。そして、エロい。監督が監督だけにそうなるのもある程度は予想できてしまうし、何だかもう滅茶苦茶な感じだけど、その滅茶苦茶さこそこの監督の持ち味かもしれないと納得するようにして見るべきである。可愛いブリジット・バルドー、エロいブリジット・バルドーとどちらも見られる反面、どうせならこの映画に関してはカラーでお願いしたい。それにしてもこの監督の女性の画き方が男からしてみたら羨ましいやら憎いやらで、監督て仕事の特権を感じずにはいられなくなる。最後に音楽の使い方(ジャズ)がルイ・マル監督ぽく感じられるのは私だけでしょうか?監督としての才能ではルイ・マル監督の方が一枚も二枚も上だと思うけどルイ・マル監督ならこうはならないだろうし、そういう意味ではロジェ・ヴァディム監督らしい映画だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-25 22:17:56)

92.  人生万歳! すげえなあ!よくしゃべるし、そのしゃべりにしても半端なく、相手に対しても容赦なしの常にマイペースな年寄りが娘というよりも孫でも良いぐらいの若い女の子を自分のペースへと持っていくその持っていき方がとにかく凄い。ここまで口うるさい爺さんなのに嫌な気持ちにならずに普通に楽しめてしまったのはやはりあの爺さんがウディ・アレンじゃなかったからである。ウディ・アレンはとにかくもう監督と脚本に専念してください。この映画が楽しめたのはとにかくウディ・アレン自身が出てなかったからである。大笑いするほどではなかったけど所々で笑える場面もあったりして、ウディ・アレン作品らしい映画だなあ!と思いました。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-19 20:31:04)(良:1票)

93.  ツーリスト 《ネタバレ》 ん?評判悪いなあ!でも、私はこの映画、確かに荒を探せば幾らでも出てくるけど、それよりもまずは美しいベニスの街並み、タイトルにあるように観光旅行にでも行ったような気分を味わうことは出来たし、それに最近流行りのCGだけらけの映画よりはずっと良い。昔のハリウッド映画のような味わいを感じさせる映画作り、ストーリーよりも雰囲気を味わう映画として観れば楽しめるし、それに二枚目と美女との絡み、絡みと言っても舌を絡めるというようなけして、嫌らしい絡みではなく、まあ、そういうシーンもあることはあるが、そんなことよりもジョニー・デップが犯罪に巻き込まれる。しかも、アンジェリーナ・ジョリーの美女に人違いされ、気に入られ、殺し屋に殺されそうになりながらと、とにかく二枚目と美女の二人が美しいベニスで犯罪に巻き込まれる。それを観て楽しむ。それで良いんじゃないか?美女が犯罪に関わる。絡んでくるというのはやはり観ていて楽しいものがある。ジョニー・デップはやはり二枚目であることが男からしても解るし、かっこ良い。殺し屋に狙われて、パジャマ姿でも何故か絵になる。ところで列車で出会った男を好きになるという癖を持つというアンジェリーナ・ジョリー演じる女、男からしたらそんな女に一度ぐらいは会ってみたいものである。但し、これも相手がジョニー・デップだからであって、そこらにいる普通の男ではこうはならないと思う。勿論、私なんぞ相手にされっこない。でも、その分、犯罪に巻き込まれないで済むというのは助かる。そう考えると二枚目は辛いなあ!いやあ、二枚目でなくて私は良かった。良かったと何だかそんな気持ちにさせられる映画でもあるという意味でも以外と楽しむことも出来た。この映画は二枚目じゃない私のような男にとっては救いの映画であると勝手に解釈しつつ、この映画についての感想を終えたいと思います。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-08 22:03:20)(笑:1票) (良:1票)

94.  リュミエールと仲間たち これは私のように古い映画きり見ている者には懐かしい名前の監督が出てきたり、また私のように田舎者にはなかなか映画館では見れないミニシアター系の監督の素顔、えっ?この監督さんってこんな人だったんだ。というような今まで知らなかったこと、新たな発見、色んなものが見えてきて面白く見られる。ただそれでも不満もある。出来ることならもっと絞って一人一人の人生を見ていたい。そんな気がして、そういう意味での不満を感じつつも映画監督とは何か?映画とは何なのか?というようなものを見せてくれるドキュメンタリー映画である。こういうフィルム映像が見れたというだけでも本当に貴重である。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-04 21:54:45)(良:1票)

95.  アラン・ドロンのゾロ アラン・ドロンの黒マスクにマント、そして、悪人顔の似合うアラン・ドロンが正義のヒーローゾロを難なく演じて見せている。アラン・ドロンと言えば二枚目の正義的なイメージを持たれている人のがもしかしたら多いかもしれないけど、私は違う。アラン・ドロンと言えば絶対に悪役のが似合うし、どこか冷たい。冷酷な眼差しを感じさせ、それがアラン・ドロンの最大の魅力であるように思うのたが、ここでのアラン・ドロンは全くそれとは違うのであるが、これがまたなかなかである。悪と正義のどちらを演じても絵になるスターである。それがアラン・ドロンである。映画の内容は単純明快、誰が見ても解る。この単純さこそがこの映画の魅力である。若干、長さを感じさせるのと私もヒロインの女性がいま一つだと感じてしまうものの、それでも下手な映画、例えるなら何を言いたいのか?解る奴だけ解れば良いみたいな難しさが全くないので誰が見ても普通に楽しめるはずです。何だかこの映画のアラン・ドロンのゾロを見たら他のゾロものはあまり見たいて気がしなくなった。それだけアラン・ドロンがとにかくかっこ良い。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-08-22 22:53:53)(良:1票)

96.  ユリシーズの瞳 《ネタバレ》 この監督の映画を観るのはこれが三本目である。相変わらずワンシーン、ワンシーンの力強い映像美、美しい映像美には毎度ながら感心させられる。息を呑むほどの冒頭の船のシーンの美しさ、他にもダンスの場面での力強い映像、そして、この監督の作品に共通する「霧」の場面での暗殺シーンにおける凄さ、ストーリーそのものよりも完全に映像の力強さで見せる監督であるような、とにかくどの映像もこれぞ詩人とでも言うべきか、映像の持つ凄さを覚えずにはいられなくなる。3時間近くある話で、やや長さというものを感じてしまうぐらいストーリー的には特に面白味のある内容でもないし、それでも映像の持つ凄さだけで見せてしまう所はこの監督さんは凄いと言わざるをえないし、個人的には「霧の中の風景」がこの監督の作品の中では今の所、観た中では最も好きな映画であるが、ワンシーン、ワンシーンにおける力強さではこちらの方が上かもしれない。正直、何度も繰り返し観たい映画でもないが、とにかく映像の美しさ、テオ・アンゲロプロス監督お得意の長回しによる映像の力を見せ付けられた思いである。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-04 12:58:34)

97.  Mr.レディMr.マダム なんて言えば良いのか?ゲイの世界、オカマたちの妙な感じが不思議と楽しめたのには我ながら驚きである。驚きと言えば、あの口調といい、声の感じといい、そして、何よりも顔付きといい、まるで三輪明宏みたいな男女みたいなのがこんなにも似ているのがびっくりである。ところであのお皿に一体、何の絵が書かれていたのか?気になった。それを見せずに想像してね。とでも言っているようで、ある意味、想像することの楽しさがあって、そういう意味でも不思議と楽しめたし、オカマだろうが、ゲイだろうが、同じ人間であるというような作品全体にもどことなく温かさが感じられて好感が持てる作品になっている。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-18 20:48:30)

98.  ディーバ 《ネタバレ》 青、青、青、まずは何と言っても青が印象に残る。壁の青や、部屋の中に眼を向ければ、そこにも青いものが見え隠れする。部屋の外から中へと立ち込む光の色、反射、出演者の中にも青を着ている者もいるし、何から何まで青、青、青です。その次は赤、この映画はまず何よりも色に対する拘りのようなものが凄く感じられる。まるで一種のアートのようである。確かに話としては特別に凄い面白さは感じられない。しかし、見ている間はそう思っても見終わった後には何か解らない不思議な魅力、ミステリー調な中にあるフランス映画的な香り、パリの空に殺しが絡んでくるその雰囲気、上手く言えないけど、私はこの映画はストーリーよりも雰囲気を楽しむ映画ではないかと思う。主人公の女性への憧れ、黒人のオペラ歌手への想いの強さ故にやってはいけないことをしてしまう気持ちも描かれているし、ラストのステージでのオペラ歌手の誰もいない所での歌声、カセットに収められた自分の歌声を聞く彼女を見ている少年、ここでもまた青が印象に残る。映し出されるテレビのモニター画面の色までもが青かったり、ステージの色の青だったり、この監督さんの色に対する拘りを見ているようです。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-09 21:15:26)

99.  モン・パリ 《ネタバレ》 男が妊娠してしまったことで本人だけでなく、愛する彼女(後の奥さん)に子供やその他街中大騒ぎになってしまう。ところがよく調べてもらったら誤診だった。まあ、いくらでも作れそうなお話だけど、その中に単なる見世物や商売みたいなものが感じられない所にこの映画の良さ、優しさが見られる。あれだけ大勢の人を巻き込み、街には大きく宣伝のチラシやらポスターやらと貼られ、テレビ出演することにもなって、人類初の男の妊娠による大ニュースを大きく取り上げられたりと、とにかく色んな人にあれは間違いでしたと、普通なら腹の一つも立てるのに、それどころか優しく見守るフランス人の心の温かさ、自分の夫となる男が妊娠し、自分は妊娠できないで苦しむカトリーヌ・ドヌーブの視線の温かさ、可愛さと同じくマルチェロ・マストロヤンニの可愛さも忘れるわけにはいかない。本当なら笑いものにされてもおかしくないのに、まるで初めての男の妊娠という出来事を楽しんでいるように演じている。ラストにカトリーヌ・ドヌーブが言う台詞「わたし、妊娠したみたい」この台詞を最後に持ってきて、見せてくれているところがフランス映画らしい優しさが感じられる。ただ残念なのはマルチェロ・マストロヤンニが見た夢、腹から鳥だの魚だのが出てくる所はいくら何でもブラック過ぎて笑えない。そういう不満もあるので7点よりも高い点数は付けられないが、男も女も平等であるという監督の伝えたいメッセージが伝わってくる映画でもあり、またやはりここでも映像の美しさ音楽の美しさはこの監督の映画全てに共通していて、やはり映画は映像が大切、美しい映像は見ていてもけして、嫌な気持ちにはならない。そういうことをきちんと解っている映画だとも思いました。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-10 12:09:02)

100.  幸せはシャンソニア劇場から 《ネタバレ》 始まりからして、ルネ・クレール監督の「巴里の屋根の下」や「巴里祭」を思わせるような映像美とジャン・ルノワール監督の「フレンチ・カンカン」をも感じさせるような舞台の裏側を映し出すシーンにこれは凄い傑作になるぞという予感!見るからにどこを見ても昔の映画の雰囲気そのまんまである。これはフランス映画独自の癖が苦手な人にも楽しめる映画になっているし、むしろ、フランス映画が苦手な人にこそ向いているような感じのする雰囲気、ストーリーにしてもアメリカ映画のような感じがどことなく漂う。シャンソニア劇場に訪れる客の凄まじいほどのブーイングの中でのコントする物真似王子の空しさ、全くもって客に受けず、ブーイングばかりされてる状況を何とかしようとする一人の若き娘、その娘の歌声に観客は拍手する。そして、そんな彼女の力によって駄目になりかけていた劇団を昔のように活気づかせようとする人達、そういう色んな人達のドラマです。終盤のあの展開、何故?あそこで殺人事件まで起きるよに持っていくのか?というところでそれまでは凄く良かったのが勿体無く思えてならない。それにしてもこの映画、フランス映画ぽい映像、雰囲気を感じさせるものの、やはりアメリカ映画的な感じが強く感じられる。癖の抜けたフランス映画という意味ではフランス映画が苦手な人にも楽しめる作品になっているし、魅力的な登場人物、歌の素晴らしさなども観たり、聴くことも出来たし、そういう意味でも一応、合格と言って良いので7点ぐらい点数付けても良い。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-22 11:44:55)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS