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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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101.  マニアック(2012) 《ネタバレ》  うおお、つまんねー。頭がおかしい人の奇行凶行を延々と見せつけられるだけ。なにしろ頭がおかしくなっているから、犯行も無計画で行き当たりばったり。殺して、髪の毛むしりとって、マネキンにかぶせて、悦に入る。なぜそのような心理状態になったのか。  クールに無機質に犯行をするようなタイプなら説明は要らない。でもこの主人公のように、何かがトラウマになって、感情の起伏が激しいタイプなら、その背景の説明は必須でしょう。  母の幻や過去の思い出がちょこちょこ挿入されはしますが・・・足りない。決定的な何かが足りない。主人公が精神分裂ともとれる症状や強烈な片頭痛に悩まされるほどの説得力が足りないのです。  更には、一人称視点にも関わらず、そんな主人公に同情も共感もできない、何一つ感情移入できないままなのも辛い。辛いというか、退屈になっちゃう。ショッキングな映像を使っているにも関わらず退屈。  この映画で良かったのはアンナと過ごすひとときかな。いっそラブストーリーを主軸にしてもらって、2人の仲を親密にしてもらい、そのうえで「フランクが殺人鬼」と察してしまう流れにすれば、悲劇として盛り上がるのに。これだけの題材を扱いながら、まったく心を揺さぶられないのはある意味すごいよ。  つまりは、この映画そのものが、ものすごくマニアックな世界でした。ちゃんちゃん。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-10-04 01:57:47)(良:1票) 《改行有》

102.  神様メール 《ネタバレ》  何だか自分が期待していたものとは全く違うものを見せられた気分です。  導入部分はとても良かったと思います。  神様のイメージを最低最悪の下衆野郎にしちゃうっていうのは斬新。  横暴だったり、冷酷だったり、そーゆー神様は結構描かれがちですが、ただただ低俗っていうのはあんまりなかったんじゃないでしょうか。  人類の寿命をメールで一斉送信しちゃうっていうアイデアも大変面白い。  ただ良かったのはその2点くらいでしょうか。  まず主人公エア、この神様の娘がいったい何をしたかったのかがよくわかりませんでした。なぜ人類のためを思うなら『寿命をメール送信』になるのか。また、なぜ使徒を6人集める必要があるのか。その理由がよく理解できませんでした。  動機が不明瞭だとなかなか物語に感情移入できないんですよねー。  そしてこの使徒探しというのが決定的につまらない。1人1人の背景を見せられても全くと言っていいほど興味が湧かない。とゆーか魅力的な人物が全然出てこない。  結局見ていて面白かったのは、寿命があと62年だからとやたら高いところから飛び降りる青年。少女がときどき見せてくれる小さな奇跡。人間界でひどい目にあう神様。そしてこの神が作った『不快の法則』。お気に入りは『バスタブに浸かったとたん電話が鳴る法則』と『隣のレジのほうが早く進む法則』。こーゆーのって万国共通なんですね。[DVD(字幕)] 4点(2021-11-15 02:38:35)(良:1票) 《改行有》

103.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》  まず画面暗すぎ。アップ多すぎ。そのうえで揺れすぎ。何が起こっているのか全然わからないくらい画面が見づらい。これを臨場感だ、リアルだと言われても困ります。最低限何か起こっているのか可視化された環境下で、臨場感やリアルを追及してほしいと思います。  ミラーとパウンドストーンと女性記者とCIAのデブと足の悪い男以外は誰が誰だか見わけがつきません。  そして決定的にストーリーがつまらない。なぜならこれは戦争映画のように見せかけたミステリーサスペンスだからです。ただでさえ『画が見づらい』という大きなハンデを背負っているわけですから、ミステリーの部分でわくわくさせてくれなければとても楽しめないのです。で、そのミステリーの部分というのが、『大量破壊兵器なんて実は無かった。』知っている。知っているんです。多分みんな知っているんです。ミステリーがそもそもミステリーになっていません。サプライズになっていないんです。  じゃああとはサスペンスで挽回するしかないんですが、戦場が舞台なのに緊迫感が薄い。  つまりこの映画にはメッセージ性しかありません。反戦のメッセージ。そしてそれを伝えるために映画という媒体を利用しただけ。この作品には映画としてのウリがありません。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-09-26 05:18:57)《改行有》

104.  グッバイ、サマー 《ネタバレ》  雰囲気は凄く好き。  ただ序盤がたまらなく退屈で、終盤はカタルシスのかけらもない展開が自分の好みと合わない。  テオは最終的に中学校をやめさせられて強制的に軍隊へ。それに対し何もできないダニエル。  2人の旅は最高で、『俺達はどこでも行けるし、何でもできる』という希望と可能性に満ち溢れていたのに、終盤でしょせん中学生だという無力な現実をつきつける。ちょっと、いや大分気に入らないです。  中学生という多感な時期。それは日本でも外国でも同じだというのがわかって親近感。でもやたら生々しい性生活のトークがこの映画に必要だったのかは疑問。  なんとなくくすぶり続けていた2人が、何らかの形で親や社会からちょっとだけ認めてもらえるようなプチサクセスを期待してしまっていただけに、何とも味気ない終わり方にただただ脱力。  独力で独創的な車を創りあげてしまったテオ。雑誌に掲載されるほど絵の才能があるダニエル。2人の才能をしっかり劇中で紹介しておきながら花開かせない、ちょっと私の肌にはあいませんでした。[DVD(字幕)] 4点(2021-07-15 03:27:31)《改行有》

105.  天才スピヴェット 《ネタバレ》  田舎の隠れた天才少年。その才能に気付いた大人たちの協力を得て、世の中にその存在が明らかになってゆく。そんなありふれたサクセスストーリーを期待すると、がっかりしちゃうような映画。  この映画って、T・Sの天才っぷりは、味付けのひとつにすぎないようです。  この映画にとって大事なのは、T・Sとその家族の在り方。典型的な家族愛ムービーだと思います。  『自分は家族にとって不必要なのでは』達観しているT・Sは、何となくそんな空気を感じています。そしてそれは、双子の弟の死をもって、より深くT・Sの心に影を落とします。  父親に水路の模型を見せて説明するT・S。自分のレポートが掲載された雑誌を先生に見せるT・S。だけど誰も認めてくれない。 『ここにいたら僕はぐるぐるまわるコウモリと同じになってしまう。』意を決したT・Sは、ベアード賞を受賞するため、単身スミソニアン協会へと赴くのでした。  ですがベアード賞が欲しいわけではありません。ベアード賞の授賞式に出ることで、自分のことも他の兄弟と同じように愛して欲しい。ただそれだけなんです。いや、もっと言うなら少しでもいいから気にかけてほしかっただけなのかも。  家を出て行く自分を見つけたはずの父の車が通り過ぎていく。家に電話をかけると皆が心配してくれることを妄想する。妄想の中の家族の言葉は、T・Sの願望があふれています。どちらも大事なシーンです。  そして遂に母から、『まだいる?帰りたい?』と尋ねられ、『帰ろう』と答えます。ついに成就するT・Sの願い。  賞が欲しかったんじゃない。世界に認めて欲しかったんじゃない。ただ家族に愛されたかっただけ。そして弟が死んだことを、『あなたのせいじゃないよ。』と家族に言ってほしかっただけ。  私は賞を取って世界から絶賛されるようなサクセスストーリーを見たかっただけ。需要と供給が一致しなかっただけ。  最後に父親も迎えに来てくれたのは嬉しかったですけどね。そのときの父のセリフは面白い。  喧嘩をすると外で食事を取る父。でもちゃっかり赤ちゃんを授かっているラストシーンに、この家族の愛を感じます。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-20 00:12:08)《改行有》

106.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》  正直言ってなかなか退屈な映画。いつか面白くなるだろう、いつか面白くなるだろうと思っていたのに、ちっとも面白くならない。  大人たちのヒューゴに対する扱いが冷たくて、見ていて不愉快。子供からノートを取り上げて、『これをどうしようがわしの勝手だ。』で、後日灰を渡すなんて、ドン引きです。結局燃やしてはいなかったみたいですが、それもイザベルのフォローがあってわかったこと。こんな大人気ないパパ・ジョルジュが、なぜかこの物語の中心人物かつ悲劇の主人公みたいな扱い方をされてついていけません。  そう、この映画って主人公が2人いる。ヒューゴとジョルジュ。  てっきりヒューゴが天才的な才能を持っていて、その発明でみんなを幸せにし、自らも幸せになっていく、そんなストーリーを勝手に想像しちゃった自分も悪いのかもしれませんが、そんな感じのジャケ!タイトル!中身は全然別モノ!  一応サクセスストーリーではありますが、爽快感、カタルシス共に弱い。  かといって、コメディ的面白さはない。感動もない。美しい映像はありますが、心躍るようなアニメーションはない。ハラハラするシーンがあるにはあるが、そのほとんどが公安との追いかけっこ。  映画は娯楽。『楽しませてくれなきゃ。』と思っている私にとって、なんとも相性の悪い作品です。  ただ、ジョルジュ・メリエスの作品をいくつか見られたことだけは収穫でした。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-21 03:22:49)(良:3票) 《改行有》

107.  ムッシュ・カステラの恋 《ネタバレ》  淡々としていても、面白い作品って結構あります。静かなんだけど、スローペースなんだけど、なんかひきこまれちゃう作品、っていうのがあります。それは登場人物が魅力的だったり、ストーリーが面白かったり、理由はさまざまです。ですが今作は残念ながら、私にとっては『ただ淡々としているだけの作品』でした。  出てくる人たちも、悪い人はいませんが、かといって魅力を感じるほどの人もいないんですよ。『良い人たち』っていうよりかは、『思ったよりも良い人たち』ってイメージなんです。つまり、第一印象がマイナスで、相対的に後半よく見えてきちゃうみたいな、そんな感じなんです。ドラマ全体がそんな感じなんです。  それに、カステラさん、純愛ふうですが、妻子もちやんけ。不倫やんけ。最後のほう奥さん泣いているのに、自分は女優となんか良い感じに見つめあって終わりって、奥さんが可愛そうですよ。僕は騙されませんよ。あなたは良い人なんかではありません。誠実な人はそもそも不倫なんかせんわい。[DVD(字幕)] 4点(2015-04-22 02:32:35)《改行有》

108.  奇人たちの晩餐会 《ネタバレ》  う~ん、ひねくれ者なので、逆説的なオチまで考えてしまいました。  ピニョンが奥さんを追い返しちゃったり、電話で余計な事言ったりするのには、確かにイライラします。かと言って、じゃあブロシャンが頭が良いのかって言うと全然そんなことないんですよね。人の事馬鹿にできるレベルじゃないんです。どっちもどっちです。頭の悪い人たちの要領を得ない茶番劇です。  ただ中盤から登場するジュストでやや救われます。救われるって言うか、面白くなります。ジュストは私達観客に近い第三者的目線です。ピニョンとブロシャン二人の状況を笑い飛ばしてくれます。だからちょっとだけ胸のつかえがとれます。  この作品が自分に合わないのは、きっと舞台劇が個人的に好みじゃないからですね。私は映画を観たいのだから、映像とストーリーと空間には、広がりと奥行きが欲しいのです。そうでないならもっと面白いストーリーにしてほしいです。もしくは、『この空間でなければならない』という必然性が欲しいところです。  ピニョンは確かに天然なところがありますが、ブロシャンの行為・言動は愚かです。愚かな人間が人を馬鹿にして蔑むシーンを何度も見て、心から笑えるはずがないですよ。  おフランスの高級な味わいは、庶民の自分には合わないみたいです。  ・・・ってゆーか晩餐会には行かんのかい!  ずっと、『いつ行くんだろう』って観てたら、終わっちゃったよ![DVD(字幕)] 4点(2014-07-10 12:07:11)(良:2票) 《改行有》

109.  預言者 《ネタバレ》  成り上がり系の映画は嫌いではないのですが、これはいまいち乗れなかったです。  勢力関係も人物相関図も複雑。状況説明、人物描写、背景描写は必要最低限。鑑賞者側に知識、知性、理解力を強く求める内容だと思います。はっきり言って不親切。ずっと頭フル回転で、ついていくのでやっとです。  マリクという人間は嫌いではありません。  入所してすぐ、靴を奪われます。ですがすぐ正面から取り返しに行き、返り討ちにあいます。  彼はきっちり反骨精神のある人間。それでいて、ここは正攻法が通じない場所。そういったことを印象付けるエピソード。  おそらくマリクは、そんなたいした罪で服役しているわけではないのでしょう。  そんな彼が、人を殺さざるを得ない状況に追い込まれてしまい、実行します。終盤では自分のために、立派な暗殺者になってしまいます。これはとてもハッピーエンドとは言えないし、サクセスストーリーとも言えないでしょう。  友人やその家族を大事にする。そういった、弱者への思いやりや優しさを失っていないことがせめてもの救いでしょうか。  逆に言えば、そういった生来善良な人間が、立派な犯罪者に生まれ変わってしまうストーリーなわけです。  マリクが立派な裏社会の人間として出所していく様子に、複雑な気分にさせられました。  内容が内容なだけに、成り上がっていってますよ、ってのがわかりづらい演出、構成になっています。ですのでカタルシスを感じることはありません。2時間30分もかけて、疲労感だけが残る作品。  最初に殺した人間の幻が予言を行うという設定が邪魔でしかなかった。最初は罪の意識から見える幻覚だと思っていたのですが、犯罪を助長するような予言をするあたりそうだとも言い切れず。  これはエンターテイメント作品ではありません。私とは相性が悪い作品です。見る人を選ぶでしょう。[DVD(吹替)] 3点(2020-06-02 12:47:16)《改行有》

110.  バイオハザードIII 《ネタバレ》  こんなのバイオハザードじゃない。  こんなのクレア・レッドフィールドじゃない。  アルバート・ウェスカーにいたっては論外。  『感染は止まりませんでした。瞬く間に全米へ、そして全世界へ広がりました。』  いやいやいや。広がっちゃだめじゃん。バイオハザードシリーズっていうのは、限定的な空間、水面下での陰謀・パニック・生還ってのが面白いのに。挙句の果てに、『川も湖もなくなりました。』ってどんな理屈。数年で砂漠化するってどーゆーこと?  仮にT-ウィルスが原因だとしても、植物がめっちゃ成長してジャングルになるなら百歩譲ってわかります。だってそーゆーウィルスだもん。だからバイオハザードのイメージっていうのは、擬音で表すと『じめじめ』だと思うんですよね。『水っぽさ』『カビ臭さ』。そーゆー得体の知れない生命力の脅威。それがこのシリーズ特有の『恐怖感』。なに、この『サラサラ』感。そんな乾いた世界じゃないんですよ。マッドマックスじゃないんだから。北斗の拳じゃないんだから。バイオハザードはバイオハザードの世界観を大切にしてください。  『1』や『2』はバイオハザードへの愛を感じます。ですが『3』はバイオハザードのネームバリューを金儲けのために利用したようにしか見えないのが凄く悲しいです。アンブレラ社とやってることが同じです。全世界のバイオハザードファンはこの作品を見たときどう思ったのでしょう。この作品自体が何かのウィルスに冒されているのではないかと疑ったのではないだろうか。  映画としてもつまらないですよね。『ゲーム』でも、『1』『2』でも、皆それぞれの『目的』『使命』のために動いています。この作品にはそれがない。しかもすでに『ゾンビありき』の世界になっています。パニックものとしての醍醐味は失われます。このストーリー、設定だと『バイオ』ではなく、『死霊のえじき』のほうが近いです。とは言え、『閉鎖性』『脱出のカタルシス』において、やはりあの映画よりも数段劣るのです。  憤り、落胆、失望、様々な思いを胸に、結局『4』を借りに行く僕。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-06-21 15:23:45)《改行有》

111.  バベル 失われた地図と魔法の水晶 《ネタバレ》  B級かと思ったら、まさかのC級くらいの出来です。ストーリー及び脚本にまるでついていけません。つまらない上にお粗末の一言。ストーリーがあまりに杜撰なので、出演者の演技まで、まるで学芸会を見ているかのような気分になってきます。  それぞれの登場人物の性格、目的、行動規範に一貫性がないのも問題です。言っていることとやっていることが支離滅裂すぎます。アリス先生が、そもそも何の目的で石探しに参加していたのかがわかりません。少年とアリス先生を殺すという極端な結論にはまったく必然性がありません。アリス先生を追っかけていた大男も、殺そうとしたり助けようとしたり、キャラがブレブレです。極めつけはラストのなんとかってやつが、実は4人いる、バベル人のトップの最後の一人だったっていうとんでもないオチ。  一番最後の締めくくりだけ、まるでさも良い映画だったと言わんばかりのきれいな終わり方で、逆にちょっと腹立ってきます。とてもオススメできるような作品ではありませんでした。  登録するんじゃなかったな。  時間を無駄にしました。[DVD(字幕)] 3点(2014-06-16 13:57:34)《改行有》

112.  裸足のトンカ 《ネタバレ》  スポーツメインなのか、恋愛メインなのか、軸がぶれすぎです。必ずしもどちらかをメインにしなければならないということではありませんが、今作の場合は、主人公にしろ、トンカにしろ、それぞれの行動規範というものがもともと見えづらいので、せめてメインテーマははっきりしてくれないとさっぱり共感できません。それ以前に物語に気持ちが入っていかないんです。  恋愛パートによってやたらとわき道にそれるのもマイナス。スポーツもの特有のテンポの良さ、リズム、爽快感といったものがすべて犠牲になっています。もちろんそこから生まれるはずの感動だってありません。『感動させようという意思が伝わってくる演出』は随所に見られますが、感動できるかいって感じです。  トンカがトレーニングを本格的に始めてからは、いよいよか、と気分が乗ってきたのですが、今度は唐突に訪れる決勝戦。そこに至るまでのプロセスがよくわかりません。それなのに『新星トンカ選手、優勝です!』って熱く実況されても、見ているほうはどうしたら良いのかわからないです。  そんでトンカの結末は唖然とします。ここまで頑張って見たのに、何ですかこの結末は。しかも、何しれっときれいな話で終わらそうとしているんですか。  作成者側の自己満足感漂う作品で、ひさしぶりに鑑賞者が置いてけぼりになっちゃう作品でした。途中でトンカを車に乗せた謎の女性も謎のまま。もうこの映画はわけがわからないことだらけです。フランス語特有の抑揚のない話し方とその雰囲気は大好きなんですが、この作品にいたっては、それも裏目っちゃっている気がします。[DVD(字幕)] 3点(2014-05-30 12:21:13)《改行有》

113.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》  もう絶対無理なタイプの映画でした。ってゆーか、マックス、早く仕事しに日本に行ってください。大口の契約なんでしょ。いきなりダメ人間っぷりを見せつけないでください。仕事にプライドもって頑張る人物であればもっと感情移入できたのに・・・。  そしてアリス。本当にあなたは最低です。映画が面白くなるのであれば何しても良いわけではありません。アリスのことを心から信頼し、大切に思う人達の心を騙し、裏切り、踏みにじり、自己愛に溺れるあなたに全くついていくことができません。あなたのせいでリザは死んでしまったのですよ。  そしてマックスの友人君。自己顕示欲が強い一方で、実は結構情けないタイプのそこのあなた。あなたの存在はこの映画の中で、リザと並んで僕をほっとさせる貴重な人物でした。だから・・・まじドンマイ!  とゆーことで、ミステリー調なストーリーはとても好きです。(中盤くらいでアリスの正体がわかっちゃっうのは残念ですが)断片的なシーンや伏線を少しずつつなぎ合わせ、少しずつネタバレしていく演出なんか最高です。だけど僕はこの映画が大キライです。[DVD(字幕)] 3点(2014-04-10 05:08:46)(良:1票) 《改行有》

114.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》  誰しも、特に劣等感に苛む男の子であれば、いわゆる「厨二病」みたいに憧れの自分や憧れの世界をイメージしては楽しむ期間が来るのでしょうか。  現実世界におけるトマ自身の人生と、メタファーとも言える「トト・ザ・ヒーロー」の空想部分とは、まるで逆のストーリーが進行し続けます。当たり前ですけど・・・  現実世界では、幼少期にみんなからばかにされ、愛する父を失い、自分のせいで溺愛していた姉を失い、青年期には愛する姉似のエヴリーヌと自らの意志で別れます。そしてそのほとんどに、アルフレッドが関わってくるわけです。  彼の精神状態は、「トト・ザ・ヒーロー」というもう一人の自分を空想の世界に創り上げることでバランスを保とうとします。普通は早い時期にこの精神状態から脱却するものですが、姉が死んでしまって、姉の成長があそこで止まってしまったことと、彼の恋愛に必ず一歩先をゆくアルフレッドが登場することで、彼はこの世界から全然脱却できません。  この映画の唯一の救いは、終盤、彼が真実を知り、現実の世界を生まれて初めて肯定するところにあるのでしょう。  アルフレッドの身代わりになって撃たれる瞬間と、「トト・ザ・ヒーロー」が撃たれる瞬間、今まで全く違う人生を歩んでいた二人の姿が完全に重なります。そう、この一瞬でずっと憧れていたもう一人の自分に、「トト・ザ・ヒーロー」になることができたのです。  なんかこうして書きながら整理していると、すごく良い映画のような気がしてきた・・・  ですが見ていたときは本当に面白くなかったのです。  いや、もうやばいくらいに。  ですので、勇気を出して、正直な気持ちを打ち明けます。  3点です。  周りを気にする「たきたて」は10点の評価をつけていますが、「タキタテ・ザ・ヒーロー」が3点の評価を出しています。[DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 15:38:42)(良:3票) 《改行有》

115.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》  1話目。ウィノナ・ライダー扮するタクシー運転手は若いながらも自分の考え方、価値観、プランがしっかりしていて、共感できるものがあります。なによりかっこいい。最も万人向けなのは1話目かもです。  2話目。まぁ、うるさいです。ニューヨークのあのアングルでの町並みは素敵ですが・・・。ストーリーはあってないようなもの。もっともドラマ性の低い話。(まぁぼくの理解力が低いだけで、もしかすると深遠なるストーリーが隠されているのかもしれませんが)  3話目。ベアトリス・ダルです!「ベティブルー」にひきつづき、すさまじい「目」の演技。あれどうやってんでしょ。ただ肝心のストーリーは平淡の一言。ドライバーもイマイチだし。ただメッセージ性が強いのはこの話かと思います。  4話目。「そこに羊があらわれた。」「彼女の名はローラ」あはははははははははははははは、お腹いたい。この瞬間だけ爆笑。終わり方は非日常的で、他の話に比べるとやや異色です。かなり苦手ですね。  5話目。不幸比べも苦手です。  ★☆★総評★☆★  映画としては非常に良いものかもしれませんが、かなり退屈でした。  平淡な映画も、映画の世界に入りこめると面白いんですけどね。[DVD(字幕)] 3点(2012-05-26 04:24:35)《改行有》

116.  なまいきシャルロット 《ネタバレ》  リアリズムのあるフランス映画の雰囲気が好きなんですが、これはちょっと好きになれませんでした。なまいきというより、屈折していますね。他の登場人物もシャルロットに負けず劣らず、わがままで自分のことしか考えていない人が多く、言葉遣いも好きになれないです。ゆいいつクロチルド・ボードン演じるクララ・ボーマン(ピアノ弾きの少女)とそのマネージャーのサムは好きなキャラクターでしたが、結局シャルロットとの約束なんて覚えていなかったのかと思うと、腹立たしいですね。いや、もちろんあのラストでは真相はわからないわけですが・・・ 映画中によくかかる歌だけは好きです。良い歌です。[DVD(字幕)] 3点(2011-12-18 11:18:32)《改行有》

117.  パリ、テキサス うん、わからない。この映画の良さがわからない。この内容で2時間以上にする必要があったのかな。ハンター君は7歳なのに精神年齢が異様に高いですね。ぼくは7歳の頃怪獣大百科にはまっていました。えらい違いです。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-05 17:24:28)

118.  僕のスウィング 《ネタバレ》  まるで教科書。いや、夏休みの日記。  エンターテイメントのかけらもない。  こーゆー特殊な教養、感性を要求してくる間口の狭い映画は、本当に苦手。  ってゆーか、『スウィング』って人の名前かよ。騙された。  平均点よ、下がれ。[DVD(字幕)] 1点(2016-07-04 02:14:41)《改行有》

119.  インド夜想曲  コレは一体何やねーん。  本当に何となくしか話がわかりません。  インドの紹介ビデオに哲学をブレンドした感じ。[DVD(字幕)] 1点(2012-04-18 03:35:25)《改行有》

120.  ロスト・ハイウェイ  ものすごくスタイリッシュで、前衛的で、芸術的で、不親切な作品だと思います。  この作品を楽しめる人って、かなり限られてくると思います。  この作品には、人にウケようとか、楽しんでもらおうなんて気持ちがみじんも感じられません。自己陶酔ここに極まれりです。  既存のカテゴリーで言えば、『サスペンス』とか、『ミステリー』とか、『ホラー』に入るのかもしれませんが、そういったジャンルが好きな人たちがこの作品を見て心底楽しめるのかどうかはなはだ疑問です。  言ってしまえば、『アート』、とか、『シュール』、とか、『リンチ』、とか、別枠のジャンルが必要になるほどの特異な作品です。  この作風、このストーリーで2時間超え・・・。個人的な感想を言えば、悪質で陰湿です。この作品を見ることを選んだのは自分だけど、文句言いたいです。『時間返せ!』って言いたいです。画面も暗すぎです。  もう、ほんとになんなの、この映画。  わけのわからない世界観押し付けられまくって腹が立つ。 [DVD(字幕)] 0点(2014-09-08 06:00:17)(良:1票) 《改行有》

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