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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ベルリン・天使の詩 《ネタバレ》 ヴィム・ヴェンダースの作品はこれが初めてだった。一見脈絡のない人々の営みの中に見えるささやかな幸せ。「幻」ではない「歴史」の中に生きている事の素晴らしさ。ドイツ語、フランス語、英語、ユダヤ人やトルコ人、いっしょくたになったベルリン。そこで小さいけれど、確かに自分のもとにある幸福を手に入れた天使。「どんな天使も知り得ないものを知っている」という台詞が最高。9点(2003-12-23 11:29:52) 2. オルフェの遺言-私に何故と問い給うな- 《ネタバレ》 一人の老詩人の自画像的作品。台詞一つ一つが深い。芸術家にとって現代とは生きにくい時代である。必要とされながらも、なぜ必要かはわからない。詩人自身がこの問いに苦悩する。時間のひだをさまよい、最後に消えていく詩人がまさにコクトーそのもの。そして幻想的に彩られた美しい映像が見事だ。美しい映画。9点(2003-11-07 05:52:09)(良:1票) 3. 永遠と一日 《ネタバレ》 純粋に、映像、台詞、音楽の美しさに心を打たれ、映画に登場する多くの孤独な人間の翳のある美しさを素敵だと感じた。バスに乗り込んできた孤独な求道者たちが、何より印象に残る。最後にさす一瞬の光が切ない。10点(2003-06-22 13:31:29) 4. TAXi2 前作よりテンポも良くなってます。406もちょっとおっかない顔つきになって似合ってるんじゃないでしょうか。自動車の事とか、フランスの事とか、ちょっとでも詳しければより楽しめます。日本もフランスもおバカ、これくらいは寛容になりましょう。9点(2003-06-14 16:08:48) 5. TAXi なにより笑い飛ばすのに最適な映画です。あんまり深く考えてはいけませんね。つかみがいいので飽きません。ただカーチェイスはもうちょいスピード感が欲しいかなぁ。ジベール署長のキャラで+2点。8点(2003-06-14 15:59:16) 6. さよなら子供たち すごく切ないです。学校では、多少のいじめ(?)こそあれ、様々な人種が分け隔てなく遊んでいるのですが、それを一度に壊してしまったのが、この戦争なんですね。淡々としているのですが、シャルロ(チャップリン)を観て楽しむシーンや、ゲシュタポが入ってきたときの緊張感、何ともいえずリアルでした。結末も、さることながら、ジャンが握手をして去っていくシーン、哀しかった。 それにしても、ジュリアン君、可愛かったなぁ。9点(2003-04-05 16:44:34)(良:1票) 7. 戦場のピアニスト ユダヤ人迫害のシーンは、あまりに酷すぎて(実際はもっとすごいのかも知れませんが)見ていられませんでした。大規模な空襲みたいなシーンはありませんが、戦争の酷さは充分伝わりました。 終戦後のスタジオでピアノを弾いているウワディクの顔が印象的でした。悲惨な状況を耐え抜いた後の平和の貴さ、というか。やっぱり、音楽っていうのは平和の象徴なんですね。 名前の「シュピルマン」について一言。ホーゼンフェルトが、「ピアニストらしい名だ」と言うシーンがありましたが、これにはわけがあります。ドイツ語で"spielen(シュピーレン)"と言う動詞があって、これが「楽器などを弾く」と言う意味なのです。ドイツ人のホーゼンフェルトには、この名前が"Spielmann(演奏する男)"のように聞こえたのでしょう。ちなみに、本当の綴りは"Szpilman"、意味するところは分かりません。9点(2003-04-02 21:33:37)
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