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1. タンゴ(1993)
フランス流男の哲学、もしくは男の言い訳が随所に炸裂しています。物騒な目的のわりに、どこかのんびりとしているのがフランス的でもあり、結構好きですね。他愛もない各々の言葉に、意外とハッとさせられもします。この作品でもリシャール・ボーランジェがきまっていますね。。。渋いなぁ。それにしてもルコント監督はオジサンの使い方が上手い!というか、最近の彼の作品を観ていて、「もっとオジサンを使え~」と思うのは僕だけなのでしょうか。。。9点(2003-09-10 08:35:06)
2. ディーバ
この作品でもリシャール・ボーランジェが渋く極めてますね。悟りまで開いています。フランス映画独特のマッタリ感を心得ている方には堪らない作品でしょう。夜明け前の静寂を上手く使っていて、観ているこちらもリラックスしていく作品ですね。。。ゆったりとした時の流れを感じられる点では、「上質のフランス映画」と言えるのではないでしょうか。9点(2003-09-10 07:38:58)
3. タンデム
男の友情を静かに、そしてどこか力強く描いた作品ですね。観ている方も「男泣き」です。「タンゴ」でもそうなのですが、パトリス・ルコント監督はテーマミュージックを有効に使いますね。またオジサン達が非常に味わい深い人間臭さを醸し出しています。そしてどこかフランス的人生哲学が巧みに織り込まれているのです。8点(2003-09-10 07:48:19)
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