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プロフィール
コメント数 451
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/guren_heaven_2
自己紹介 今年のベストは『コーヒー&シガレッツ』。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  モーターサイクル・ダイアリーズ 劇中何度も垣間見せる、ゲバラの圧倒的なピュアさ。彼は崇高な大志を抱いていたとか、壮大なビジョンを持っていたとか、生まれながらの特別な革命家では無かったのだ。旅を通じて多くの人々に出会い、多くの文化に振れ、単純に同じ人間が分断されている事に疑問を抱いたのだろう。単純に、支配と被支配、裕福と貧困、国境と国境に分けられている事を許せなかったのだろう。”渡れない境界など無い”事を、現実に証明した姿。「世の中はどうしようもなく複雑なもの」と半ば諦めてしまっている自分が恥ずかしくなると同時に、その汚れの無い意思こそが困難を実現させ、現在も多くの人を惹き付ける理由なのだと実感する。 以前、北野武監督がテレビのインタビューにこう応えていた。「1枚の絵画は、それだけで人を数十分間立ち止まらせる。理想の映画の形はそういうもの」。 この映画を見終えて浮かんだ言葉がこれである。無骨に紡がれていく映像、しかしその風景は繊細。所詮、人間が一生の間に行ける土地、出会える人の数は限られている。だから人は映画や小説を通して、他人の人生を体験する。その中で素晴らしい作品は、この映画も含め、自分の記憶と変わりなくいつまでも心に残り続ける。まさに最高のロードムーヴィー。8点(2004-10-09 19:11:56)(良:1票) 《改行有》

2.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 「プロの殺し屋は最後の一発を残しておく。自分の為か、敵の為に」と言っていたのは『狼』のチョウ・ユンファ。ゾンビの海に飲み込まれる姿を見て、この台詞の重みを実感。4点(2004-09-14 22:06:09)

3.  天使が隣で眠る夜 最近、毎日のように「ハードボイルドに生きたい」と考える。朝起きてベッドから立ち上がる瞬間から、常に頭にあるのは「いかにハードボイルドであるか」。一人でいる時も、誰かといる時も、食事をするときも、映画を観る時も、あくびをするときも、全身と精神をハードボイルドに研ぎすませている。 そしてこの映画こそ、邦題からして既にハードボイルドである。ヨーロッパ映画ならではの等身大な息づかい、色遣い。そして語られるのは奇妙で不思議な、友情とも愛情ともとれる物語。嫉妬し合うカップルのようなやり取りが可笑しい、いうなれば天使争奪戦である。何だかんだでハードボイルドな男たちも寂しがりやなんだな、と優しい後味が残る。もう少し男を磨いて、もう一度じっくりと再鑑賞したい映画。5点(2004-07-09 20:46:17)《改行有》

4.  勝手にしやがれ 恋人は恋をして、ゴダールは映画を撮って、俺たちは映画を観る。5点(2004-06-03 22:54:37)

5.  サブウェイ まとまりもバランスも無い、剥き出しの面白さ。ギラギラとしたエネルギーが満ちている。バンドの演奏は何だか分かんないけどスゲェカッコいい。なんでか分かんないけど、こういう興奮は理屈じゃない。映画っていうのは理屈じゃない。5点(2004-05-24 21:46:36)

6.  ロスト・チルドレン 小さい頃、熱が出るとこんな風な夢を見ていた。もの凄くうなされて、目が覚めると汗をビッショリとかいて。5点(2004-05-23 17:23:18)

7.  ラ・ジュテ 《ネタバレ》 目覚めた彼女が優しく微笑む。たったそれだけのシーンに深く心を揺さぶられ、何度も頭でリプレイされる。こんな映画は他に無い。6点(2004-05-23 13:12:27)

8.  ディーバ ガラクタの山からクズ鉄を何個も拾い集め、それらをくっつけて青いスプレーを吹きかけた芸術作品。 こんな映画をリアルタイムに観ていたとしたら、映画に対する価値観は1080度ひっくり返ったとすら思える。 有限の物語と無限の音楽、夢幻の色彩。 すべてが胸をグッと震わす。8点(2004-05-22 15:55:41)《改行有》

9.  列車に乗った男 《ネタバレ》 人生という名の、走り続ける列車。止まったら乗り換えろ。7点(2004-04-17 13:43:01)

10.  ニキータ チェッキー・カリョがアンタッチャブルのボケに見えた。6点(2004-04-03 23:13:23)

11.  レオン/完全版 他に類を見ないぐらい、「レオン」のベッドシーンは素晴らしい。8点(2004-03-27 21:31:47)

12.  過去のない男 《ネタバレ》 何ともシュールな映画。  蛇足:自分って何なんだろう、と考える。自分が自分たる由縁、それは記憶の存在だ。名前、友人、家族、家、趣味、思い出・・・。自分の辿ってきた人生が記憶として残っているから、自分が何者なのかを証明できるのであって、「アイデンティティー」=「記憶」。過去は何より大切で、失くすなんて絶対に嫌。絶対に嫌だが、しかしこの映画の温かな後味に包まれると、その過去を捨てることでしか見る事のできない景色もあるのだと気付かされたりもする。人は過去に縛られて生きているんだ、と。あまり振り返り過ぎず、前に進まないとな。6点(2004-02-15 13:56:16)

13.  トランスポーター 語弊があるかもしれないが、カップラーメンみたいな映画。いつもこんなのばかり食べていては飽きてしまうが、たまに食べると意外にウマイ。ただ、この作品の場合は時間と共に麺がのびてくる。惜しい。6点(2004-01-12 20:14:01)(笑:1票)

14.  穴(1960) 《ネタバレ》 穴が貫通して2人が道路に出たとき、彼らはそこで逃げることもできたわけで、そこで戻った信頼、友情。ラストの裏切りを「情けない男だ」と言う。脱走は悪だし正義じゃないけど、彼らにはカッコよさがあり、裏切り者は惨め。カッコ良く生きていきたいという、男であるからの願望。ロマンだー7点(2003-12-01 20:41:47)

15.  戦場のピアニスト 誇張が無く、リアリティーを空気ごと感じる。冷えきった風景に浮き出る監督の熱意。ラストは無条件に涙。全てが脳裏によぎる。けど長い。7点(2003-10-13 21:30:07)

16.  黒猫・白猫 平均点と自分の感想がかけ離れている映画、第2位。みんな髭だね。2点(2003-10-13 21:25:21)

17.  アメリ アメリが不気味。5点(2003-10-13 21:22:11)

18.  ニュー・シネマ・パラダイス トトが一瞬で老けるシーンには衝撃を受けた。中盤かなりダレたが、ラストシーンが良すぎる。終わりよければ全てよし 8点(2003-10-13 21:12:29)

19.  アザーズ 《ネタバレ》 ばらし方が絶妙。えっ?!ってなって、あっ!!ってなる。ここんとこはオチを深読みしすぎて驚かない映画が多かったけど、新鮮な驚きでした。7点(2003-10-13 20:41:15)

20.  トリコロール/赤の愛 ラストシーンが無条件に好き7点(2003-10-13 20:33:47)

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