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1. 永遠<とわ>の語らい
薦められ、映画館で観たのが3年前。入れ替え制だった映画館で観終わった人が口々に「よく分からない映画だったね」と言っていたのを思い出します。実際に自分も観た直後は全く分からない感じでした。ただただ過去の遺跡巡りが淡々と続き、突如ラストを迎える…一体どこが面白いんだこれはといった感じでしたね。二回目観て少しではありますが、理解出来るようになりました。作品を通じたオリヴェイラ監督の人生観や、主張については他の皆さんのレビューの方が遙かに詳しいのでそちらにお任せしますが、ただこれだけは言えます。これは面白い面白くないなんかで二分される評価を嫌う作品。ただ厳然と在ることでそこに存在を主張するような、そんな変わったタイプの作品です。説明しにくいですけど。[DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 03:18:07)(良:1票)
2. 禁じられた遊び(1952)
ただただ純粋な子どもたちの悲しい遊びの裏には、戦争と墓遊びのどちらが「禁じられた遊び」なのか、何故我々はその当然の答えに行きつかないのか、そんな問いが込められています。この作品が製作されて50年以上もの年月が経過しながら、まだその問いかけに答えられない現代-いつになったらこの作品から我々は脱却できるのでしょうか。[DVD(字幕)] 10点(2006-10-15 16:16:17)
3. U-571
何となく先が読めてしまうのですが…普通に面白かった。緊迫感を途切れさせない構成は十分評価出来るでしょう。でも全体的に話が綺麗過ぎです。もっと男臭くて汚くて良い。残念ながら「U・ボート」と比較して次点をつけてしまうのはそこにあると思います。[DVD(字幕)] 5点(2006-10-15 16:03:58)
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