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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ベンゴ 音楽ズキ(特にワールドミュージック)の方、もしくはフラメンコ音楽に興味のある方は、かなり楽しめるのでは。STORYを追って、どーのこーの論ずるタイプの映画でないことは確かです。土の香りが匂いたつような映像も、個人的には好き。本業:踊り手のカナーレスもなかなか頑張っております。しかし、やはりこの映画、何より音楽!防御する間もなく入ってきますよー。土足で胸の奥までズンズンと!!命を削って絞り出すようなカンテ(唄)。胸の辺がざわざわして、息苦しくなるほど。泣けてくる。音楽を楽しみたい方にオススメ致します。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-22 17:51:11) 2. ニュー・シネマ・パラダイス うーん・・・やはり何度観てもこの点数です。キライじゃないけどスキでもなくて、悪い人じゃないケド交わる点がない。距離はそう遠くないが平行線上にいる人。自分の周囲にもいる、そんな人に対して覚える感覚とどこか似てます。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 10:58:24)(良:1票) 《改行有》 3. ピアニスト 《ネタバレ》 ・・・・痛い。説明はできないが、最後のエリカの顔が全てを語っているのでは。人は様々な局面で自分の人生を選び取るけど、それとは別にあがなえない宿命もある。母親との泥にまみれるような確執がある女性、または母性の裏の顔・その底知れぬ闇・全てを飲み込む恐怖というのを肌身で感じて生きてきた女性にはかなり痛い作品だと思う。キツイ。キツすぎます。もう見たくない。[DVD(字幕)] 9点(2006-01-16 18:49:29)(良:1票) 4. ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 あの鉄の椅子に座りアルヴィンと焚き火を囲うことが出来たなら。誰にもいえないこともぽつぽつ話してしまうかも知れない。説明つかない胸のつかえもポンと取れてしまうのかもしれない。中盤、アルヴィンと娘が電話で話すシーンが大好きだ。余計なセリフを並べたてなくても、過剰な演出などなくても、あんな愛がいっぱいのシーンになる。うー、ウルウルしてしまいました。やっぱりファザコンなのかも、ワタシ。何気なく過ごしているさりげない日常にこそ、愛情が詰まっている。忘れがちなんだけどね。そんな当たり前のことに気付き、ふっと立ち止まらせてくれるような作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-16 18:45:57) 5. ふたりのベロニカ セリフも少なく、糸で夢を紡いだら出来上がった。そんな映画です。独特の色調を帯びた映像はカラーなのに光と影がとても印象的。ビデオで観るたび、こういうのはやっぱり劇場で観たかったなぁ・・と思います。STORYは単なるファンタジーで片付けられない不可思議なものなので、筋をきちんと追いたい方は観るのはキツイでしょう。イレーヌ・ジャコブ、格別好きな女優さんではないけど、女の私が見ても時折はっとするような瞬間があります。心地よい作品。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-09 13:54:02) 6. アザーズ 《ネタバレ》 この結末、最後まで全然分からなかった・・・素でびっくりしました。そして驚きと共に広がるなんとも悲しい思い。あの暗闇が二コール・キッドマンの美しさと悲しみを一層際立たせています。独特のムードがある作品です。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-08 12:28:21) 7. マルホランド・ドライブ ヤバイよヤバイよ・・全然意味分かんない(笑)こんな映画とは知らず、もさーっとタイトル借りしてしまった。解明サイトなるものがあるんですか・・・でも、見たくない。ネタバレだってガマン(泣)かといって再見する勇気もナイ。だってもし2度も3度も見て分かんなかったら・・?立直れない。ん?!じゃぁ一生分かんないってこと?ヒドイです、あんまりですよ~リンチのあほ~(号泣) [DVD(字幕)] 7点(2006-01-08 12:26:19)《改行有》 8. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 音楽ズキにはたまらないでしょう。余計なこと考えず、あんなイカした人生の大先輩方の顔を見ながら音楽に浸れる・・・なんて幸せなのだ。何を語らずとも音楽を愛する彼らの顔!そして上質の音楽!これでいいのだー。で、映画としてはどうなのか?という気もしますが、感じ入るものは山ほどあるよ。愛もたくさん。[映画館(字幕)] 8点(2006-01-06 11:19:00) 9. パリ、テキサス 《ネタバレ》 だめ人間トラヴィスの、実に身勝手でやりたい放題なお話。冒頭のあのトラヴィスの姿からして、既にだめ人間の香りがぷんぷん漂っております。弟夫婦のしごく真っ当な人柄の良さが好対照。私自身がだめ人間なので、頭にくるほど不器用なトラヴィスの悲哀みたいなモノに心が揺れてしまいました。この映画で一番オトナなのはもちろん8歳のハンターであることは言うまでもありません。不思議な余韻の残る作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-19 22:06:18) 10. ディーバ ↓【longsleeper21】さん、なんとうらやましい。これをタイムリーに(もしくは同時代に)観れるっていうのは、いいなあ・・10年近く経ってからビデオで観たのとではまた随分違うんだろーな、と羨ましく思います。雰囲気、映像だけについ目が向けられがちですが、単純に面白い!というのもこの作品の魅力です。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-02 12:41:32) 11. エレベーターを降りて左 ツボ、でした。説明できません。爆笑でした。夜中に見たからでしょうか。自信がありません。いつもアメリカンコメディはどこか冷めてしまうんですが、やばいです。コレは。変なオカシミにやられました。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-01 11:39:25) 12. レオン(1994) ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン各人の魅力が融合した絶妙な作品です。特にナタリー・ポートマンはある一時期の少女特有の怪しい輝きを発しまくっています!観始めてすぐ‘ああこりゃやられたな’と思い、最後のスティングの歌まで見事もっていかれました(号泣)。でもね、私コレは1度でいいです。何度も観ると評価がさがる気がします。[映画館(字幕)] 8点(2005-11-25 16:43:09) 13. キリング・ゾーイ おお・・・評価が低いですね。アホみたいでワタシ好きなんですが。3、4回は観てる気がします。ジュリー・デルピーが無性~に可愛く見えます。10年前、洋服とかちょっと真似したりしましたねえ(若気の至り)。ジャン・ユーグのキレてる姿も楽しい。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-23 18:58:02) 14. インドシナ 基本的に長い映画は嫌いです。昨今良くある‘無駄に’長い映画にはゲンナリ。しかしこの作品、全く長さを感じません。この世界を描くには、また受け手側にも、この時間が必要ですね。一言で言えば「正統派大河ロマン」でしょうか(なんだかこう書くと実に安っぽい響きですね・・・)。若くはないカトリーヌ・ドヌーブの美しいこと美しいこと。女性の場合特に素敵に歳を重ねるのは難しいですが、いやあ大人のオンナの真髄を魅せてくれます、存分に!そしてそのカトリーヌを上回るインドシナの美しさ!溜め息ものです。時代に翻弄されつつ、己の意思で歩いていく女の後ろ姿は美しい。‘萌え~♪’となっちゃってる男性諸君にゃあ分からんだろうな。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-21 15:28:24)(良:1票) 15. ベティ・ブルー/愛と激情の日々 《ネタバレ》 痛いです。心が痛い。自分の愛により自ら心を壊してしまう。実際、身体の病気にもあるんです。自ら自分の身体を攻撃してしまう病が・・・。極端な描き方ではありますが、心に迫ります。映像も音楽も素晴らしい。ただ、個人的にはうちのダンナには見せたくない映画です。特に男性に関しては、かなり観る人を選ぶ作品かと思います。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-11 17:23:08) 16. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 映画好きになるきっかけとなった作品。初見はかなり昔、10代後半だったかな?当時は完全版でなく「グレート・ブルー」でしたが。何度も何度もレンタルし、場面によってはセリフを耳で記憶するほど。その後、大ヒットした完全版が公開となり当然期待を胸に愛する人と観にいきましたが、違和感があり拍子抜け(当然フランス語ですし!)・・・色々詰め込みすぎて焦点が定まらない感じがしました。私はやはり短いヴァージョンが好きです。エンゾのかっこよさ。島特有の開放感。映像の美しさ。そして、なんてことない日々の光景がこんなにもキラキラしているなんて。私はこの映画を観るまで知らなかった!海の幸スパゲティの美味しそうなこと!!心に残るシーンがこんなに沢山ある映画は珍しいです。私にとっては文句無しの満点。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 16:45:52) 17. ベルリン・天使の詩 セピア色のベルリンの街、そこに生きる普通の人々の日常・・・色がない部分、光と影がとても印象的でした。身体を傾け、人々の声を聴く天使の姿が好きです。まさしく詩であり、大人のためのお伽話。久しぶりに観ましたが、十数年前はじめて観た時とは随分印象が違い驚きました。またもっと先、歳をうんと重ねたら再び観てみたい映画です。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 16:09:50) 18. ポゼッション(1981) とにかくアジャーニを堪能する映画。彼女なしには絶対に成立しない作品です。こんなもの前衛でも芸術でもありません。何だか知らないけど、とち狂ったアジャーニの美しさがたまらーーーーん!!!という映画です。しかし、この映画を楽しめてしまう私は恐らく変態なのでしょう。ええ、ええ変態よろしく一人で観ますよ、こっそりと。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-04 19:16:05) 19. IP5/愛を探す旅人たち 大好きな映画。もう何度観たことやら・・・ベネックス作品の中でもこれが1番好きです。老人、青年、少年、一見何の共通点もない3人の交流がそれぞれの愛を切なく映し出します。形はどうあれ、誰しもそれぞれ自分が求める愛を探して彷徨っているのかもしれません。心の奥がしん、とするような大人のファンタジー。幻想的な森の映像だけでも一見の価値あり。ラストも胸に残ります。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-03 14:54:32) 20. イル・ポスティーノ 画もいい、全編に流れる空気も、設定もいい。決して悪くはないし、むしろ好きなタイプの映画なのですが・・・期待値が大きかっただけに残念!何やら物語が‘ぶつぎり’に感じられ、うまく流れに乗れませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 12:53:31)
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