みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ルー・サロメ 善悪の彼岸 《ネタバレ》 友情の三位一体、その内実よりも19世紀末ヨーロッパの“進歩的な”生(性)のリアリズムこそこの作品の衝撃的たる所以ではないか。字義どおりの善悪の彼岸にある阿片、同性愛、乱交、そのありのままを描写し、やがて狂気へおもむくニーチェの孤独の深遠をのぞく。果たして彼は永劫回帰に達したからこそ狂気に至ったのか、あるいは愛と友情を一度に失ったからか。プロット、演技、音楽ともに申し分無い。[映画館(字幕)] 9点(2008-03-13 23:39:25) 2. ナインスゲート 《ネタバレ》 さすがポランスキー、悪魔の女との「天城越え」セックスがいいですなぁ(笑)肩の向こうに城が燃えるっと。オチは割と陳腐ですが、古書をキーとしたサスペンスは珍しくもあり、けっこう見させてくれます。それにしてもジョニーデップは無防備すぎでしょ…。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-24 01:35:20) 3. サイレントヒル 《ネタバレ》 ゲームで慣れていたせいか、そこまで怖さを感じず。逆に言うと、ゲームが怖すぎですよ。敵キャラもかなり忠実に再現してましたけど、ゲームじみすぎていてリアリティーが無いんだよなぁ…。貞子のほうが怖いっスよ。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-27 22:01:00) 4. ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 おもしろい。ボーン君、強すぎるよ。完璧すぎる。ただこうも強すぎるヒーローよりも、やっぱりマクレーンやバルボアのような弱いヒーローに強い共感を覚えてしまう。本作でボーンの暗い過去が明らかになるが、それでも「すごい」とは思っても、「共感」とは性質を異にするなぁと、感情移入の問題として。映画としてはこれ以上ないエンターテイメントですね。モロッコの町並みが美しい。[映画館(字幕)] 7点(2008-01-01 20:39:57)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS