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1. 月世界旅行
《ネタバレ》 100年以上前、まだまだ初期で長回しが多く、舞台劇の雰囲気が多く残っているものの、月世界人が煙になってやられたり、演劇では不可能な縮尺のシーンをふんだんに盛り込んだり、舞台劇でできなかったことを映画でどこまで出来るかって考えながら作ってた意気込みが感じられる。 見たのは彩色版だったが、色があるだけで子供向け短編アニメのようで、違和感はない。 もちろん、今の「映画」の良さの基準となるシナリオ、演技、画面構成、カット割り等は評価する対象ではないのだが、100年以上前の映画ってどんなんだったんだろうって興味を含めると、結構面白い映画だった。 時間も短いし人に勧めることもできそう。[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-16 11:57:10)
2. 黄金の七人
《ネタバレ》 軽妙でコミカルで尺も適度に短く、細かいツメの甘さとかセットや道具のチャチさとかを突っ込みつつも、ノリで楽しく最後まで見てしまえる。それにしてもあの金塊の軽量感は何だろうね。素材はプラスチック? 時代を考えると木?紙? この疑問が映画の最中ずーっと頭から離れませんでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-07 22:54:20)
3. 恐怖の報酬(1953)
《ネタバレ》 ストーリーだけは知っていて古いアクション映画だろうと思っていたら、いい意味で期待を裏切られた。
前半は全くアクションはなく人間ドラマばっかりなのだが、主人公たちの置かれた立場や背景を良く描いており、かつ飽きの来ないシナリオと演技で一気に見せてくれる。
後半のアクションも、派手な場面で見せるのではなく、あくまで、主人公たちの人間ドラマがあることで緊張感を保っており、派手なアクションシーン流行の最近の映画も見習って欲しいと思う。
ただし、ラストシーンだけは納得できなかった。途中で何か伏線を張って納得のいく結末にして欲しかった。
トータルでは良くできた映画であり、名作であると思うが、スカッと楽しめる映画ではないことも事実。
[DVD(字幕)] 6点(2010-07-01 01:45:53)《改行有》
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