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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アーティスト ハイビジョン・3D等といった技術が飛躍的に進歩したこの御時世、あえてサイレントを採用と、かなり勇気ある映画ですね。内容としては、チャップリンの犬の生活やライムライト、雨に唄えばからの影響があるように感じられました。主人公がトーキーの波に乗らず、サイレントにこだわり続ける様は、心から(サイレント)映画を愛するからこそ、崩さない姿勢なのでしょうね。サイレントにこだわり続けたチャップリンしかりモノクロにこだわり続けた黒澤明しかり・・。彼らもきっと、この映画の主人公のように、かなり苦悩されたのでしょうね。いつもそばにいる犬の存在も、映画を引き立てていて、とても良い!この犬にこそ、アカデミー賞を受賞すべきかも。(笑)[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-12 14:09:26) 2. エスター 小さな女の子を養子にして、その奇怪な言動を目の当たりにし、そして・・といった、サスペンスの王道をいきながらも、結構怖かった。下の妹が聾者である事も、シナリオに深みを持たせているね。ただ、旦那さんは鈍すぎで、ちょっとイライラ!終盤、女の子の秘密が明かされた時は意外だった。[DVD(字幕)] 6点(2015-08-24 16:17:58) 3. 恐怖の報酬(1953) 何と、あのスーパーマリオのモデルになったとされる映画です。マリオとルイージ、作業着に作業帽という設定は、この作品で既に完成されています。さすがにピーチ姫やクッパは出てきませんが(笑)。内容は、爆破事故が発生した油田をニトロで消し去るため、それをトラックで命懸けで運搬するというもので、道中に絶壁やぬかるみ等といった様々な障害が待ち受け、それらを乗り越えていく様は、手に汗握る展開でスリル満点でした。前半で人物像をみっちり描写することにより、後半から始まる運搬活劇において、命の危機に迫られた際に、各自の性格や経験が作業に強く影響され、展開に深みが出ていました。ラストは、ハリウッド映画ではあまり観られない、フランス映画ならではの終わり方でしたね。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-01-04 22:10:00) 4. パピヨン(1973) いわゆる脱走物ですが、同じスティーブ・マックイーンの『大脱走』では脱走活劇を主軸にしたのに対して、こちらは脱走するまでの人間ドラマや駆け引きが主軸となっています。よって、あまり派手さはありませんが、協力者と組んだり、脱走のためにある人物と交渉したり、裏切られたりといったドラマが展開され、なかなか見どころがあります。ネタバレになるので詳細は控えますが、ある人物の裏切りにより、主人公が独房に入れさせられるシーンは衝撃的でした。極限状態に陥るため、あれまでも食しようとするシーンはかなり強烈・・。[ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-25 19:35:20)
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