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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 期待値MAXで見ましたが、正直自分には合いませんでした。 「生」にしがみつく演出は見事でしたし、追い詰められた英仏戦士からは「なんとしてでも生き抜く」という強い意志が感じられ、戦下の緊迫感は伝わってきました。 しかし、実話ベースになっていてリアリティが追求されている余波からか、ストーリーは地味目で退屈。特に、空中でのドッグファイトのシーンも単調で同じような光景の繰り返し。意図的にキャラクターの掘り下げも浅くしたんでしょうけど、登場人物に魅力が感じにくい。[映画館(字幕)] 3点(2017-09-20 14:12:58)《改行有》 2. スノーデン 《ネタバレ》 台詞が多めで、かなり静かめの作風。 鑑賞後の深い感慨や面白みは無いが、監視社会の光と闇を強く感じた。 国家機密を暴露したスノーデン氏はヒーローとまでは思えないが、国の上層部に頭を冷やさせた勇敢な一人だとは思う。 諜報機関で働く大変さや、疲弊したスノーデン氏を支えた彼女の温かさがじんわり伝わってくる。[インターネット(字幕)] 5点(2017-07-20 19:06:36)《改行有》 3. ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走 《ネタバレ》 オンライン試写会に当選し、鑑賞させていただきました。 久しぶりのフランス映画。 クスクスと笑いを誘うシーンが幾つかあり、「何も考えずに映画に浸れる」コメディ映画の醍醐味を味わった。 一度でいいから、高速道路をこんな風に豪快に使ってみたいものだ。 一方、家族全員のキャラは立っているものの癖が強いので、関わりたくないという印象を抱いてしまい、出演者が演じるキャラクターに親近感は覚えない。[試写会(字幕)] 4点(2017-07-17 23:16:31)《改行有》 4. 最強のふたり 《ネタバレ》 開始数分で「この映画好き」となる作品は久しぶり。 言葉では説明できない絆。感動ゴリ押し映画ではなく、時間をかけてじんわり温まるヒューマンドラマ。最後には、ほろりと一筋の涙。 異色の男二人が主人公で最初はどうなることやらと思ったが、二人の人となりが描かれていくにつれ、この映画が終わらなければいいのにという心地よさも感じることができた。 屈託のない笑顔を見せ合える伴侶がいるっていいですね。[DVD(字幕)] 8点(2017-06-03 23:16:19)《改行有》 5. アサシン クリード 《ネタバレ》 PCゲームの本作が大好きなので、興味本位で鑑賞。 しかし、ゲーム経験者でさえも難解なシーンが多く、カタイ映画になってしまっていたのが残念。 盛り上がるようで盛り上がらない惜しい映画でした。 舞台が中世ヨーロッパと最高なのだから、現代のシーンは極力省いたほうが息苦しさがなくなると思う。 アクションシーンも、大胆なバトルではなく、アサシンらしい汗握る静けさが欲しかった。[映画館(字幕)] 5点(2017-03-30 08:23:12)《改行有》 6. ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 第3作目。シリーズの中では一番良かった。 点が線につながって爽快! 単なる「ボーン vs CIA」ではなく、CIA内部においても分裂しているからこそのスリル。 追っ手の殺し屋の中にも人情感じるシーンがあったりして、ツボを押さえた脚本が良かった。 また、この作品は風景をもって鑑賞者を魅了する。特に、モロッコの街の屋上における、道なき道のボーン逃走劇は見ごたえあった。[インターネット(字幕)] 7点(2017-03-15 18:44:55)《改行有》 7. リトルプリンス 星の王子さまと私 《ネタバレ》 原作『星の王子さま』を読まずに育った私だが、本作品には考えさせられた。 大人になって失ったものは何だろうか。大人になって忘れているものは何だろうか。 この2つの問いに対して、この映画はあれこれ説明してこず、見る者に気付かせてくれる。子どもの頃に見るよりも、大人になった今のタイミングで見るほうがその気づきは大きいように思う。 無機質な街並み、スパルタ母親、ビジネスマン。それぞれの描写が冷えきってるからこそ、隣人の老人が際立つ。大事なものを失わないようにせねば、内省しながらそう思う。[インターネット(字幕)] 6点(2017-02-28 23:56:45)《改行有》 8. ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 雪の降る町並みや、レトロな雰囲気の駅など、世界観は好き。一人の少年が機械人形をきっかけに、老紳士の過去を解き明かしていくという意外性もオリジナリティ溢れる。 中盤あたりのファンタジー色が強く、老紳士が過去を受け入れたというラストシーンに感動とはならなかった。ファンタジーとヒューマンの塩梅が掴みづらかった。もう少し演出をシリアス寄りにしたら他人行儀な映画ではなくなっただろう。[インターネット(字幕)] 6点(2017-02-02 22:34:57)《改行有》 9. LUCY ルーシー 《ネタバレ》 前半は「おっ」と思わせるような始まり。チャン氏にブツを運んで、手術が完了して目覚めるくらいまでは、チャン氏率いる闇の組織の威厳を感じさせてサスペンス色が強く、ハラハラ・ドキドキの展開で素直に面白かった。人間が脳を通常以上に使えたら・・・それを10%〜100%まで段階的に示してくれているのだが、ルーシーが常人離れした能力(例えば、周囲の何人もの人を昏睡状態に陥らせるであったり、使ってるパソコンを電話相手のテレビにつないだり)を見せていくのがあまりにも現実離れしていて、リアリティがなくなり、前半に味わったような緊張感というものがなくなっていった。マトリックスとスターウォーズ、007、ターミネーターの4作のシーンを感じさせるような部分も随所随所にあり、新鮮味にかけたというのもある。オチも弱く、いまいち意図が伝わらなかった。[DVD(字幕)] 5点(2016-01-06 14:52:36) 10. 96時間 リベンジ 《ネタバレ》 1でブライアンに殺害された敵のマルコの父が逆襲を仕掛ける物語。イスタンブールが舞台になっている。娘のキムのみならず、元妻であるレノーアも誘拐されてしまうが、やや脇が甘い気がする。1で味わったようなドキドキするサスペンス色はやや薄れており、その分アクションが増えたが、ややゴリ押し気味にストーリーが進んでいく(現地警官を射殺するのはどうか)。敵陣営も力が弱く、ごくごく小さなマフィアを相手にするかのような規模の小ささが盛り上がりに欠けるポイント。スケール、ストーリーともに前作を超えることはできなかった。[DVD(字幕)] 6点(2015-10-10 09:09:47) 11. 96時間 《ネタバレ》 良かった。前半はサスペンス要素が多く、事件の謎解きを楽しめた。後半はアクションシーンが多く、でもしつこくない程度で、テンポがいい。事件の背後にあるのもトラフィッキングで、なかなか現実的で裏社会のブラックさを堪能することができる。キムがブライアンに言ったI love you, dad.も旅行前と生還後では意味が違うでしょうね。ブライアンの表情は元諜報員らしくあまり喜怒哀楽は見せなかったけど、そのぶん安堵したときやキムを抱き寄せた時に垣間見れる笑顔が印象的だった。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 03:33:48)(良:1票) 12. 美女と野獣(2014) 《ネタバレ》 全体的には、フランス語で作られて洗練された印象が加味されたこともあって楽しめた。 CGが綺麗。とくにラストの抱擁のシーン、あの都会離れした緑あふれる景色は鑑賞後の今でも目に焼き付いている。 物語を語っている女性そのものが今では二児の母を持つ「美女」という設定も良かった。野獣は最初らへんに見せる凶暴さはいいんだけど、中間〜終盤にかけてはちょっと変わり過ぎで、言葉通りの「野獣」というワイルドさがもう少し欲しかった。[映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 17:31:15)《改行有》 13. レオン(1994) 《ネタバレ》 映画設定としてはかなり異色だけど、プロットが追いやすいこともあってハマった。 殺戮だけを繰り返す殺し屋の内面が、少女を通じて描かれていた。 その少女を演じるナタリー・ポートマンの演技が子どものものと思えず、時にぞっとさせられるような場面も存在し、こんな子がそばにいたら、自分ならどうしてるだろうと想像すらしてしまう。彼らが「仕事」をしているシーンも良かったけど、身支度とか仕事後のシーンが一番魅力的だった。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-03 11:48:19)《改行有》 14. ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 まず冒頭の列車が走る鉄道映像の綺麗さ。完全に映画の世界観に入ってしまった。 犯人が判明した時は、若干の小物臭にがっかりした。 しかし、犯人のメンタリティが露わになるにつれてそのクレイジーさが浮き彫りになって、がっかりから納得に変わった。 個人的にはコメディアンが観客を笑わせる最後の静止画で終わっていれば、冗長さがなくなりよかったかな。[DVD(字幕)] 9点(2014-11-30 16:59:20)《改行有》
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