|
プロフィール |
コメント数 |
204 |
性別 |
男性 |
年齢 |
47歳 |
自己紹介 |
専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)
最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。 |
|
1. ベルエポック(1992)
スペイン映画なんだけど、この映画監督は何が言いたかったんだろう?アカデミー賞外国語映画賞という大層な賞をもらったんだから、何かしら意図なり見せ場なりあるとは思うんですが、僕はポカーンと観てしまって、あれ?終わり?という感じです。何だったんだろう・・・。冒頭あたりと、途中でいくつか、主役の青年の逃げ出してきたクーデターにからめて王制と共和制についての議論をしているんだけど、その顛末を詳しく知らない僕にはポカーンです。というか、その議論も議論になってなくて、まったく上っ面を撫でているだけなので、そう重要な部分とは考えられません。かといって、青年と四姉妹の恋愛が主軸かと言えば、特に心の揺れだとか感情の機微だとかを描いているわけでもなく、ただ誘われてセックスして、はい次みたいな。ヨーロッパの映画に多い、例えばオープンユアアイズみたいにペネロ・ペクルスをはじめとする女性陣を美しく撮っているわけでもなく、田舎の自然を美しく撮っているわけでもなく、宗教や政治を主題に置いているわけでもなく、正直よくわかりません。誰か観た人、この映画の良さを教えてくれませんか?4点(2003-12-24 20:21:52)
2. 裸足のマリー
マリー・ジランが見事な演技を見せてくれました。『さよならモンペール』の時は、可愛くてなかなか演技が出来る少女程度でしたが、完璧な演技のできる女優としての力をモノにしたようです。この映画の中での彼女の演技は、ベーシックとなる喜怒哀楽をきちんと表現できているのはもちろんのこと、その奥に潜む17歳という年齢の持つ危さ・恐れ・自信を含有して光り輝かんばかりです。と、ここまでマリー・ジランの絶賛ばかりですが、ストーリーとカメラワークも良かったと思います。舞台がヨーロッパを縦断することから、都市から田舎まで風景も移り変わり、非常に美しい画を作り出しています。ラストが、きちんと問題を解消させていないように思えて不満ですが、トニオとマリーの笑顔はそれでいいと言っているようです。とにかく、マリー・ジランが女優として輝いているぶん、この映画は素晴らしいと思います。8点(2003-12-16 01:27:32)
|