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【製作国 : ポルトガル 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 血 《ネタバレ》 ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』やベルイマンの『処女の泉』を彷彿とさせる様な、凄まじく美しいモノクロの映像。 物語をいくら真剣に追っても、どうにも解釈にいたらない。 おそらく、美しい映像を感覚として捉えるべき作品だろう。 作品全体に関して言うと、どうにも暗ったいおはなし。 夜のシーンも多いが、内容もどんよりと暗い。 そして登場人物が暗い表情をしている。 決して楽しいとは言えない。 だが、例えば美しい絵画を鑑賞する際に、笑顔とか楽しさって必要だろうか? そう考えると、この暗さは必然か? いや、正直、よく分からない。 だが、この作品の映像が美しいということだけは分かる。 いや、感じる。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 01:20:38)《改行有》 2. ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区 錚々たる顔ぶれの監督が揃ったオムニバス映画。 目当ては、ヴィクトル・エリセ監督の作品だったが、不発。 代わりに、しぶとくアキ・カウリスマキ監督の作品が、自分の中では最上位にきた。 しがないバーテンダー。 セリフなし。 しかしその分、動きと表情で饒舌に語る。 これがまた、男の哀愁が存分に感じられて、なかなか良かった。 他の三つの短編は微妙なところ。 監督の名前負けしているのは確実といったところだが、これだけのメンツが揃うと、さすがに観に行かないわけにはいかない。 それが映画ファンの心境というものだろう。[映画館(字幕)] 6点(2012-12-12 00:56:36)《改行有》 3. 白い町で 《ネタバレ》 船乗りが嫌になって逃げ出した男が、無職ライフを異国で楽しむといった内容。 女との出会いと別れあり、宿屋の主人との友情話あり、そして財布を取られナイフで刺されたり・・・ それらが淡々と語られる様は、異国の地を独りでさまよう無職の男の話としてはとてもリアルに感じられた。 特に刺激のないまま終わった感はあり、少し退屈はしたが、“放浪モノ”として無理矢理ジャンル分けすれば、 立派な代表作(?)になるであろう。[ビデオ(字幕)] 5点(2010-11-06 15:49:03)《改行有》 4. 永遠<とわ>の語らい テオ・アンゲロプロスと似た感じなんですね、オリヴェイラって。 いや、テオがオリヴェイラ的なのかな? とにかく苦手な作風で、何を言っても批判じみたレビューになってしまいそうなので、短めにしておきます。 ただし、少女はとても可愛らしかった。 そして話題のラストも凄い。 とても悲しいラストだ。[DVD(字幕)] 3点(2007-10-25 10:35:17)《改行有》 5. 柔らかい肌 題名からしていやらしい。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:21:38)
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