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1. サウルの息子
「本当に自分の息子なのか?」という部分は残しつつも、「遺体を埋葬したい」という至極まっとうな考えが、非常時にはまるでハタ迷惑な行為として扱われるのが怖い。[映画館(字幕)] 8点(2018-09-04 00:02:58)
2. ダイ・ハード/ラスト・デイ
昔のダイハードシリーズが大好きで見に行ったけれど、正直言ってガッカリするようなシロモノでした。そもそも予告編の段階からイヤな予感は漂っていましたが。マクレーンのキャラクターが成長どころか劣化していて、それだけで作品の楽しさが半分以上は削がれてます。脇役キャラも魅力に乏しく、特に息子のジャックは良い歳して中学生レベルの反抗期。ストーリーが進んでも感情移入できませんでした。奥さん→娘→息子と、対立キャラを取っ替え引っ替えしているだけで、ワンパターンなのも退屈です。アクション自体は無骨ながらも、かなりド派手で迫力はあります。しかし「アクションシーンのためのアクション」といった感じ。ストーリーがその間は停滞してしまっているので、内容的にはつまらなくなっています。惜しい。不満点を言い出せばキリがないのは、自分が過去作に囚われてしまっているからでしょうか・・・。ちなみに、「娘役の女優さんは交代しちゃったのか?」と思って調べてみたら、前作から引き続き同じ人が演じてました。その割には見た目が随分変わっているように見えるんですが・・・・。前作の方が、正直チャーミングでした。[映画館(字幕)] 4点(2013-02-16 02:44:04)
3. JUNO/ジュノ
高校生で妊娠、しかも本人は恐ろしく軽いノリ(「生まれたらすぐに配達に来るわ!」なんて、マジか!)。「ええっ?それってどういうつもりなん?」と思ってしまうけれど、この映画は後半に行くにつれて、主人公の周囲、もっと言えば観客にも「じゃあお前はどういうつもりなんだ」と突きつけてくる映画ですね。養老孟司だったかのエッセイで、「大学生に性教育(妊娠)のビデオを見せてアンケートを取ると、女子は『勉強になった。考えさせられた』という意見が多い一方で、男子は「そんなことはもう既に習った。知っている」という意見が多かったとか。これを読んだとき、性だ妊娠だとかの以前に、"分かる"or"分かってない"ってどういうことなのか分からなくなったことがある。この映画を見て同じような気分になった。「重いテーマを、こんな軽く扱っていいのか」というのは簡単なんだけど、オレはその「重さ」すら実感がなくて分かってないんだよなあ。けれどこの映画は、別に高層ビルでテロリストと戦うような映画じゃない。多かれ少なかれ、いつかは誰でも直面するようなことなんだから(直面しないならそれはそれで色々あるだろうし)、そのときになってみないとどうしようもないんかなあと思う。 前半でオレは「突きつけてくる映画」と書いたけれど、「大丈夫だ」と背中を押してくれているような気もした。うーん大丈夫か?[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-04-06 00:58:02)
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