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レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
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1. インフェルノ(2016)
《ネタバレ》 『ダ・ヴィンチ・コード』よりは幾分面白かった気がするのですが(『天使と悪魔』見てないや)、多分尺がだいぶ短かったからでしょう。
歴史上の有名な芸術・事象を盛り込んだちょっと知的(に見える)な娯楽サスペンス、って事で、毎度そこそこなロン・ハワードに相応しいシリーズかもしれません。
前半の、謎を追い求めながら歴史的名所を巡る旅は観光気分も味わえて良い感じです。記憶が曖昧で何が起こったかが判らないという設定が興味を持続させてくれますし。
ところが後半に事件の全容を映画がクドクドと説明し始めるとゲンナリ。映画への興味がそこでなくなっちゃう、そこから先が全部読めてはいはい、って状態になっちゃいます。
クライマックスはその通りに展開するだけ、ごく普通のよくある時限サスペンスをダラダラ見せられて、あーもうどうせオチは判ってるのだからさっさと終わらせてよ、って。
だけど首謀者の中二秒的思考は、実際にそういう事を考えちゃう人がいる訳で、相模原障害者施設殺傷事件とか「怠惰な透析患者は殺せ」と主張した元アナウンサーとか、一体どういう立場からそういう思考ができてしまうのか到底理解できないのが湧いて出てる現実を思わせ、笑い事ではないなぁ、と。
あと、ベネチアの風景とかヒロインのポジションとか、いちいち『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』を思い出す映画でした。結局このシリーズって『インディ・ジョーンズ』がやりたいんですよねぇ? アクション的にはいま1つ2つ、ってところですが。[映画館(字幕)] 6点(2016-11-01 22:24:48)《改行有》
2. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 【ネタバレ注意:鑑賞後にお読み頂いた方がいいと思います】
『1』から『4.0』まで全て先行上映で見ていて、今作も初日に(今回は先行が無かったので)勇んで見に行ったのですが・・・
※もはやアレをジョン・マクレーンだと思う方が難しいです。一般の犠牲者を大量に出したって構わないって姿勢はただの凶悪なハゲおやじ。それ、ニューヨークが舞台でも同じようにできた?
※これまでのシリーズが全て2時間超なのに今回はタイトな98分、単に見せ場の数が少なくなってスケール小さくなってますって状態なんですよね。話は『4.0』の前半45分くらいに『3』のラストくっつけたようなモノ。画面もシリーズ初のビスタサイズって事で縮んじゃったし。この程度で『ダイ・ハード』の看板ぶら下げちゃうのもねぇ。『小・ハード』とか『ダイ・ソフト』とかでいいんじゃない?
※「親として間違ってた」ってセリフを立ち聞きする事でドラマが成立する、なんて考える脚本家がそもそも残念な存在なのかな。
※クライマックスのオチの映像を予告編やテレビCMで流しちゃう配給会社は最低ですけど、そもそも見せ場がソレしかないような状態なのも事実なワケで・・・。
※つーか、大きな二か所の見せ場がどちらも同じネタです、ってどんだけ芸無いの。ヘリ相手に落下。どちらも平面的な縦スクロールアクションでファミコンのゲームみたいですよ。『忍者くん』か? 『うる星やつら ラムのウェディングベル』か?
※『1』の魅力って小物なの。色々な小道具・小ネタに通った血がドカーン!って一大事と対比されてスリルやサスペンスやドラマを生んでたの。靴とか、フォトスタンドとか、クマのぬいぐるみとか、クリスマス柄のテープとか、ロッカーに貼られたヌードグラビアとか、生垣の植物のトゲとか。
だけど『2』以降はそれを軽視しちゃって、そしてこの作品で行くとこまで行っちゃった、とにかく壊したり爆破したり殺したりすればそれでいいんでしょ?って。
いやそれならシュワでもスタローンでもラングレンでもヴァンダムでもセガールでもベレンジャーでもリーアム兄さんでもいいんだってばさ・・・[映画館(字幕)] 4点(2013-02-17 00:04:09)(良:1票) 《改行有》
3. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 アメリカってのは、その信仰ゆえに意外に保守的であったりして、なので実態はともかくとして、映画で高校生の妊娠を描くのは実は勇気が必要なのかもしれません。あえて映画では宗教上の思想に言及していませんけれど、ジュノが堕胎という選択をしていたとしたら、そりゃもう黙ってはいない人々続出な世界でしょうから、そういう意味ではただ少女の妊娠を題材にしただけでもセンセーショナルな内容かも。が、いかんせん甘いというか、それでいいんかい?という違和感が終始つきまとう映画でして。性善説に基づくこの映画では結果的に命が軽いんです。妊娠から出産までが越えるべき障害のようで、ドラマ的に収まるべきところに収めただけで、そこに本来生じた筈の沢山の問題が、さらりさらりと流れてしまって、ジュノや周囲の子供、そしてそれを取り巻く大人や、大人になれない大人について語る事はできても、肝心の命については語れなかった、と。多方面に配慮すると、この程度で限界ですかい? 単なるコメディだからと逃げますかい? あと、男という存在についてやたら言い訳がましさを感じてしまったんですけど。これで良し、でいいのか? というか、ジュノはあれで成長したと言えるのかなぁ? 一人勝手気ままな思考・行動を暴走させた挙句に自己完結して、周りは何故か全員そのジュノをあったか~く許容しただけに見えるんですけど。アルジェントネタとか、微妙に笑えましたけどね。[映画館(字幕)] 5点(2008-06-17 21:15:48)(良:1票)
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