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1. サイドウェイ
《ネタバレ》 人生は、時々、とても時間がかかる...。そんな印象を受けた作品だった。
かつて愛した、そして今も愛している女性は、自分より華やかな男性と現われる。
彼女から、その子どもを身ごもっていると知らされた時の男の表情は、
これが映画である事を、完全に忘れさせる程のものだった。
「(10年目の)幸福」を祝う筈のワインは、おそらく「訣別」を意味する物へと
変わるのだろう。どんなに愛おしい思い出も、飲み干すしかない。
好きなシーンは、ワイナリー講座を抜け出して、抱き合うジャック達とは対象に、
ワイン(多分)の会話を交わす二人。そんな恋愛表現も良い。[DVD(字幕)] 7点(2005-09-24 23:44:04)《改行有》
2. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 悪役かと思われたルシアンが、後になって、悲恋の犠牲者と分かったり、
セリーヌの味方、大物ビクター復活、助けてくれるんだろうな...と思ったら、
逆だったり。その辺のストーリーは面白かった。欲を言えば、最後、
もう負けそうな展開、偶然にも「ルシアンの剣」が手に入り、仇を討つ...にして欲しいな。それも、古典的とは思うけど。あれだと、確かに使ったけど、あっけ無さ過ぎ。
それにしても、ケイト・ベッキンセールの低温な美しさが良い。その為の映画。
出来れば、マイケルが人間と知りながら魅かれて行く、敵となっても殺せずにいる、
愛するが故に噛めない、終盤、いろいろあって、とうとう噛める事になるんだけど、
噛む事で恍惚とする...なんていう、「吸血鬼ゆえの苦悩や妖しさ」を表現してくれたら
良かったな。まあ、欲張り過ぎか。5点(2004-07-25 22:03:12)(良:1票) 《改行有》
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