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プロフィール |
コメント数 |
250 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。 評価はもちろん主観です。 評価基準 各2点ずつで計10点 1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか? 2.視覚的に何かを象徴できているか? 3.プロットの構成は適切か? 4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか? 5.作品のテーマに普遍性はあるか? |
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1. ストライキ
戦艦ポチョムキンのオデッサの階段がどーのこーの、モンタージュ理論がどーのこーの、セルゲイ・エイゼンシュテインの映画というとそういうお勉強のために見る映画って感じじゃないですか。ソ連共産党の体制下で監督自身も公的なお仕事のために作品を作ってるんだろうなとどうしても堅苦しいイメージを逃れられないんですよね。でも、この長編監督デビュー作には何か違うものを感じるんです。もちろんこの映画が作られた目的が共産主義のプロパガンダであることは事実でしょう。しかしこの映画を見て連想するのはチャールズ・チャップリンのような風刺コメディだったり、バスター・キートンのような体を張ったアクションだったりするのです。とにかくすごいイメージを見せてやろう、あれこれの技法を試してみよう。そういう若き天才監督の熱意と情熱がこの映画には迸っていると思うのです。この映画では具体的な時代や場所が特定された事件が描かれているわけではなく、普遍的な寓話のようでもあります。理論的な編集を志向したがゆえに作為と不自然さが感じられ、史実をベースにしているがゆえに時代に束縛されている印象を受けてしまう後の作品よりも現代において見返す価値がある作品かもしれません。[インターネット(字幕)] 9点(2023-04-16 21:36:57)
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