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プロフィール |
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307 |
性別 |
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自己紹介 |
基本的に評価は甘め。 9点は映画としてほぼ文句の付けようの無い映画。 そして10点は多少アラが有ろうと個人的なツボに入り、人生に影響を与えた程の映画。 0点の映画は逆に怒りを通り越し尊敬の念さえ覚える映画。 |
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1. 惑星ソラリス
美しく、恐ろしい映画。
凝視しているとそのまま何処かへ連れて行かれそうな映像。
宗教的な音楽や台詞。
ソラリスの海のうねりはこの映画の全てを表している。
エンディングまで含めてほぼ完璧な映画だと思った。[DVD(字幕)] 9点(2009-03-27 08:43:37)《改行有》
2. ストーカー(1979)
この映画では「水」が非常に効果的に使われているが、それと同じぐらい、「闇(陰?)」と「光」の美しい描写に魅了された。
本来は「光」があって「陰」が浮かび上がるものだが、この作品では「闇」の中にくすんだような「光」が頼りなく描かれることで、現実世界の虚無感を最高に美しく表現出来ていると思った。
逆に、非現実世界であるはずのゾーンの描写は自然に溢れ美しい。
鳥が飛び、犬が佇むシーンなどは、本当にため息が出るほど美しかった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-03-26 03:11:09)《改行有》
3. ノスタルジア
この作品の神懸り的な美しさは、映画という枠さえも飛び越えてしまっているように思える。
言葉では言い尽くせない郷愁の想いを、
火、水などの自然物が我々に呼び起こす感情を詩的に映し、
極限まで抑えたBGM,まるで環境音楽のように流れる自然音で、
最高のかたちで表現している。
メッセージが全て理解出来なくとも、感じたものをそのまま受けとれば良いと思う。
人間の複雑な感情を表現するには、言葉じゃどうしても足りない。
この映画からは感情が溢れていた。
タルコフスキー映画の中では個人的に最高傑作だと思う。
[ビデオ(字幕)] 10点(2009-01-18 14:15:41)《改行有》
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