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プロフィール |
コメント数 |
210 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182 |
年齢 |
50歳 |
自己紹介 |
映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。 |
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1. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 男と女が愛し合い、その仲が戦争によって引き裂かれ、待ち続け探し続けた末に会えたと思ったらかつての恋人には夫が…というお決まりのパターン。当時でこそ最新ファッションだったのかもしれないけれど、ソフィア・ローレンのボンバーヘッドはどう見たって美しいとは思えなかった。……子どもとベッドを見て自分の願いが叶わないことを予想し、駅のホームでそれは確信に変わる。そこで終わっていれば美しい別れだったのかもしれないが、未練がましく夫が訪ねてきたり、挙句の果てには自分の子どもも忘れて「一緒にいこう」なんて情けない台詞を吐いてみたり、その後の余計な引きずり方にはさっぱり共感できなかった。物語の筋書きは「シェルブールの雨傘」なんかと良く似ていると思うが、あの雪のエンディングの美しい「肯定の別れ」に対して、この映画の別れは(別にそんな別れ方を否定する訳ではないが)すべてに「否定で後ろ向き」で後味が悪い。……評判どおり音楽の美しいこと、かつての恋人を追い求める時に汽車の窓から見えるひまわり畑。線路にひどく揺れるカメラアングルの観辛いのが何とも味がある。[映画館(字幕)] 6点(2006-09-23 20:05:37)(良:1票)
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