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【製作国 : ソ連 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 誓いの休暇(1959) 《ネタバレ》 ストーリーそのものよりも、このストーリーを作り出してしまった「戦争」というものの恐ろしさ、虚しさについて考えさせられましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-12 23:55:41)《改行有》 2. 懺悔 《ネタバレ》 「社会のためになることは全て道徳的である」というセリフがこの映画のテーマを象徴していると思いました。このような論理はソ連に限らず、さまざまな国家や組織において見られるものですが、そこで挙げられている「社会」の捉え方が問題なのではないでしょうか。 この作品の社会は、その「社会」の意味が極端に言えば「社会を掌握している権力・権力者にとって都合の良い社会」なんですよね。そして、権力のそういった思考を多くの人々が恐怖に屈服し「沈黙」という形で受け入れてしまったことが大きな悲劇を生んでしまったことを、この映画は観客である我々に強く訴えかけているように感じました。この作品がソ連崩壊を招いた映画といわれるのも頷けましたね。 本当に「社会」のためになることを為すためには、権力・権力者が無私であることが求められると思うのですが、欲望の生き物である人間が権力を持ちながら無私になることは中々難しいわけで・・・・・。それだからこそ、民主的な国家や会社はチェック・牽制機関を設けて何とか権力の暴走を食い止めようとしているわけなんですけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-14 00:30:02)《改行有》 3. 自由はパラダイス 《ネタバレ》 ソ連末期の閉塞感と弛緩した雰囲気が主人公の少年の行動を通して描かれていて興味深かったです。刑務所での父子再会の場面は非常にやるせなかったですね・・・・・・ [ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-23 21:09:04)《改行有》 4. 満州帝国崩壊 ~ソビエト進軍1945~ 《ネタバレ》 タイトルを見ると非常に威勢のいい戦争アクションのように見えますが、内容は非常に地味で重苦しいです。むしろ反戦思想すら感じてしまうくらい、戦争の虚しさが描かれています。しかも非常に安っぽいですし、日本兵もどうみても日本人には見えません。ロシア兵の日本語の方が、日本兵の日本語より聞き取りやすいです。 第二次世界大戦末期のソ連参戦を、ソ連側の視点で描いてるという点は興味深かったのですが、結論としては時間の無駄でしたね・・・・。 [DVD(字幕)] 1点(2009-04-13 17:02:36)《改行有》 5. 惑星ソラリス 《ネタバレ》 まずは、前半部分でいきなり首都高の映像が出てきてビックリしました。前半部分は正直退屈だったんですが、後半主人公の死んだ奥さんが出てきたくらいからは非常に惹きこまれました。何か、SF(まあ宇宙ステーションのセットとかは結構凄いですけど)というよりは人間ドラマという感じですね(エヴァンゲリオンみたいだなんてふと思ってしまいました。)。しかし、テンポの遅さは観ていて結構きつかったですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-02 19:14:56)《改行有》 6. 僕の村は戦場だった 《ネタバレ》 美しいけれども、非常に残酷な物語です。多くの言葉は無くても、イワン少年の存在感だけで戦争というものの悲惨さを描いていますね。 ちょっと、途中のマーシャをめぐるシーンなんかは意図が良くわからなかったりしましたが・・・・[ビデオ(字幕)] 6点(2007-07-15 15:58:37)《改行有》 7. ひまわり(1970) 《ネタバレ》 もう、オープニングの美しくせつないテーマ曲とひまわりの映像が非常に素晴らしいです。しかし、力強く咲き誇るひまわりの下には哀しい事実が・・・・・・。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの哀しいラブ・ストーリーも素晴らしかったですが、この映画は戦争により尊い命を落とした人たちへのレクイエムなんじゃないでしょうか。そしてその人達の象徴があの一面に広がるひまわり畑なんでしょう。 本当に名作と呼ぶにふさわしい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-04-08 20:20:43)《改行有》
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