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【製作国 : ソ連 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. SOS北極.../赤いテント 《ネタバレ》 白い大地での壮絶な戦い、人間ドラマ。タイトルがえらく安っぽいのだが、中身は全く安っぽくない。 ■構成はトリッキーだが、内容は完全に正統派真っ向勝負で、極限状態での人間のエゴと心理をうまく描き出していると思う。そんなにノビレが責められるべき状況なのか(結果的にはテントの隊員は助かっているようだし)は謎だけど。 ■しかし、カットが切り替わるごとに揺れる画面、あれはよくない。自分のDVDだけかもしれないが。[DVD(字幕)] 8点(2011-06-02 00:18:36)《改行有》 2. ひまわり(1970) 《ネタバレ》 TSUTAYAの名作コーナーに置かれていたので、普段はあまりそういうのは借りないのだが鑑賞してみた。結果、予想よりもかなりいい作品だった。壮大な音楽と、冒頭、中盤、最後で現れる一面のひまわりは、見ているだけで何かを感じさせられる。 ■展開は男女が戦争で生き別れ、再会できたものの相手はすでに別の生活を築いており、もう元には戻れない、というオーソドックスなもの。だが、それを正面から訴えてくる本作は、最近の過度な装飾の作品とは異なり、心を揺さぶるものがある。 ■あのような展開をたどるのだったら、ひまわりの畑の下にアントニオが眠っていた方がどれほどよかったものか。ジョバンナもきっとそう思っていたに違いない。生きていたのに、やっと再開できたのに、一度運命に引き裂かれてしまった糸はもう紡ぎなおすことはできない。それは死んで別れてしまうより辛い。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-23 00:07:23)《改行有》 3. ストーカー(1979) 《ネタバレ》 この映画は、徹底して「描かない」ことによってゾーンを描きだすという逆説的手法をとっている。ただ淡々と、そして部分のみを描き出すことで、観客は己の想像力で周りの空白を埋めていく。そう、それはまさにゾーンの「部屋」の構造と同じである。「部屋」は自分の無意識(本性)を表に出す部屋であるが、それは自分の想像=本性が埋めていく「周りの世界」そのものである。 最も身近でありながら究極の謎、自分の真の存在を知ることのできる「部屋」。ストーカーはそれを特権的なものと認識し、ゾーンに依存してしまう。だが作家と教授は「自分」を謎に包むことによってリアルを生きる方を選択する。真実はときに残酷であり、認めがたい。だから「部屋」は封印される。 しかし信じがたいことも起こる。最後の「奇跡」はリアルに生きるしかないわれわれに一片の希望を見せている。 しかし長い![DVD(字幕)] 7点(2010-07-11 23:40:18)《改行有》 4. 不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 ひたすら「クー」に終始している映画。まったりしている。前半はいいのだが、後半の感じがちょっといまいちだったので2点減点してこの点数。しかし国費を使っただけあるトンデモ映画。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-19 09:54:38)
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