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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
63歳 |
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1. ひまわり(1970)
いわゆるメロドラマ系の作品だが、昼メロのように低俗で軽薄ではなく、
説得力のある状況設定がしっかりと用意されてます。ストーリーはありきたりで単純なれど、
人物のディテールもしっかりと描かれているため、ヒロイン、主人公、サブヒロインに
感情移入がしやすい。ヒロインの義母だけは、存在の意味をなしていないのが惜しいくらい。
反戦のメッセージをさりげなく織り込みつつ、風景描写で映し出される「ひまわり」で、
本作のテーマを表現したセンスのある演出。日本人好みの哀愁感たっぷりな音楽もいい。
総体的に完成度の高い作品だが、シナリオ、演出、音楽が特出している名画。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-02 13:58:35)《改行有》
2. 戦艦ポチョムキン
政治的背景の強い作品なので、内容に関しては賛否両論あるだろうが、
映画としての完成度の高さを素直に評価したい。映像演出の技法はもちろん、
サイレント映画でこれだけの迫力を出せるとは、少なからずショックを受けた。
特に「オデッサの階段」のシーンは、強烈な印象として記憶に残っている。
名作や名画という表現は適切ではないかもしれないが、その後の映画作品に与えた影響、
先駆的という点で歴史的な作品かと思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 05:58:56)《改行有》
3. 惑星ソラリス
導入部からの雰囲気がちょっとミステリアスで、全体としてみても、
非常に不思議な感覚の作品に仕上がってます。制作費がなかったのか、
セットの作りなどはしょぼいんだけど、その分、演出面においての工夫が随所に見られ、
こちらの緊張の糸を途切れさせずに、最後まで引っ張ってくれた。一応SF映画でありながらも、
主人公の心理描写を中心にしたお話の展開もいい。これで映像が「2001年宇宙の旅」並だったら。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-27 00:24:22)《改行有》
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