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【製作国 : ルクセンブルグ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 理想の女 原作の舞台をアマルフィに、主人公ウィンダミア夫妻をアメリカ人へと変更してますが、ストーリーとの違和感はなく良く馴染んでいます。アマルフィみたいな名所を舞台にすると、某日本映画みたいに半ば観光案内みたいなものを想像しちゃいますが、さすがにあんなバカなことはしていません、この映画は。米英の有閑上流階級がひと夏を過ごす場所としては持ってこいじゃないですか。 オスカー・ワイルドの戯曲が原作ですから、全篇ウィットに富んだ名セリフのオンパレード状態。良く聞くとけっこう辛辣なんですが、笑えます。この映画を観た最大の収穫は、何と言ってもH・ハントの女ぶりの良さ!熟女の魅力が大爆発です。スカヨハなんて演技はもちろんのこと、彼女の前ではまだまだガキです。T・ウィルキンソンも良かった、今まで観た彼の役の中で一番だったと思いました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-01 21:04:48) 2. ポルノグラフィックな関係 いかにも大人っぽくフランスらしくていいですね~。ナタリー・バイは若いころトリュフォー作品に良く顔出してた女優ですけど、すっかり熟女になっています。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のレオナルド・ディカプリオの母親役ぐらいしかないのですが、もっとハリウッド映画にも出て欲しい女優です。 そして「彼」セルジ・ロペス、どっかで見た顔だなと思ったら、『パンズラビリンス』のあの極悪非道なヴィダル大尉じゃないですか。本作と比べてみてもこの人の演技力はけっこうレベルが高いなあと感心しました。題名のせいもありレンタルショップではエロドラマのコーナーに置かれていることが多いのですが、観て損はない佳作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-10 11:04:28) 3. マッチポイント 《ネタバレ》 この脚本は、ウディ・アレンのフィルモグラフィ中でも屈指の出来の良さです。前半は今まで観たことのある良くあるお話しで、いつ事件が起こるのかなと多少いらつくぐらいでした。その分、妖艶なS・ヨハンソンを堪能できるのですが、結構気性が荒い役柄なのでだんだん鬱陶しくなってくるのです。そして事件が起きてからの急展開した物語があのような結末になるとは、思わずうなってしまいました。警察がちょっとアホすぎるかなとも感じましたたが、なるほど妊娠がウソだったという解釈もあるのですね(もっとも、映画上ではそういう伏線は全くなかったですが)。そもそも、出てきた刑事がユエン・ブレムナーだったので、こりゃだめだと思いましたが(笑)。[DVD(字幕)] 8点(2010-03-28 22:44:38) 4. シャドウ・オブ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 発想は良いんですけどね、この作品。その発想をスタッフが消化しきれていないのですよ、これが。ウィレム・デフォーはメイクも演技も文句なしで素晴らしいのですが、途中まで観ていて、この映画は実はホラー・コメディなのかと思うほどノスフェラトゥが滑稽に見えてしまう。いっそのことコメディに徹した方が良かったと思うのですが、ラストはなんか途中で放り出した様な終わり方で、がっくり。突っ込みどころも多いのですが、そもそもサイレント映画の時代に、あの程度の照明設備で夜間撮影が出来るはずがないでしょう。現実の『吸血鬼ノスフェラトゥ』は、私は未見ですが、異様に白っぽい映像だそうで、当時の技術では闇を撮影するのは無理だったみたいです。そういうことを踏まえたうえで脚本を書かないと、いくらフィクションでも説得力がないでしょう。私のセオリーは、「オスカーの演技賞に出演俳優がひとりだけノミネートされている映画に当たりなし」ですが、この作品でも適中しました。[ビデオ(字幕)] 4点(2010-03-24 01:45:41)
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