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1. さあ帰ろう、ペダルをこいで
《ネタバレ》 祖父と孫とが旅を続ける間にいろいろあって変化が・・・というのはよくあるパターンだよなあ、と思いながら見始めたのだが、ちょっと違っていた。記憶を失う前の「元の生活」の部分が丁寧で、亡命前も亡命後も、圧政の理不尽さと生活上の窮迫感がきちんと押さえられている。ところがその部分の出来が良すぎるため、肝心の自転車の旅が全然映えないのだ。走っている以外に特に何かがあるわけでもないし、ダンスのお姉ちゃんとの出会いはいかにも付け足しだし。それよりも最後のバックギャモン勝負が全部を持って行ってしまったというのは、やはり問題だと思う。ただ、途中ですっと祖父が消えてしまう点だけはなかなかトリッキーだった。[DVD(字幕)] 6点(2021-07-26 01:24:44)
2. イースト/ウエスト 遥かなる祖国
《ネタバレ》 第二次大戦後の亡命帰還者というのは映画でもあまり見ることがないので、勉強になります。この作品は、途中、いろいろな人がいろいろな意味で問題なんですけど、その積み重なりがクライマックスのパートに達するに至って、物語が力強く色づいてきます。ただし、登場人物の日常生活はちょっと緩い気がして、敵方はもう少し頭良さそうに描いてほしいところでした。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 03:05:43)
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