|
プロフィール |
コメント数 |
3996 |
性別 |
男性 |
年齢 |
54歳 |
|
1. ニード・フォー・スピード
とりあえずカッチョよいクルマが走りまくる映画です。クラッシュシーンもありますが、とりあえず破壊マニアよりスピードマニア向けの映画、といったところでしょうか。公道でのカーレースで、仲間を殺された挙句に、その罪を着せられ服役させられた主人公。仮釈放後、仲間を殺した男・ディーノへの復讐のため、カーレース開催地であるサンフランシスコへと、はるばる車を走れらせる。と言えば何だかロードムービー風で、しかもその途上では、彼のレース参加阻止を企む刺客が襲い掛かる、とくればこれはゼッタイに面白くなるはずなんですけれど……なーんか、薄味なんですよね。この道中をどれだけタップリ描けるかが見せ場のひとつだと思うのですが、もうひとつ印象を深められないまま、映画の尺だけは2時間超と間延びしてしまって。ラストのレースも、どこがゴールであとどのくらいの距離なのやらもわからず、そりゃスピード感は満点ですが、それでもやや漫然とした感じで、切迫感に欠いてます。逆に言えば、高級車仕様のキレイに仕上げた映画、といったところでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-07 09:27:07)
2. ファイナル・ミッション(1984)
中学~高校の頃と言うと、日曜洋画劇場ばかり観てたよ。そのラインナップってのが、今考えたら、そりゃあ随分ヒドイもんで、多分、放送される映画の半分くらいは、どこで拾ってきた(or押し付けられた)のやら判らない、得体の知れない安物アクション映画、安物サスペンス映画で、その後トンとお目にかかることも無い代物だったりする(そういった作品が、日曜洋画で半分くらい、木曜洋画なら9割以上かな、うひょひょ)。それでも、当時の私は今以上におバカだったので、それが安物だとは気が付かない。むしろ、とりあえず予告編を観て、銃がぶっ放されたり何やら爆発してたり自動車がぶっ壊れたりするシーンがあると、「おお、来週もスゴそうな映画だぞ」、と、ついつい観ちゃうのであって、お陰で、当時「これが映画だ」と信じてたこれらのモノは、タイトルも思い出せないのが多かったりするのです、しくしく。しかーし。そんな中で、当時観てて、こりゃホントにスゴイぞ、と(今思い返せば明らかにどうしようも無い映画ながら)誤って気に入っちゃった作品ってのは、その後しばらくしてからUHF局で拾われて再放送されたりして、不幸にも忘れられない一本となってしまう場合がある。その一例が、まさにこの作品!なのであります。内容的には、『ランボー』のパクリ、と言えばもう事足りるのでして、そのパクリ性についてこの映画を評し、「いやぁ、ランボーな事しますねぇ」と言ったのは日曜洋画を解説してた淀川さんだったか、KBS京都かどっかで再放送したときに解説してた桂文珍だったかは、忘れちゃったが、そんなことはどうでもよろしい。こういう明確なパクリは確かに邪道ではあるけれども、そこに加えられたサービス精神、これこそが、「もしかして『ランボー』よりもスゴイんじゃないの?」と、たとえ人生のホンの一時期ではあっても、私を勘違いさせてくれた、まさに本作の命であります。アクションシーンは確かに安っぽい、しかし質より量を追い求めるのは中高生のサガであり特権じゃないか(←違います)。そして、クライマックスの大バトルを見よ。ランボーよりもカネをかけずにランボーよりも派手に戦う勇姿が、そこにはある。要するに、とにかくホメるような映画じゃないことは確かですけども(笑)、私にとっては忘れられない青春のヒトコマ、であります。[地上波(吹替)] 7点(2006-08-13 23:03:57)
|