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【製作国 : フィリピン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 水の中から姿を現し、泳ぎ始めるOPは『アルティメイタム』のラストシーンを彷彿とさせ、ファンの期待に応え、前作をきっちりと意識しているであろう粋な演出で思わずニンマリしてしまったが、ここから始まる冗談とも思えるテンポの悪いダラダラ会話劇にまさか付き合わされるとは思ってもみなかった。期待大のエドワード・ノートンの登場で会話劇も前作同様、緊迫感をはらんだ流麗なものになると思っていたが、これがどうにも駄目でちっとも乗れない。冗長な上、役者のアップ多用、引いた画が少なく画面にメリハリが無い為、非常に退屈。ストレートかつシンプルと言えば聞こえは良いが、上記した演出では耐え難い。研究所の乱射事件の後のマルタを訪ね、尋問するシーン。わめき合う2人の女をぼー、っと眺めながら、「・・・コレ、何の映画だっけ?」と本気で感じてしまう位に冗長な展開です。『エドワード・ノートン』本人の存在感は流石だが、キャラの存在感がとても薄い。ノアやパメラは画面に映るだけで興奮したものですが。このせいで、抹消される2人と作戦を実行する局員の対立のバランスが悪くて、とても『ボーン』シリーズとは思えない平凡な仕上がりに感じる。後半出てくる工作員、アジア系って…。ビジュアルが弱過ぎるし、メチャクチャ安っぽい。(この人『プレデターズ』の日本人ヤクザじゃないの?)『スプレマシー』のカール・アーバンの、佇まいだけで殺気とオーラを放っていたあの雰囲気には足下にも及ばない。ラストに流れる『エクストリーム・ウェイズ』のメロディだけが高揚感を煽ってくれました。『アルティメイタム』を超えるのは、同作コンビしかいないでしょう。[映画館(字幕)] 3点(2012-10-01 23:15:26)(良:2票)

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