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1. 殺意の誓約
《ネタバレ》 風景がもう違うんですよ、やっぱり。ノルウェーだったと思うけど「ファイティング・ダディ」でもガラス張りの住居が印象的だったんですが、本作もガラス張りのマンションが印象的でアイスランドなんでまるで氷の塔みたい。
内容なんですが、主人公の外科医で悪い男から娘を離そうとする父親のフィンヌルが結局何をどうしたいのかよくわからない。
ヒポクラテスの誓約がここでどのように関わっているのかよくわからない。なんだかんだ言っても殺したことには変わらないと思うし、一発で死に至らしめないやり方はより残酷です。
その娘がどうにもバカ娘過ぎで共感も同情もできない。いくら18歳以上とはいえ大学は退学になり、とんでもないヤツに入れ込んでとんでもないことしてる娘に対して何も言わなさすぎ、しなさ過ぎでしょ。離婚して再婚相手の娘もいて前妻との娘には負い目でもあるのか娘に言われっぱなしなんです。イライラしました。とにかく男がいなくなれば万事解決みたいな考えが理解できない。天才的な外科医ということらしいけど人間性はどうかと言われたら、う~~~ん??となってしまいます。
大量の麻薬を所持している売人の男、乱用してる娘が目の前にいるのに何もしようとしない警察、そのくせその売人の男が死んだとなったら
執念深く追及する。麻薬は野放しなの?アイスランドは。
「湿地」でも感じましたが社会問題を提示してるんじゃないかと感じました。
映画としては・・・悪人がやっつけられて「よかったー」ともならないし、共感する部分がほぼ無いので満足感は得られなかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-10 14:40:33)《改行有》
2. 湿地
《ネタバレ》 まずですね、聞きなれない北欧アイスランドの名前に難儀しました。その人は誰よ?という具合です。
話の内容は遺伝性の難病とか、悪徳刑事とか封印された過去とかなかなか興味深くミステリー、サスペンスとしていろいろ揃っていて飽きることもつまらなくなることもなく観られます。
しかし、のめり込んで夢中になれるかというとそうではないんですね、映画としての面白さやセンスとか娯楽性の部分は足りないかな。
北欧映画らしさはあると感じます。
ところで件の難病は女性に限って悪性として発病するってことなんでしょうか。可愛らしさの絶頂にある幼い娘となれば辛さや悲しみ、そして恨みも増幅するでしょうね。保因者である自分も抹殺してしまいました。自分が生まれた経緯がレイプですからね、いや~これは辛すぎるでしょ。
レイプされて妊娠した子を産む・・・30数年前はそういう選択をせざるを得ないってことだったんですかね、アイスランドは。
主人公の刑事の娘も多分父親は誰なのかはっきりしないと察するんですが、宗教の影響なのか中絶に対してかなり厳しいんですかね?警察官でも銃を発砲するシーンはなかったけど。
バッドエンディングと言っていいと思うんですが、社会問題を多分に含んでいると感じました。[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-20 14:10:49)《改行有》
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