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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. 軽蔑(1963)
互いに理解し合えない男と女。
永遠のテーマとも言える題材を、卓抜な演出で描いたゴダール作品。
夫婦間の心の内の変化を軸に、ギリシャ神話「オデュッセイア」のオデュッセウス、ペネロピ夫妻のエピソードを絡め、アンニュイな雰囲気、美しい映像、独特の色彩感覚で仕上げています。
安直なラストだけは「?」だったけど、その他の見所は、妻役を演じるブリジット・バルドーの魅力。それ以外では、「メトロポリス」(1926)の映画監督、フリッツ・ラングが本人役で出演していたことに驚きました。
ドラマチックな展開はいっさいなし、絵画的、芸術的、前衛的な作品なので、この手の映画が苦手な方はご注意を。[DVD(字幕)] 8点(2015-04-15 11:59:04)《改行有》
2. 毛皮のビーナス(1969)
マゾヒズムの語源になった、マゾッホの原作をベースにしているらしいけど、
そう言われて、ああなるほどとわかる程度の内容。テンポが悪く、
かなりダラダラしていて、単なる偏執狂の夫の姿を描いているだけに思えてしまう。
唯一の見所は妻役を演じるラウラ・アントネッリ。「青い体験」で魅せた妖艶な姿は、
こちらでもたっぷり堪能できます。[DVD(字幕)] 2点(2011-10-05 16:40:12)《改行有》
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