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プロフィール
コメント数 296
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  コッポラの胡蝶の夢 《ネタバレ》 邦題の「胡蝶の夢」というタイトルよりも「邯鄲の夢」と言うタイトルが相応しいと思える内容ですが、高校の漢文の授業を思い出してもらっては困るのでこのようにしたようです。と言っても正式な邦題も中国の古典である「壮子」、直接的には作品の最後の方でのドミニクと同僚らしい年配者との集いでの会話から来ています。老子と並ぶ道教の思想家である壮子は西欧の芸術家に多大な影響を与えました。わたしが知る限りではメキシコ人ノーベル賞詩人兼哲学者でスペイン語圏に俳句を導入したオクタヴィオ・パスが「胡蝶の夢」というタイトルの詩を書いていたはずですで監督のコッポラも壮子の胡蝶と邯鄲の故事の両方を知らなかったはずはありません。そして中国語の習得に励むドミニクが書いた最後の漢字は「未熟、無知」を表す「蒙」です。それはいいとして、中盤からドミニクがナチスの秘密警察に追われるようになった経緯はよく耳を傾けたのですがわかりませんでした。ストーリーはハンガリーの首都のブダペストで始まり。ドミニクは精神科医の助けで中立国スイスに逃げ、そこで戦後になってヴェロニカと出会うのだと思うのですが、間違っていたらごめんなさい。でも今回2度目となる鑑賞ではそれらはどうでもいいことだとわかっていました。ただ、東欧の良識ある人々にとって、特に第一次世界大戦終結までオーストリアと同じ君主を元首として戴いていた独立国のハンガリーにとって、1939年にオーストリアがナチスソイツに無血併合されたことは悪夢のような出来事だったに違いなく、第二次世界大戦後そのままソビエト連邦の傘下に入ったこともまた然りだったということは記憶に留めないといけません。この作品が制作されたのはベルリンの壁が崩壊して9年後ですが、ナチスドイツとソ連の支配下から脱することができた東欧の人々はこの頃ようやく自分の頬をつねっては「醒めない悪夢はないのね。」と呟き始めたのではないでしょうか? バルカン半島だけは1984年に自由ろ繁栄を謳歌する冬季オリンピックを主催した後で民族抗争の嵐に見舞われ、10年後のオリンピックの開会式で黙祷が捧げられたことを鮮明に記憶しています。醒めない悪夢がないなら醒めない甘い夢もないということなのでしょうか。。。これを書いている現在、わたしが住む街ニューヨークでは伝染病が猛威をふるい、第二次世界大戦後に国際平和の実現のために設立された国連の事務総長が(おそらく)ニューヨークから「人類の敵であるウイルスと戦うために世界中の全ての紛争を停止せよ!」という号令を発しました。戦争の脅威は死と破壊ですが、死と経済衰退という脅威を目下人類に与え続けている伝染病が「醒めない悪夢は本当にないんだね。」とみんなが思えるような形で収束し、全ての人類が地球に生まれて良かったと思えるような思い出とともに人生を全うできるといいです。[DVD(字幕)] 8点(2020-04-06 04:53:02)

2.  ゴヤ 私が所有しているDVDの中で何度も見たくなるものの一つ。しかも、登録を要請しておきながらこの超辛の点数です。スペインが生んだ偉大な画家で近代絵画の祖といわれるゴヤほど波乱万丈の生涯を送った人は歴史に残る芸術家の中でも珍しいのに、巻頭からすでに温厚なおじいちゃんになっているゴヤが登場・・・彼の若き日の野心や冒険や恋なんかが追憶のフィルターを通して再現されるからこそ美しいと言えないことはないのですが「この人の人生では次に何が展開されるのだろう」といった期待なしに全編に付き合わされる結果になっていますが、こう言えるのはゴヤの生涯について私がある程度知っているからで、そうではない人にとってはのっけからボケ老人(すぐにそうではないことがわかりますが)が登場し、くだくだ回想を述べるという内容に見えるかもしれません。若き日のゴヤ(50歳前後ですが)を演じるマッチョな俳優さんの好演もラテン諸国で主演男優賞を総なめにしたおじいちゃん俳優に食われてしまって、そのこと自体は悪いことではないのですが、ゴヤの波乱に満ちた生涯を「老人向け」指定映画にしてしまうのはもったいないです。それにしても、年月のフィルターを通して展開される老人ゴヤの回想シーンの美しさと迫力は圧巻、スペインの雰囲気を彷彿とさせる音楽もすばらしいです。ゴヤの作品と生涯に詳しい方、スペインの文化に憧れている方、そしてストーリーよりもエキゾチックな映像や雰囲気を楽しみたい方にとってはこの作品は満点でしょう。カルロス・サウラ監督の他の作品、「タンゴ」や「カルメン」と同様、この作品からも同監督の「ストーリーが派手でわかりやすいハリウッド映画とは一線を画したい」という意気込みが感じられるのですが「もうひとふん張りして!」という願いを込めて超辛の6点を献上します。[DVD(字幕)] 6点(2005-08-12 03:51:31)

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