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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  死刑台のメロディ アメリカの暗部、アメリカの汚点、冤罪の多そうなアメリカでもここまで露骨な冤罪は映画にできなかったんでしょう。 しかも人種差別・思想差別による偏見からというのは言い訳もできないところで、触れられたくない「古傷」かもしれない。 アメリカの話なのに全篇イタリア語というのは違和感があるが、イタリア人のコミュニストというだけで無実の罪を着せられて死刑になってしまう話には怒りを覚える。 世論がいくら沸騰してもでたらめな裁判は覆らなかった。これでは死刑廃止の声がおこってもおかしくない。 それにしても赤狩りといい、かつてのアメリカの共産主義に対する反感は想像以上にすさまじいというのが伺える。 事件のことは全く知らなかったが、これは事実を忠実に映画化したというからおよそはこのとおりだったのかもしれない。 この作品からは事件を闇に葬らせてはおかないというような気概を感じる。それは脚本やら演出、被疑者や弁護士を演じた俳優の演技など全てから、、、 いくら弁護しようが結論は変わらないと諦観するに至ったサッコの表情がかえって強く訴えてくる。 やり場のない怒りに美しいJ・バエズの歌が流れるのがなんとも物悲しい。 手紙を歌にしてたんですね。ラストの歌は知ってましたが背景がこれであったのは初めて知りました。 私も勢いでつけると9点くらいつけたくなりますが・・8点(2004-06-13 17:33:46)(良:2票) 《改行有》

2.  女王フアナ 1500年頃のスペイン、比類なく美しく聡明でブルゴーニュ大公フェリペに嫁いだのに後にスペイン女王となり、なのに狂気で人生の2/3ほども幽閉されながらも女王であり続けたというフアナ。その数奇な運命や伝説は網の目のように絡んだヨーロッパ王朝にもしばしば登場してとても興味深い。これは彼女の結婚前後からの夫の死あたりまでの夫との愛憎を軸に描いたもの。彼女は夫だけを愛し続けたが夫は浮気症で嫉妬に苦しみ激しい言動が狂気とみなされる。でもまだこの頃は狂気というより人一倍情が深く激しい気質ゆえという感じがする。貴族の浮気は普通だったとしても、彼女は愛が深いだけに夫にも自分だけを愛して欲しかったというフアナの気持ちはよく分かる。生まれた時代や身分が不幸だったという気がする。個人的にフアナや他国に広がった係累など史実とあわせて見ると中世の歴史を知るきっかけになって面白い。ピラール・ロペス・デ・アジャラはちょっとウィノアに似たような美しさで気品があるうえ、女王としての威厳さえ漂わせ見事なフアナだった。豪華な衣装やセットで伝説のロマンを再現して見せてくれたのが嬉しかった。 8点(2004-05-23 21:29:24)《改行有》

3.  自転車泥棒 いい作品ではあるが、ただただやるせなく悲しい気分が尾を引く映画。敗戦国・イタリアの戦後貧しく誰もが生きるのに必死だった日常が、同様の状態だった日本に重なって見え、そのどん底貧乏ぶりがリアルで悲しい。自転車を盗んだ犯人もまた生活困窮者で、苦しい者同士で生存競争を繰り広げているのがなお悲しい。子供に免じて見逃してもらえたものの、あの終わり方ではあれからどう生きていくのだろうと考えてしまった。8点(2003-06-22 17:13:10)

4.  終着駅 ファーストシーンですでに「何事かあったらしい」男女がテルミニ駅に来る。ここから最後まで駅でのシーンというかなり斬新な設定で、話もほぼリアルタイムで進む。列車に乗って別れてしまえば5分もしないで終わってしまうが、お互い別れがたいという話だけでこれだけの時間を見せてしまうのはある意味で評価したい。が、延々と引き伸ばすことに少々無理がありくどくもしつこい気がする。不倫の女性の揺れる女心をJ・ジョーンズは切なく見せる。M・クリフトは未練がましさを最後まで見せる。しかし二人がこれほどの恋心を抱くようになったいきさつがほとんど描かれてないので二人に感情移入できず、このしつこさに辟易した。これでは「執着駅」。同じような不倫で駅での別れなら「逢びき」のほうが良かった。ジョーンズの甥の役で、まだ少年のリチャード・ベイマーが見られます。6点(2004-01-21 18:16:26)

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