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1. スウェプト・アウェイ
《ネタバレ》 「なるほど、これはラブストーリーだったのか」とようやく後半になってから気付く。終盤のピュアな展開には心打たれましたが(単純?)、如何せん前半のテンポの悪さと中盤の意味不明なSM趣味が気になります。あそこはお得意のガイ・リッチーテイストでもうちょっとサクサクッと進めて行ってもらいたかったのですが。海の映像の美しさが際立っていたのと、それからエンドロールの出現の仕方は秀逸です。オリジナルを観ていないので何とも言えませんが、個人的には世間で言われている程そこまで酷い作品だとは思いませんでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-16 19:23:29)
2. スプレンドール
《ネタバレ》 個人的にあんな映画館なら毎日でも通いたい。最初は『ニュー・シネマ・パラダイス』の亜流みたいな作品かな?と思っていたのだけれど、ところがどっこい!『ニュー・シネマ~』に負けず劣らず素晴らしい作品でした(て言うか製作年よく見ろっての)。劇中には『メトロポリス』『プレイタイム』『アメリカの夜』と、映画ファン感嘆のラインナップが続々登場。映画館の隅にさり気なく『フルメタル・ジャケット』のポスターが貼ってあったり、ラジオから「カンヌで『甘い生活』がグランプリ受賞!」とか流れてきて当の映画の主演男優はどこかの映画館で館主を務めているという、エットーレ・スコラ監督の遊び心にも感服。ストーリーは如何に映画が素晴らしいかということを延々と語り続けていくような内容なんだけど、同じ映画ファンとして共感できるというか、登場人物の映画に対する愛と情熱について心揺さぶられる。スプレンドール座の映写技師演じるマッシモ・トロイージのマシンガントークには爆笑、そしてマルチェロ・マストロヤンニは改めて味わい深い俳優なんだなぁと再認識しました。作品全体にパートカラーを使っていたのは最後のシーンが撮りたかったからなのね、と思いつつもやはり感泣。今頃観ておいて何だけど、やっぱり映画ファンなら押さえておいて損はない一本だと思います。[ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-30 00:49:12)
3. 素敵な歌と舟はゆく
「月曜日に乾杯!」よりも好き。この監督の映画って全然タッチが変わらないのねと思いつつも、ほのぼのとした幸せな気分になれる。劇中に出てくる鳥、犬、ボート、バイク、鉄道模型、ヘリコプターと何もかもが愛しい。これにはタチ的なセンスの良さがあります。8点(2004-10-16 23:45:52)
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