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プロフィール |
コメント数 |
3274 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 41 小津安二郎 37 石井輝男 24 豊田四郎 19 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 15 今泉力哉 22 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 14 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 17 ジャン=リュック・ゴダール 36 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 15 ジャック・ベッケル 13 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 27 アルフレッド・ヒッチコック 53 ジム・ジャームッシュ 15 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. 素直な悪女
《ネタバレ》 コンパクトな作品ながら、ゆったりとした流れ、そしてブリジット・バルドーの魅力も余すところなく堪能できる。
最後の「FIN」の文字は、さすがに尻切れトンボ感は拭えない。
この二人の若い男女の行く先は、なかなか困難な道のりなんじゃないかと心配になったり。
フランスとイタリア合作という事もあり、両国の良さがうまくミックスされている。
しかし一番悪いのは、あの長男じゃないのか?
いくらバルドーが魅力的でも弟の奥さんは寝取るのはマズイだろ・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-29 18:25:44)《改行有》
2. ストロンボリ/神の土地
《ネタバレ》 イタリアン・レアリスモの教祖的存在のロッセリーニが放った痛烈なる作品。
終り方が特に良い。
ストロンボリ島に渡った経緯、渡ってからの環境と心理的葛藤、そしてラストの神頼みな絶望的心境に至るまで、小気味いいまでのリアリティが貫かれている。
映画で描かれがちな嘘っぽい甘さなど、どこ吹く風。
世間の厳しさを決して大げさに表現することなく、リアルに描いている。
この辺りの演出力は、他の追随を許さない確固たるものを感じる。
さすがはロッセリーニといった演出だ。
バーグマンは、本作では(?)とても美しく、本作の後にロッセリーニと駆け落ちしたというのも納得の雰囲気。
他の作品ではそんなに魅力的に感じなかったバーグマンが、本作ではその魅力を十二分に発揮していた。
これはロッセリーニとバーグマンの相性を象徴しているかのようで、微笑ましい。
痛烈でいて、リアルなラストの描写は、「ハッピーエンド」とか「バッドエンド」とか「アっと言わせるだけのラスト」とかに勝手に縛られているハリウッド映画とは異なる、別格の余韻を残した。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-10 22:33:27)《改行有》
3. スエーデンの城
“モニカ・ヴィッティが最も美しく撮られた作品”と誰かが評していたが、まさにその通り!
ただでさえ美しいモニカが、本作ではことのほか美しさと色気を撒き散らしている。
この作品は、モニカの美しさを、ただただ堪能すれば良い作品なのだ。
スエーデンの孤島に存在する、とあるお城で繰り広げられる怪しい貴族の物語。
そのお城にはモニカ・ヴィッティ演ずる美しき女性が住んでいる。
ヴィッティはこのお城の主である暴君の妻だが、訪れる客人をことごとく誘惑する。
そんな美しき人妻に誘惑されれば、男なんぞひとたまりもない。
一瞬にして恋に落ちる主役のジャン=ルイ・トランティニャン。
しかし彼は妻と関係を持ったことが暴君の夫にバレて命を狙われることに。
孤島のお城という逃げ場の無い場所で命を狙われ、絶対絶命のトランティニャン。
さて、その結末はいかに?!
とまぁ、話の展開はこんな感じであるが、ここから先は少し余談を・・・
監督のロジェ・ヴァディムは、稀代のプレイボーイとしても知られた人物。
彼が今まで付き合ってきた女性はブリジッド・バルドーやジェーン・フォンダ、そしてカトリーヌ・ドヌーヴだ。
その名前を聞けば分かるとおり、女性に関してはかなりのメンクイ。
そしてセンスもいい。
そんな彼に主役に見出されたヴィッティも、これら二人の女優に負けず劣らず美しいが、本作の後にヴィッティとヴァディムが交際したという話は出ていない。
ロジェ・ヴァディムもさすがにヴィッティは口説けなかったのか?!
それとも、アントニオーニの影響か?!
それは当の二人にしか分からない・・・
[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 20:09:23)(良:1票) 《改行有》
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