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プロフィール |
コメント数 |
848 |
性別 |
男性 |
年齢 |
48歳 |
自己紹介 |
思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。
ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!
レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪ |
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1. セントアンナの奇跡
《ネタバレ》 奇跡も悲劇も惨劇も全て人間が起こすもの。そしてそれはどっちに転ぶかなんて誰にもわからない。アメリカ、イタリア、ドイツ、パルチザン、白人、黒人、兵士、民間人、少年。そうやって意図せず一くくりにさせられる部分と、決して一くくりにできない1人1人の心の部分との葛藤。
本意ではない戦争という舞台を通じて出会い、時には交流を深めたり、争ったりする。しかしどれだけ追い込まれても人間の奥底にある「慈悲」の心は失わない。だからこそそれが最後の最後で奇跡を起こさせる。私は弱い人間なので、そこに描かれるものが真実であったとしても、救いを求めてしまいます。戦争という人の命を簡単に奪い合う醜い中でも、人の心を失わなかったものに救いのある展開は本当に安堵します。
戦争で生き残り、まっとうに余生を過ごしている男が容赦せず人殺しをした相手とその理由。そしてその釈放に力を尽くした人間の存在。見終わると全てが見事に繋がります。
冒頭で上から降ってきた新聞を見た時に、衝撃でカップをこぼす彼がアンジェロなんですね。最後のバハマのシーンで、老いたヘクターに語りかけるアンジェロの目が、戦地で出会った少年とまったく同じ純粋な目をしていたので、涙が止まりませんでした。
スパイク・リーは個人的には前作でとてもガッカリさせられたのですが、この作品はまさに新境地で感動いたしました。チョコレートの巨人を演じた役者さんが本当にステキだった(ちょっとだけ「パニック・ルーム」のフォレスト・ウィテカーとイメージがかぶりました 笑)ことも最後に付け加えます。[DVD(吹替)] 8点(2010-04-29 17:57:25)(良:1票) 《改行有》
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