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プロフィール |
コメント数 |
1395 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. ドクトル・ジバゴ(1965)
ボリス・パステルナークの同名原作を名匠デビッド・リーンがコレ又堂々たる風格で映画化したのが本作。皆様にはエラク不評を買っている主人公の「二人の女性の狭間で揺れ動く気持ち」ですが、個人的には凄く共感を覚えましたけどネェ。男性なら(否、女性だって)例え配偶者もしくは恋人(カレ氏かカノジョ)がいる身であろうと、他の魅力的な異性と知り合ってフラッと目移りする瞬間が、少なく見積もっても一度や二度はあったハズ。ま、自制心が働いたり、てんで相手にされなかったり、諸々あって現実にはそこから先にはナカナカ進みませんが(^^)。トーニャで満足すべき所にラーラという女神が現れたら?生活感が全くないからこそ、現実との境界を越えたい思いは生まれてくるのかもしれません。最後の死に際までラーラ&トーニャに振り回されても、或る意味「男子の本懐これに過ぎたるは無く…」って感じじゃないですか。リーンはお得意のキメ細かい女性心理演出を今回は二人のヒロインにではなく、主人公に照準を絞って絶妙に施しております。ただ、それだけにオマー・シャリフは(「アラビアのロレンス」でのアリ役の好演は認めるが)名前通り中近東!!ってイメージ強過ぎて、ややミスキャスト気味なのが惜しい気がしますね。ジュリー・クリスティは本作では見事な存在感。ま、半分はリーンの演出力のお陰ですが。モーリス・ジャールも「ロレンス」に続き、実に充実したスコアを聞かせてくれます。余談ですが、「ラーラのテーマ」に「Somewhere My Love~♪」と歌詞を付けて歌っているのをラジオか何かで聞いて、個人的に物凄い違和感を抱いた経験があります(^^)。どなたか聞いたコト有る方いらっしゃいます?8点(2003-03-04 03:34:36)(笑:1票) (良:1票)
2. ドイツ零年
ロッセリーニがネオ・リアリスモの手法を敗戦直後のドイツに当て填めて製作したのが本作。本場ドイツの監督が描くのなら兎も角、大戦中どーしよーもなくヘタレで腰砕けだったイタリア人にココまで悪意に満ちた戦後ドイツを描かれてはさぞやドイツ人には噴飯物だったことだろう。ゴダールが如何に絶賛しようと到底好きになれそうもナイ。「無防備都市」や「戦火のかなた」は伊本土を舞台にしていたが故に傑作だったのか…。カイエ・デュ・シネマ連中は「ストロンボリ」「イタリア旅行」まで絶賛していたが、贔屓の引き倒し以外の何物でもナイと個人的には思っている。バーグマンの魅力を増幅できない凡庸な作品にしか思えないし。おっと、本作は…へたれイタリアの大きなお世話ムービーってコトで5点!5点(2003-04-18 02:25:18)
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