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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. ニキータ
《ネタバレ》 誕生日にレストランでウキウキしながらプレゼントを開けると中には拳銃。
その場で初めての暗殺指令を受け、しかも指示された逃走用窓が塞がれていた。
穏やかな空気から一気に緊迫した展開で、この辺りは急流に巻き込まれたような感覚。
苛酷な最終テストをクリアしたニキータが、解放されて普通の生活にはしゃぐ様子が微笑ましい。
ただ、ジャンキーの殺人犯が無期懲役を務める代わりに秘密工作員になったのだから、酷い目に遭おうと同情の余地はない。
なので、ニキータに感情移入しきれないのが、この映画の弱みになっている。
ニキータが大使に化けて大使館へ入っても、全然扮装にもなっていないのに職員にバレないというミラクル。
あきれるほどのご都合主義だが、エンタメ性を最優先してストーリーの整合性は二の次にしているようだ。
ジャン・レノの暴走機関車のような掃除人ぶりは、出演時間はわずかなのに台風一過のようでインパクトあり。
ボブへの手紙の内容を明らかにしないラストは、ヨーロッパ映画らしく余韻があってオシャレ。[DVD(字幕)] 5点(2013-07-01 22:42:00)《改行有》
2. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 若い頃に最初観たときは、ヌルい映画だなという印象で、自分の中での評価は低かった。
世間の評価が自分の印象よりずいぶん高かったので、数年後にもう一度観てみると、最初観たときより面白かった。
ただ、内容はほとんど忘れていたので、その時の自分にとってはそれほど心を動かされるものがなかったということ。
ところが、最近久しぶりに見直してみると、なぜか心に染みた。
映画は観る時期を選ぶということか。
映画しか娯楽がなかった時代の映画館内の熱気が伝わってくるよう。
テレビや他の娯楽が増えて、街のみんなが一箇所で盛り上がるようなことはなくなったが、そういう不便な時代のほうが本当は楽しいのかもしれない。
想い出の映画館が取り壊される様子には、センチメンタリズムとノスタルジーがかきたてられる。
トトに対するアルフレードと母の深い愛情には胸を打たれる。
年を経るほどに味わい深くなる類の映画のようで、またいつか観直すことになるだろう。[ビデオ(吹替)] 9点(2012-12-06 00:51:19)(良:1票) 《改行有》
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