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1. にがい米
イタリアネオリアリズム、正しくその名の通りの映画だと思いました。たった今さっき観終わったところですが、あまりにも切ない。何て残酷な運命なのか!この映画を観て感じた事は、イタリア映画って、こういう作品を撮らせたら本当に上手い!その徹底した人間描写、ワンカット、ワンカットが物凄く強烈なほどの印象を与える。ネオリアリズムの象徴のような映画とでも言うべきなのか?これはどう考えてもイタリア的で、他の国の映画とは違う凄まじさ!既に二人のあまりにも素晴らしいコメントの後だけに上手く言えないけれど、シルヴァーナ・マンガーノの美貌と健康的な肉体美から映し出されるぞくぞくとする雰囲気、何もかもが凄い印象を与えること間違いなしの本当に観ていてぞくぞくせずにはいられませんでした。そんなシルヴァーナ・マンガーノともう一人、対照的な女性を演じたドリス・ダウリングの演技も素晴らしい!女優の魅力を失わせることなく、それでいて女性が出稼ぎとして働くことの厳しさ、社会の厳しい現実を描き、一つの社会派のドラマとしても成り立っている所もイタリア映画としての質の高さを感じることが出来ました。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-26 12:57:30)
2. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 エンニオ・モリコーネの音楽を聴くだけで涙が出てきて参ります。映画を愛する者にとって、そして、長年、映画を愛し続けてきた者にとって、この映画のラストシーンでのキス・シーンのフィルムを観て流す涙は哀しいからではなくて、生きることの喜び、純粋な映画への愛情に対する幸福の涙ではないかと思います。少なくとも私はそう思っています。映画が好きで好きでたまらない少年トトと老人アルフレードとの交流、イタリアの美しい町並み、モリコーネの美しすぎる音楽、どれをとっても申し分の無い素晴らしい映画です。[DVD(字幕)] 10点(2005-06-04 17:05:40)
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