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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 植民地支配をした白人が、ルワンダ国内で曖昧だった民族の区分けを、鼻の大きさや肌の色などを基準にフツ族とツチ族に分けた。そんな適当な分け方をされた民族が互いに憎しみあって殺しあう理不尽。これを見ると、グループ同士を意図的に争わせるのはいとも簡単にできそう。世界に紛争が絶えないわけだ。
実際にあった大量虐殺は、目もそむけるほどに残忍だっただろう。映画なのでオブラートに包んだ部分もあったが、もう少し生々しい迫真性があっても良かったかも。
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再鑑賞。
日本にとって遠い世界での出来事のようだが、そう遠くない時代にこういう惨禍があったことが生々しく感じられる。
霧の中での車の移動中でゴトゴトとなにか踏んだような感覚に、外に出てみると死体の山――その衝撃に打ち震えるポールの姿が印象的。
密告でツチ族への虐殺に加担しようとするグレゴワールの憎らしさとは対比的。[DVD(吹替)] 7点(2015-04-30 21:35:59)《改行有》
2. ぼくは怖くない
《ネタバレ》 ストーリーはシンプルで、特に珍しくはない子供の誘拐もの。
でも、子役の演技や演出がいいので一味違ってくる。
最初は普通の両親かと思えば、誘拐犯だったという子供目線の意外な展開はおもしろい。
金のために子供を誘拐して最後は殺そうとしたのだから、人としては最低のクズ。
そんな汚れきって身勝手な親とまだ純真な子供にも親子の愛情があり、そのやりとりが何ともいえない哀感を醸し出す。
子供に見せられない親の姿というのは、どんな事情があろうとも情けない。
兄には見えない犬の見える妹、仲間内での意地悪や裏切り、そのフォローや仲直りなど、子供たちの世界が生き生きと描かれ、どんよりと重たいオーラの大人たちと対比的。
肥溜めのような大人の世界に、二人の少年の友情が救いとなって、悲劇ではあるものの後味はそれほど悪くない。[DVD(吹替)] 6点(2015-01-28 23:59:05)《改行有》
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