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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. ギャング・オブ・ニューヨーク スコセッシの暴力的な描き方はもともと苦手だった。でも今回監督の意図はニューヨークのルーツ、ひいてはアメリカのルーツを描くことにあったと思った。「この国は暴力ばかりだ」など実は自国の好戦的な部分を告発しているのでは・・ラストのニューヨークの移り変わりをモノクロに近い色彩で見せるのは、最近では傑出のラストシーンです。売り込みのために恋愛映画のようなコピー宣伝したのはまちがい。アメリカのルーツ映画と言えば分かりやすかったのにね。6点(2003-02-03 20:59:38)(良:1票) 42. ぼくは怖くない 黄金色の麦畑や穴の中の子供、という面白そうな予告編にそそられて見たらこんな話だったとは、、 最初はこの謎がミステリアスだし心臓ドキッのびっくりがあり、事情が分かってからは「酷い話」にさらにびっくり。 ラストは一応いい結末とはいえ、それまでの大人全部が救いようがない酷さなので嫌なもの見ちゃったとホントに気分が悪かった。 前述のお二人のレビューで教えられ、なるほどと思ったものの不快感は消えず。 風になびく一面の麦畑、ポピーの咲く野原と美しいロケーション、ハリネズミやふくろう、蛇、蛙にカノンの音楽、、、 のどかなイタリア南部の片田舎、たった数軒しかない村でひたすら無邪気に遊ぶ子供達と大人の邪悪さ。 秘密を知った子供はどんなに驚いたことだろう。一人少年を救おうとするのはけなげなのだが、これが大人への第一歩だなんてのはどうも納得できない。 実のところladimさんや彦馬さんと一緒に「良かった~」と言えないのはサビシイのだが、話自体好きになれないのでスミマセンが正直に、、 5点(2004-06-13 17:24:59)《改行有》 43. ライフ・イズ・ビューティフル 印象を一言で言うなら、ベニーニしゃべりすぎてうるさい。今後もこの人は苦手になると思った。話はメルヘンなのかコメディなのか人情受けを狙ったのか、とにかくユダヤ人虐殺の話ではない。究極の生と死を前に親は子供だけでも助けたい。しかも恐怖を与えないように・・話はとても甘い。こんなことはあり得ない。真剣にユダヤ人の捕虜収容所を考える人にはとても付き合えない話の展開である。子供が隠れて犬が吠えてるのに見つからない、あり得ない。他の子供に紛れ込ませて食事させる、これも??親子愛だけ素直に見ればまだ見られるかも知れないが、その背景がアウシュビッツでは素直には見られず、感動も半減する。 5点(2003-06-02 22:29:11)(良:1票) 44. パリの灯は遠く ナチ占領下のパリでユダヤ人に間違われそうになったドロンが真相を求めて云々、、という話だが、確かによく分からない展開で悲劇的な最後もなぜ?と思う。でもこれって76年のフランスのアカデミー作品賞、監督賞などの受賞作だったんですねぇ、、 フランスから収容所送りになった人たちへの哀悼が込められているのかもしれません。3点(2004-06-20 22:39:24)《改行有》
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