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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
61. 続・荒野の用心棒 恐らくフランコ・ネロが日本に初お目見えしたマカロニ・ウェスタン(「天地創造」とどっち?)。監督セルジオ・コルブッチも恐らくコレが日本での銀幕デビュー。無法者一味同士の間に割って入るガンマン、という導入はコレも黒澤「用心棒」の無断パクリだと思われる。棺桶からガトリング銃てのは意外で、もう矢鱈に殺しまくっており凄まじいインパクト。最後は手を潰されて墓場の十字架にトリガーを掛けて一味を皆殺し…ううーーーーむ、チト残酷過ぎて胸焼けを起こしそう。6点(2003-01-21 01:22:28) 62. 青い体験(1973) うーーむ、イタリアのティーンエイジャーは過激ですな。もっと思春期のトキメキみたいなモンを期待してビデオレンタルした俺がロマンチスト過ぎたのか?主人公の少年は何かサカリのついた色情狂みたいで興醒めッス!4点(2003-01-16 16:14:09) 63. リバイアサン(1989) 「エイリアン」から10年も経っているってのに、舞台を深海にすりゃ大丈夫じゃ?みたいな低レベルのパクリ。しかも、ラストは「ジョーズ」の無断借用ときた…うーーーーん、何考えてんだ?迷作「カサンドラ・クロス」の監督だから期待はしてなかったものの、予想を遙かに上回るトホホさに思わず泣けるぜ。4点(2003-01-13 03:06:14) 64. ひまわり(1970) 名作なんだが…監督:デ・シーカ、主演:ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニってのは余りにもマンネリ過ぎて、涙を誘われるどころか呆れてしまう。主演の二人も確かに抜群の演技力と知名度の高さは分かるけど、チト年をとり過ぎてて無理があるし。若手の無名俳優とか使った方がラストの感銘はより深くなっていたのでは…?ヘンリー・マンシーニの主題曲は結構好きなんだけどね。うーーーん、惜しい。7点(2003-01-10 03:24:03) 65. バーバレラ 私も男性の端くれなもので…何かニヤニヤしながら観ましたよ。キ○ガイ博士デュラン・デュランが最終兵器を発明して行方不明!美女バーバレラが捜索に乗り出す…ってストーリーは有って無きが如し。ただ、お耽美監督ロジェ・ヴァディムは自分のワイフをエロティックに描くことにかけて(だけ)は天才的だったので、彼の妄想大爆発の史上稀に見るカルトな映像に仕上がっていると思います。SFっぽいけど、子供はチトHなシーンが多いので見ちゃいけません!TV吹き替え版は小原”のび太”乃梨子以外のジェーンは(B・BとかC・Cもね)考えられません!にしてもジェーン・フォンダはお父っつぁんソックリですなぁ~!7点(2003-01-09 19:17:14) 66. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 「バイオ」とか後の残酷ホラーやスプラッタ・ムービーに多大なる影響を及ぼした怪作。個人的には恐怖感なんか全然なかったし、何より生理的不快感を覚えるシーンの多さに耐え難かった。「バイオ」にはまだ理由付けがある分マシだけど、本作の場合、初めにゾンビありき…ってのは説明不足で不親切なので、歴史的意義だけに5点。5点(2003-01-09 16:13:13) 67. 荒野の用心棒 本作は間違いなく黒澤明監督作「用心棒」の無断借用ヴァージョン(盗作でも海賊版でも可)である!「荒野の七人」はユル・ブリンナーがキチンと本家に承認を得て製作したってのに…!一応訴えられたらヤバいとでも思ったのか、セルジオ・レオーネは正々堂々本名を名乗らず、「ボブ・ロバートソン」というハンドルネーム、じゃなくて偽名を使って誤魔化したりしている。まぁ、メイド・イン・USAに偽装工作しようとしたとも言われてるが…。個人的見解では「両方を同時に狙った」だね。抜群に面白い本家をほぼ完全パクリしただけあって、後に雨後の筍の如く作られたマカロニ・ウェスタンとは一線を画する高い完成度ではある。ただ、余りにも残酷描写に傾倒し過ぎな点と、オリジナルに対し無礼な点とを併せて4点マイナス!!6点(2003-01-09 04:04:42) 68. カサンドラ・クロス チャーリーの父マーティン・シーンが日本初お目見えとなったパニック大作。演じた役柄が何とも凄く、「大富豪のバアさんに囲われた若い愛人を装った登山経験のある麻薬密輸犯」でした。どんな役だよ。冒頭で披露する彼の痴態は必見!ウルトラ厚化粧のエヴァ・ガードナーとの熱い抱擁は或る意味ホラー。この恐怖体験に比べりゃ「地獄の黙示録」の方がよっぽどマシだった!とでも回想しているコトでしょう。5点(2003-01-06 00:18:28) 69. 太陽がいっぱい 原作はパトリシア・ハイスミスの「才人トーマス・リプレイ」。富豪のドラ息子を殺して自分がなりすますプロットだけ頂いて、後はルネ・クレマン(とポール・ジュゴフ)がアレンジしまくってます。原作との最大の相違点はリプレイがメガネの冴えないブ男なのに対し、アラン・ドロンは水も滴る美男子だという点です。確かに、「リプリー」のマット・デイモンはその意味で原作に忠実だったと言えましょう。もう一点は《ネタバレ》ラストシーン。原作は完全犯罪を達成しますが、映画はドンデン返しがあって企みは敢え無く露見、トムの逮捕を暗示させて終わります。あと、ホモ的ニュアンスのカットもクレマンのアレンジです。当然です。淀川長治氏はそれでもホモ映画だと主張してましたっけ。さて、このアレンジが吉と出たのか凶と出たのかは私が言わずとも歴史が証明してますね。タイトルも秀逸。まんま仏語原題「Plein Soleil」の直訳ですが。本作に於いてミステリは飽くまで味付けに過ぎません。切ない青春映画として鑑賞するのも一興かと。さぁ、アンリ・ドカエの流麗なカメラワーク、美しいニーノ・ロータのナポリ風メロディ、ドロンの超二枚目ぶりに酔いしれましょう。8点(2003-01-02 22:35:34)(良:2票) 70. レッド・サン 三船が「サムライ」のまま西部劇に出る異色(過ぎる)映画。でもスペインロケじゃマカロニ・ウェスタンそのもののチープさが漂う。ケチらずにアメリカロケしろよ、(プロデューサーの)ドロン!一応テレンス・ヤングが監督してるけど、「暗くなるまで待って」とは大違いのヤッツケ仕事でガッカリ。しかしドロンも「さらば友よ」であれだけ食われてて、今回もブロンソンにオイシイとこ取られまくりとは学習能力に欠けるというものだ。原題は「ソレイユ・ルージュ」…ってまんま仏語なだけジャン!6点(2002-12-26 03:39:36)(笑:1票) 71. 穴(1960) 皆さんエラク褒めてますけど…穴掘ったら、土が出ますよねフツー。その溜まった土はどう始末したのか劇中でチャンと描写してました?生憎私ゃ個人的にココで興醒め。『名匠ベッケルでもポカをやるんだなぁ、「肉体の冠」とは雲泥の差だわ…』ってのが私の偽らざる乾燥じゃなくて感想。5点(2002-12-24 01:26:49)(良:1票)
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