みんなのシネマレビュー
へちょちょさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234

1.  バラキ 《ネタバレ》 まず最初にハッキリしておきたいのは、本作は”実話を基にした”フィクションなのではなく、「登場人物は全て(マランツァーノもルチアーノもジェノヴェーゼも)実名であり実在の人物である」「描かれた出来事は全てバラキの告白に裏打ちされた歴史的事実である」というコト。この辺をキチンと踏まえて観ないと、本作がコッポラの「ゴッドファーザー」や深作の「仁義なき戦い」の亜流みたいな勘違いをされかねないので敢えて無粋な注釈をした次第。テレンス・ヤングは凄くムラっ気のある監督だが、本作では随所に持ち味のパンチの効いた演出を見せ実に手堅い。数少ないアタリとみて間違いなかろう。ヒゲなしブロンソンの男臭さと裏切りの苦悩を滲ませる演技も天晴れ!いわゆる「マフィア」が俗称であり、組織の正式名称が「コーザ・ノストラ」であることも私は本作から教わった。尋問を担当していた連邦捜査官と互いに利用された悲しさを共有し合うラストも余韻を感じさせて良し。8点。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-10 23:46:57)

2.  ウエスタン 《ネタバレ》 え~と、私の頭が悪いせいだとは思うんですが…。モートンにそそのかされてフランクを襲った手下共が返り討ちにされた後、フランクがリベンジせんと列車に戻るとゴロゴロ死体が転がっててモートンが水溜りの縁で這いつくばっていた状況が全く理解不能なんですけど…。ハーモニカかシャイアンの仕業ってコトなんすか?それとも仲間割れの同士討ち??もしやアルジェント先生がシナリオ(原案)を書いたのってこの辺なのかなぁ。だったらナットク(いやハナシとしては全然つながらないし不条理でちーとも納得できないんだけど)w。それとヤッパ165分は些か冗長っす。4点マイナスてコトで悪しからず。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-31 01:58:35)

3.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 「エイリアンVS.プレデター」の口直しにと鑑賞してみますた。まぁ両シリーズをうまくリンクさせようと四苦八苦したみたいですが、正直言って今イチ。不死身殺人鬼のジェイソンに薬物を注入して効くって…??自分のホームグラウンドたるナイトメアにジェイソンを引き摺り込むフレディの作戦とは云え、ちと無理あり杉。そもそもジェイソンって夢見るんか?あと(乳とクチのデカい)ヒロインの親父とかウィルの精神病院とかの小ネタは後半完全スルー??まぁでも「エイリアンVS.プレデター」よりは楽しめたんでオマケで6点進呈。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 01:37:54)

4.  甘い生活 《ネタバレ》 「道」でも触れたけど、コレなんかもイヤらしい(別にイヤらしくなくてもいいけど)中年になって以降に見るとマストロヤンニ扮するゴシップ記者マルチェロへの感情移入度が(そりゃもうとんでもない程に)激変する典型的な作品だと思う。人間誰でも若い頃には胸に掲げる理想があり、将来への輝かしい展望を持つ。勿論、それを見事に達成する者も(ごくまれには)いるだろうが、やはり現実は厳しくこと志と違った地点に敢え無く到達してしまう人生の侭ならなさを痛感する者が大半だと推察する。私も御多分に漏れず今ではしがない塾の講師として辛うじて口に糊する日々なだけに、マルチェロの「流石にいつまでもこんな頽廃した暮らしを続けていてはマズイ。何とか脱却しなくては…!」という思いも束の間、いつの間にかズルズルと慌しくも気だるい日常に引き摺られてゆく描写は痛いほど共感してしまった。全くもってフェリーニの旦那は容赦ないッス。ラスト、砂浜に打ち上げられた巨大な腐魚の象徴する余りに重い後味に9点。嗚呼、意志弱き者よ。汝の名は…![CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-19 00:32:32)(良:2票)

5.  グッドモーニング・バビロン! 《ネタバレ》 タヴィアーニ兄弟の映画愛が全編に横溢する秀作。本作を御覧になるなら矢張り「イントレランス」という映画が如何に空前絶後の作品であったのか、一度は確認しておかれるべき。そこから更に古代史劇の傑作「カビリア」(1914年・伊 監督:ジョバンニ・パストローネ)にまで遡って、当時のイタリア映画が世界最高の水準にあった、という映画史的な事実にまで思いを馳せつつ観ると感慨もひとしおであろう。自らの故国がアメリカ映画界に及ぼした少なからぬ影響に強い誇りを持ってタヴィアーニ兄弟が本作を演出していることが画面の端々から伝わってくる。しかし、何よりも嬉しくさせるのは「イントレランス」という作品そのものにタヴィアーニ兄弟が寄せる深い憧憬。あの熱気に満ちたハリウッド撮影現場風景の再現(スタッフ&役者移動用のケーブルカーなど細部にわたって)は作品へのリスペクトと愛情無しには不可能だったはず。私見だが、恐らくニコラとアンドレアの二人は触媒というか狂言廻しとして利用されたに過ぎず、監督の狙いは飽くまで「職人と芸術家の等価値性」をグリフィス及び「イントレランス」スタッフに見出すコトだったのではないだろうか。もちろん同様にトスカーナの聖堂修復に人生を傾けたボナンニ家の父親に対しても。そして、そうした彼らの崇高な理念も兄弟愛も何もかもが「戦争」の狂気に翻弄されてしまう人間社会の業への憤りを。随所に印象的に挿入されるノスタルジックなニコラ・ピオヴァーニの音楽も秀逸。9点。9点(2004-12-13 05:08:01)(良:1票)

6.  ラストコンサート 《ネタバレ》 私もビギナー映画ファンだったクソガキの頃に「カサンドラ・クロス」の併映で(ついでに)観ますた。残念ながら私の場合はノスタルジアよりも「泣かせようってのが余りに見え見え(過ぎ)で萎えるぞゴルァ」という気持ちの方が上回ったので辛い評価になったコト、どうかご容赦を。実話なら兎も角、フィクションで辛気臭い難病死別モノってのはどうもワザとらしくて退きます。リチャードを演じたリチャード・ジョンソンには十代の少女ステラ(パメラ・ビロレージ)を魅了するに充分な説得力が致命的に無かったのが主な原因です。もっと他にイキでダンディなナイスミドルは当時でもたくさんいたでしょうに。ルイジ・コッツィの演出も可も無く不可も無い平凡な出来。ステラの父親を演じたリカルド・クッチョーラとアノ印象的な主題曲に6点。6点(2004-10-08 14:02:58)

7.  予告された殺人の記録 原作はガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説。70年代にメチャ後味悪~い社会派映画を連発していたフランチェスコ・ロージが脚本・監督したのが本作。でも、原作に完全に負けてます。ロージ監督ってジャン・マリア・ヴォロンテがお気に入りなのは分かるが、いくら何でもマンネリ過ぎる。アントニー・ドロンはお父っつぁんの水も滴る美男ぶりには遠く及ばず。眉毛ゴツ過ぎ。それにしてもロージ監督はヤな後味の作品ばっかり作るよナァ…!!5点(2004-10-02 03:37:55)

8.  クリスマス・ツリー(1969) 《ネタバレ》 お?もう登録されたか。んじゃ早速レビューといきますか?さて、本作ですが、まぁ典型的な「泣かせまっせ」映画なんだけど、展開がちょっと常軌を逸していて観てるこっちが思いっきり退きます。ホールデンの息子が白血病で死ぬ…ぶっちゃけソレだけの話なんですが、その発病の原因がアナタ「核搭載の米軍機が空中で爆発し、その放射能を浴びた」からですぜ。しかも場所は地中海のコルシカ島上空ってんだから、少年一人が被爆どうこう言う前にヨーロッパ全土がクライシスですがな。しかも親父ホールデンはちょうど水中に潜っていたから被爆を免れたって‥ンなアフォな。どうやら今回のテレンス・ヤングの旦那、ありきたりの難病別離モノには飽き足らず、核兵器の脅威をも社会派メッセージとして盛り込みたかったご様子ですが、いくら何でも無茶苦茶でっしゃろ。問題はそれだけに止まりません。ホールデン親父と恋人ヴィルナ・リージ、ブールヴィルの三人による少年への過剰ないたわり方が兎に角あまりのトンデモぶりで、段々「かわいそう」を通り越して「…バカじゃないのか?こいつら」という気にさせられ急速に冷めるってか萎えまくります。殊に「あの子が欲しがっていた」と動物園の狼を盗み出す辺りではホールデン親父に完全にぶっちぎられてしまい、最早ついていけません。親父がシブく人生の厳しさを説くでもなく、ただひたすら”甘やかし”ってのは何だかなぁ~。「木に竹を接ぐ」って慣用句を思い出して仕方がない本作には3点が限度でおます。物好きな方はイヴの夜にでも彼氏orカノジョと仲良くご覧下されw。別の意味で”泣けます”から。3点(2004-09-27 01:54:19)(良:2票)

9.  スレッジ 《ネタバレ》 スピルバーグの処女作「激突!」を観て、主人公デイヴィッド・マンを演じたデニス・ウィーヴァーという男優に興味を抱かれた方も少なからずいらっしゃるだろう。早速、男優名をクリックしてみる。ン?何か出演作がめっちゃ少ない~。「警部マクロード」って何だ??「砦の29人」に他2作くらいしか無い…。恐らくそんな感想を抱かれた方が大多数かと思う。「刑事コロンボ」NHK放送直撃世代ならば、その後番組でテンガロン・ハットのカウボーイ的出で立ちで事件を捜査する変な刑事・マクロード警部を演じていたコトくらいはもしかしたら御存知かもしれない。そもそも「激突!」自体が元来”TVムービー”だった経緯を鑑みれば、彼は劇場作品に殆ど出演していない事実に対して理由は容易に推理可能だ。つまり「彼は所詮テレビ俳優に過ぎないのだ」と。そんな彼の数少ない劇場公開作の一つがコレ。製作国が【米・伊】となっていることから予想がつくように、何か無駄に残酷マカロニ描写が逆輸入されている。そして勿論、彼も無残に死亡してエンド。何だかなぁ~。監督はビック・モロー…ン?「コンバット」のチップ・サンダース軍曹じゃん!「チェックメイトキングツー、こちらホワイトロックby田中信夫」とかゆーより若い方にはジェニファー・ジェイソン・リーの親父といった方が…(以下、TV番組の薀蓄が延々と続くので割愛)。5点(2004-09-24 19:55:40)

10.  悪魔のはらわた 「処女の生血」でも触れたんだが、こんな低俗なエロ・グロ・ナンセンスを”映画”と称して製作する方便にメアリ・W・シェリー原作を付き合わせたスタッフ(アンディ・ウォーホル??)のセンスをマジで疑う。どうしても作りたきゃ完全オリジナルで挑んでみろっての。しかも(個人的に)大嫌いな”ホモ”要素まで盛り込みやがって…。志の余りの低さと原作への冒涜ぶりに大幅減点じゃあ~~~!!!2点。2点(2004-09-17 02:37:58)

11.  ル・ジタン 《ネタバレ》 ドロン扮するジタン一味と老金庫破りヤンの犯罪&逃避行を並行して描いているのが、作品の焦点を(思いっきり)ぼやけさせてしまっており、狙っているのは分からなくもないが今イチ面白くない。どう考えてもピシッと一本化すべき。まぁ一応、ラストで両雄はクロスオーヴァーするが遅い、余りに遅過ぎた。要するにジョゼ・ジョヴァンニの演出の手際がヌルいのが主な原因。もうシナリオだけ書いて監督は誰か他に任せりゃイイのに。ヤンの若妻が墜落死する場面なんかコントみたいな緊迫感の無さだった。ヤン役のP・ムーリスは存在感を絶妙にアピールして好印象だが、ヒゲ面のドロンはムサ苦しくて余り格好良ろしくない。悪いけど5点。5点(2004-05-25 23:47:47)

12.  処女の生血 《ネタバレ》 まぁ‥一種のパロディのつもりなんだろうけど、オリジナルであるブラム・ストーカー原作への愛情など欠片も無くひたすらグロテスク極まる一篇。下ネタ炸裂で余りにお下劣過ぎて全然笑えないし。ウド・キアのドラキュラ弱っっっ!てか弱過ぎだろ?こんなモン製作したカルロ・ポンティもどうかと思うが、矢張りデ・シーカ御大の役者出演には個人的に疑問符の嵐(こんな駄作に出ないでよ~!)…。出たがりポランスキーはどーでもイイけどねw。前作「悪魔のはらわた」といい、ホラーへのセンスも愛情も持ち合わせない輩は怪奇映画にでしゃばるんじゃねえ!!と声を大にして言いたい。悪いが7点マイナスゥ!3点(2004-05-11 04:43:32)(良:1票)

13.  怒りの荒野 《ネタバレ》 お?評価が高いね。私ゃどうも今イチだったなぁ~。特に後半で騙し討ちを受け負傷したジェンマがアッという間に回復するところやタルビーがジェンマの眼前で保安官を撃ち殺す唐突さには御都合主義しか感じられなかった。ラストもなぁ…タルビーを助けるのかと思わせて射殺!てのは陰惨でスカッとしないヤな後味。フツーに決闘して勝利!にしときゃイイのに…。ジェンマは拳銃勝負には勝ったが、役者としては断然リー・ヴァン・クリーフの方が存在感に勝っていたと思う。まぁ所詮はマカロニ、悪いが5点止まりだな。5点(2004-04-15 04:16:22)

14.  荒野の大活劇 マカロニもストーリーが陰惨の一途を辿って観客に飽きられて(呆れられて?)きたため、新機軸としてコメディ仕立てにしてみました…てな感じ??結論としてはドゥッチョ・テッサリというカントクにはコメディ・センスが無い!という事実だけが虚しく確認できるのみ。当時ボクシングミドル級チャンプだったニーノ・ベンベヌーチの出演が話題になったらしいが、今となっては「それがどうした」レベルだし。面白くないくせにドタバタ場面を長々と引っ張り過ぎなんだよ。にしても、銀行家スコット役が「巴里祭」のジャンの成れの果てだったなんて…時の流れは残酷だぁ~!5点。5点(2004-04-12 13:28:33)

15.  野獣暁に死す 《ネタバレ》 仲代達矢が(比較的バタ臭い風貌ではあるが)思いっきり日本人!なのにエル・フェーゴなんてモロにメキシコ系の名前で登場しているので物凄い違和感。加えて主役のカイオワを演じるモンゴメリー・フォードなるパチモン臭ぷんぷんのいかがわしい男優が何とも不景気なツラをしていて全然颯爽としていないのも如何にもマカロニとは言えチト非道い。しかし!最も驚くべきは本作の脚本をダリオ・アルジェントが担当していたという事実であろう。後のスプラッタ・ホラーでの脈絡の無い不条理なストーリー展開は影を潜め、一応理屈に叶ったプロットになってる~!!助っ人4人を集めたり、森におびき寄せて仲代一味を徐々に減らす戦略といい、アルジェントらしからぬ理路整然ぶりだ。でも演出のテンポが余りに悪過ぎなんで思ったほど盛り上がらない。先ず仲間4人を順番に集めるくだりが必要以上に長過ぎる。しかも4人の(外見はともかく)個性が今イチで大して差別化できていない。「荒野の七人」とは雲泥の差だ。次に森の中で一人ひとり始末する展開は数的不利を思えば正解かもしれんが、ガンファイトの爽快感が全く無く陰惨でストレスが溜まる。仲代一味も思う壺にハマってアフォ過ぎだし。ボロクソにけなした後で何だが、まぁ予想外なアルジェントの奮闘とイッちまった目付きの仲代に免じて5点進呈。5点(2004-04-11 00:41:43)

16.  現金に手を出すな 《ネタバレ》 ジャン・ルノワールの直弟子ジャック・ベッケルの秀抜さが全開の傑作フィルム・ノワール。名匠ベッケルの師匠譲りのリアリズム描写に加えて、地に足の着いた生活感溢れるマックスとリトンの遣り取りは正に彼の真骨頂!初老のオヤジが二人でラスクをボリボリ食い、パジャマに着替え、歯ブラシを持って歯を磨く。「そんな瑣末な事を仔細に描いたからってソレがどうした?」とキレるようではベッケルの作品を鑑賞するのは無理、十年早いと言うモノだろう。ブーシュの料理店やピエロのナイトクラブではジョジィやローラといった若い娘相手に精一杯渋くキメていても、矢張りマックスと言えど忍び寄る老いは自覚せざるをえない事を(ディテールに拘った)映像で観る者に納得させる見事な手腕と読み取れないようでは。盗んだ金塊の換金方法といい、踊り子にちょっかい出す照明係といい、本当にこの監督は隅々まで精緻な演出が冴え渡っていて手抜きが無い。だから無言の強い説得力を持って我々を画面の奥へと引き込むのである。そして「静と動」の鮮やかなコントラスト。クライマックスでのアンジェロとの対決では地味な生活描写の溜めがグンと活きて、車が金塊ごと爆発炎上する様を迫力に満ちたタッチで描き出す。要所要所を締める主題曲「グリスビーのブルース」の哀愁に満ちたメロディが又絶妙だった。安直なヒロイズムに陥る愚を犯さずテーマ「犯罪は割に合わない」を描ききったベッケルに拍手!勿論10点満点で御座います(笑)。10点(2004-03-11 06:17:42)(良:3票)

17.  サマータイム・キラー ストーリーは取り立てて大したコトは無かったような記憶が…。しかーーーーーし!オリビアのグラマラスな黒ビキニ姿を拝める稀少価値に思わず7点進呈(笑)。DVDとは行かなくても、せめてBSか有線でオンエアして欲しいナリ~!7点(2004-02-11 04:08:13)(笑:1票)

18.  道(1954) 《ネタバレ》 人の作品に抱く印象は”十人十色”、様々なコメントや賛否両論があるのも或る意味当然でしょう。私は本作を「ジェルソミーナを巡るザンパノとキ印の恋の鞘当て」もしくは「インフェリオリティ・コンプレックスを抱えた者達による悲しい三角関係」と捉えてフェリーニの妙技を堪能致しました。徹底的に捻くれた御仁であるフェリーニ氏は巷に溢れた美男美女による恋愛劇を巧みに換骨奪胎し、「野獣の如き無教養で粗暴な大男」と「オツムの弱いちんちくりんの女」と「お調子者で学もあるが根無し草な綱渡り芸人」が織り成すネオ・リアリスモ風味のラブストーリーに仕上げた、という訳です。案外、フェリーニ監督って凄く照れ屋だったのかもしれませんね。素直じゃないって言うか…(笑)。しかし、本作が凡百の恋愛モノと一線を画する最大のポイントは各キャラクターの人物造形が実に見事な点にあると思います。ポエティックでいて、しかも普遍性を有しており、且つリアリズムにも付かず離れずという絶妙極まる三人の人物設定ポジションは正に神業と評する以外に言葉を持ちません。とどめにニーノ・ロータの哀切なメロディとくれば‥ちょっとズル過ぎ!反則ってもんでしょう、ラストシーンでの泣かせに入る上手さときたら!勿論、フェリーニの真意は全く違うかもしれませんが、かくも万華鏡の如くに人によって解釈可能な「懐の深さ」を持った作品を私は余り知りません。よって10点。お若い方は年齢を重ねた後に再見をオススメします。本作が名作と謳われるのは伊達じゃないことを再認識なさるやも。尤も、これは本作に限らず往年の名作すべてに言えることですが…(笑)。10点(2004-02-10 01:32:34)(良:4票)

19.  さすらいの二人 アントニオーニ監督の真髄をよく理解しきれていないボンクラな私にとって本作は映像の静かで気だるいムードだけが突出している。モニカ・ヴィッティやレア・マッサリといった常連女優は出ておらず、当時売り出し中のニコルソンにマリア・シュナイダーという異色の組み合わせも新鮮な印象…ではある。嫌いじゃないが特に惚れ込むほどのコトも無いので7点。7点(2004-02-05 18:17:26)

20.  アフタヌーンティーはベッドで 《ネタバレ》 うーーん、可も無く不可も無し…。こういう艶笑コメディで主役を張るにはマストロヤンニもジュリーも老け過ぎ。御両人がもっと若く溌剌として、ジーン・サックスの演出がピーク時の快調なテンポを出していれば或いは‥という気がしないでもない。ま、でも似たようなシチュエーションの「恋におぼれて」みたいな”えげつなさ”は無いし、そこそこ楽しめるんでオマケして6点。6点(2004-01-30 01:08:56)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS