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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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1.  記憶の扉 《ネタバレ》 こうして観るとつくづく「羅生門」って凄い映画だったんだなぁ、と思います。どれだけ他の作品に影響を与えているか気が知れない。う~む…それにしてもここまで凄いミステリー・サスペンスは久しぶりに観ました。ラストについては賛否両論ありそうですが僕の場合は断然"賛"です。普通に考えたら途中で気付きそうな気もするけど、どういう訳か最後の最後まで全く気付きませんでした。恐らく物語にのめり込んでいたのでしょう、余念の入り込む隙がありませんでした。ジェラール・ドパルデューの狂気に満ちた演技、それに呼応するかのようなロマン・ポランスキーの挑発的な態度。精神不安を掻き立てる水滴の音や、見せ過ぎず見せ無さ過ぎずというフラッシュバックの映像も効果的です。しかも後味は不思議と爽やか。同監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」が余りにも有名過ぎて、影に隠れてしまっているのがちょっと残念です。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-23 14:37:13)

2.  山猫 《ネタバレ》 冒頭からニーノ・ロータの荘厳な音楽に、何か只ならぬ物語の幕開けを予感させる。個人的にガリバルディについてはあまりよく知らなかったのですが、それでも政治的変化による社会混乱によって翻弄される一家の一大叙事詩ということで大いに楽しめました。行動力の強いシチリア貴族演じるアラン・ドロン、特に前半部分の眼帯を付けた彼の姿はまさにベスト・オブ・ドロンと呼ぶに相応しい凛々しさです。大人の味わいを感じさせるバート・ランカスターは、劇中の「シチリアが2500年の間植民地だったのは我々の責任であり、我々は疲れ果て力尽きたのだ」という台詞に彼の人間性が集約されているような気がします。又、後半部分の随所に広がる美術の数々はヴィスコンティならではの豪華絢爛ぶりで、無駄な字幕を読んでいて見過ごすのが勿体無いほどの美しさです。[ビデオ(字幕)] 9点(2004-11-11 21:19:45)(良:2票)

3.  スプレンドール 《ネタバレ》 個人的にあんな映画館なら毎日でも通いたい。最初は『ニュー・シネマ・パラダイス』の亜流みたいな作品かな?と思っていたのだけれど、ところがどっこい!『ニュー・シネマ~』に負けず劣らず素晴らしい作品でした(て言うか製作年よく見ろっての)。劇中には『メトロポリス』『プレイタイム』『アメリカの夜』と、映画ファン感嘆のラインナップが続々登場。映画館の隅にさり気なく『フルメタル・ジャケット』のポスターが貼ってあったり、ラジオから「カンヌで『甘い生活』がグランプリ受賞!」とか流れてきて当の映画の主演男優はどこかの映画館で館主を務めているという、エットーレ・スコラ監督の遊び心にも感服。ストーリーは如何に映画が素晴らしいかということを延々と語り続けていくような内容なんだけど、同じ映画ファンとして共感できるというか、登場人物の映画に対する愛と情熱について心揺さぶられる。スプレンドール座の映写技師演じるマッシモ・トロイージのマシンガントークには爆笑、そしてマルチェロ・マストロヤンニは改めて味わい深い俳優なんだなぁと再認識しました。作品全体にパートカラーを使っていたのは最後のシーンが撮りたかったからなのね、と思いつつもやはり感泣。今頃観ておいて何だけど、やっぱり映画ファンなら押さえておいて損はない一本だと思います。[ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-30 00:49:12)

4.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 あれで善玉とは笑わせる。結局は全員"Bad"じゃないのかと。9点(2004-09-29 21:09:53)(笑:1票)

5.  8 1/2 《ネタバレ》 これ大好きなんですよ、フェリーニのベストと言われたら多分これを挙げるかも。無限のパワーが溢れ出ている。よく難解、難解と言われますがストーリー自体は分かりすぎる程簡単なわけで、ただ作風が難解なだけで後は主人公の幻想と現実のパートの区別を付ければ良いのですが、それがなかなか厄介なんですね。普通に考えれば人間である以上、観ている誰もがグイドに共感できるはずなのですが…。しかし映像だけでも十分に観る価値はあります。冒頭の息苦しい渋滞の悪夢から、ワーグナーとハーレムを組み合わせたグイドの妄想、いつまで経っても完成しない象徴的な映画のセット、そしてラストの「人生の総決算」とでも言うべき大団円と、驚くべきイマジネーションの数々が噴水のように湧き出てきます。そんな中でも個人的にやはり凄いと思うのが、最後に主人公が(妄想の中で)銃で頭をブチ抜いた後、その生まれ変わった気持ちをどう表現すれば良いかということで、主人公が今までに出会った人物を全員登場させて輪になって踊らせるという、まさに「映像の魔術師」と呼ばれる所以、そしてフェリーニ以外には真似することの出来ない芸当がここにあると思います。これだから人生はやめられない!ところで日本版DVD、何故出ない?[ビデオ(字幕)] 9点(2003-08-26 17:32:53)

6.  ヘヴン 《ネタバレ》 オープニングから痺れた。一分の狂いも無く着実に進行していく悲劇、スリリングで一気に物語に引き込まれました。憲兵隊に拘束され魂の抜けたような表情で尋問に応じるケイト・ブランシェットの演技、それを優しく守護天使のように見守るジョヴァンニ・リビシ演じる刑務官の青年。悲しい、悲しすぎる!でも温かい。さすがキェシロフスキーが生み出したキャラクターだけあって魅力的です。何故彼が彼女に惹かれたのかという具体的な理由は映画では明確に提示されていないのですが(弟が彼女の生徒だったということ以外)、それが却ってこの一種のファンタジーとも取れる物語に深みを持たせていると思います。(流石に“運命の出会い”と言ったら甘すぎでしょう)後半、二人が頭を丸めてからはもはや何の映画か分からず一時的にストーリーラインを見失いかけたけど、クイラマックスへの盛り上げ方がこれまた素晴らしく、後はただひたすら流れに身を任せてHEAVEN<天国>へと昇天していくだけでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-04 18:14:17)

7.  永遠と一日 画面に集中して観ていないと話の筋が分からなくなるようなアンゲロプロス作品の中でも、これは比較的分かり易かったので良かったです。言葉を買う詩人の話をする主人公の語り口や、亡き妻との想い出が巧みに交錯する辺りの演出は見事としか言いようがありません。彼にとってはこの一日が一瞬の時間であり、また永遠でも有り得る。この映画をもう一回最初から観るには根気がいるけど、長い長いワンシーンの中で完全に見届けることの出来なかった細部までまたじっくり見直したいです。それにしてもギリシャのバスって面白い構造をしていますね、一度乗ってみたくなりました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-14 18:47:47)

8.  ペイネ愛の世界旅行 ここまでベタベタだと逆に気持ち悪かったりするのですが、これはギリギリのところでセーフという感じです。元々「小さな恋のメロディ」とか苦手なタイプだしなぁ。物語は既に十分ラブラブな二人が更に真実の愛を求めて世界を旅するという安直なものですが、その中にもけっこう大々的に戦争批判のテーマなどが掲げられていて興味深かったです。イタリア、ロンドンと渡ってその次に出てくるのが何と我らが日本!例によって描写はちょっとアレですが、着物姿のバレンチナというのもまたなかなか乙なものでした。結局何だかんだ言ってこの二人の恋は応援せずにはいられません。度々出てくるキューピッドの姿が可愛らしく、恋人クラブの名簿にさり気なく「ロミオとジュリエット」などのカップルが登録されていたりなんかするところも素敵です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-22 18:14:06)

9.  カビリア 大監督グリフィスがこの映画を観て、あの超大作「イントレランス」を作るに至ったというのは「グッドモーニング・バビロン!」でも描かれていたように有名なエピソードですが、本作はその理由も納得できるほどの壮大な映画です。まさに史劇!撮影に関するテクニックなどは特別グリフィスのように優れているわけじゃないけど、素直に観客を喜ばせようとしているんだなぁということが画面から伝わってきて好印象。またこれだけの物語を一本の話にまとめ上げたパストローネ監督の力量も相当なものです。フルヴィオ、マシステ、カビリア、ソフォニスバ、マッシニッサとそれぞれのキャラの個性がちゃんと確立しており、充分に必要性が感じられるのも凄い。パストローネ監督の作品はもっと観たいです![ビデオ(吹替)] 8点(2005-08-17 16:46:44)

10.  昼顔(1967) 《ネタバレ》 <「欲望」のネタバレ有ります!>もう冒頭から変態ムードがムンムンしていて笑ってしまったのですが、売春業界の裏側というか、その様相が今から見れば果たして古いのか新しいのかよく分からないところが面白いです。で、ここからが本題。まるでアントニオーニの「欲望」のようにシュールで、尚且つサイケデリックな常識を逸脱した世界観に思わず興奮してしまいました。ラストも今までの出来事がまるで全てセヴリーヌの夢だったかのような…、そんな最後のオチまで「欲望」と似ています(面白いことに製作年はほぼ一緒!)。と言うか「昼顔」というタイトルからしてそのまんまじゃん!という感じがしますが、この系統の作品は見つかるはずのない答えを求めて何回も観返したくなるようなタイプの不思議な味わいがあります。アジアやハリウッド映画では決して真似することのできない、ヨーロッパ独特の雰囲気を醸し出していて僕は好きです。こういうの。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-05 13:55:35)

11.  ボイス・オブ・ムーン これは何とも素敵な遺作だと思います、ひたすらフェリーニの世界に酔う。たとえ監視されているとしても、それが月になら一向に構わない。花火シーンの驚異的な美しさには感動!今夜からは夜空を見る目も変わるでしょう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-27 18:02:50)

12.   《ネタバレ》 はっきり言って主人公はかなりの悪人です。無知な貧乏人から金を騙し取ったり、偽の抗生物質を売り付けて病人を死に至らしめたりと。ある意味では『自転車泥棒』で自転車を盗んだ奴等と同類です。金持ちからふんだくれば良いものを…、最後に仲間から言われる「自業自得だ」という言葉もまた然り。ただこれはそういうモラルを問う映画ではないし、そもそもあれで主人公に感情移入するなと言う方が無理というものです。彼を慕う若者の詐欺師に「この仕事では家族は邪魔になるだけだ」と言いながら、実は彼にも娘がいて、しかも事情で定期的にしか会えない。傑作『青春群像』にも似た登場人物の後悔と未練の気持ちがビシバシと伝わってきます。ラスト、どん底に突き落とされ蟻地獄から這い上がるかのようにもがく主人公の姿に、今からではもう人生をやり直すことができないという崖っぷちの心情が重なってようやくタイトルの意味が理解できました。自分はもう無理だからこそ、まだ希望のある若者に願いを託したかったのかもしれませんね。[地上波(字幕)] 8点(2005-06-03 18:42:14)(良:2票)

13.  盗まれた飛行船 やっぱりカレル・ゼマンは素晴らしい!最先端の特撮技術を用いらなくても、独自の世界観を創り上げてしまう。今更CGなんかを使ってリメイクしたところで、到底この摩訶不思議な質感は再現できないでしょうね。特に後半のネモ船長の潜水艦内部のデザインは秀逸です。変な道具を使って飛行船の図面を盗もうとする秘密結社(?)の男も良い味を出しています。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-19 15:15:15)(良:1票)

14.  男と女の詩 《ネタバレ》 オープニング、映画が始まったかと思ったら実はそれは刑務所での上映会で、突如男が銃を振り回したかと思えば…と冒頭から二重のサプライズが仕組まれています。それもまだまだほんの序の口と言わんばかりに、ハリウッドもびっくりの特殊メイクや後になってからようやく「そうだったのか」と気付くシーンが屡々。宝石店の襲撃シーンも見応えがあり、リノ・バンチュラのアンニュイな表情にも痺れました。しかし実はオープニングに流れていた映画こそがクロード・ルルーシュの『男と女』であり、これをまだ観ていない自分にとってはそれが吉と出たのか凶と出たのか分かりません(汗)。8点(2005-03-18 19:57:45)

15.  そして船は行く ストーリーは平坦だけど物語の中のシーンが時には愉快で、また時には情熱的で、そして時には荘厳でとても印象に残ります。厨房での食器を使った演奏会、機関室の中の大合唱、月夜のダンス。映画はやっぱり脚本ではなく演出こその力なのかなぁと思いました、ラストはやはりフェリーニでしたが…。今でも思い出すとまざまざと光景が浮かんでくる、言わば絵画的な美しさを思わせる作品でした。8点(2005-03-05 09:41:22)

16.  刑事(1959) 《ネタバレ》 こいつは文句なく抜群に面白いですね。別に取り立てて刑事ドラマが好きなわけじゃないけど、コミカルなタッチでありながらも刑事たちは至って真面目で有能で、それでいて殺人などのスパイスが効いているところが見事自分の嗜好にマッチしました。ジェルミ本人が演じる刑事の姿も格好良く、テーマ曲の音楽もいつまでも耳の奥に残ります。しかしこれってジャンルで言うと一体何になるんでしょうね?サスペンスにしては緊張感が足りないし、ミステリーにしてはやけに幕切れが呆気ないような気がする。となるとやっぱりドラマでしょうか。それにしても泥棒に入られた家主がてっきり事件に絡んでいるのかと思ったら全然関係ありませんでしたね、しょーもない!8点(2005-01-19 18:47:00)

17.  ベニスに死す ダーク・ボガードのビョルン・アンドレセンを見つめる時のあの目の輝きといったら忘れられない。思わず観ているこちらが目を逸らしたくなってしまう。美しい映像に美しい音楽、もうただそれだけで良いんじゃないでしょうかね(ビデオの画質は大分悪かったけど)。それから最後の汗は化粧ではないでしょうか?8点(2004-12-04 19:22:38)

18.  素敵な歌と舟はゆく 「月曜日に乾杯!」よりも好き。この監督の映画って全然タッチが変わらないのねと思いつつも、ほのぼのとした幸せな気分になれる。劇中に出てくる鳥、犬、ボート、バイク、鉄道模型、ヘリコプターと何もかもが愛しい。これにはタチ的なセンスの良さがあります。8点(2004-10-16 23:45:52)

19.  地下室のメロディー 《ネタバレ》 銃の入った箱を背負い、建物の屋根を走り回るアラン・ドロンの姿はこの上なくカッコ良い。観る前はてっきりフィルムノワール感バリバリな現金強奪モノかと思っていたけど、意外にも洒落っ気のある犯罪ドラマでした。見所はやはり後半の金庫を襲撃してからの展開にあるんだろうけど、個人的にはバカンス全開!な前半部分も好き。ラストはちょっとキューブリックの「現金に体を張れ」を思い出したかな、こういう皮肉な終わり方は好きです。8点(2004-06-08 19:13:05)

20.  眼には眼を 《ネタバレ》 究極の嫌がらせ映画。理不尽な目に合わされた主人公の医師が不憫でならないが、彼にも絶対落ち度がないとは言い切れないところがミソ。そしてボルタクの方も直接手を下すわけではなく、あくまでも親切的に接してワルテルに復讐を開始していく。前半は無言電話にストーカーとあまり大したことのない話が続くが、後半になってからの展開がひたすらに凄い。主人公はいつ広大な砂漠に置いてけぼりにされるのかとドキドキしました。ラストシーンは確かに圧巻だけど、あれを見ると結局ボルタクも最初から死ぬつもりだったのかな?とちょっと疑問。何はともあれ自分もこういう目に合わないよう、なるべく他人の反感を買わないように生きていきたいものです。8点(2004-04-19 19:33:23)(良:1票)

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