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1. ラストエンペラー
英語をしゃべる中国人はいくらなんでも違和感があるなぁ、と思う。ハリウッド史観もやや鼻につく。完璧な映像と音楽を楽しむ映画。6点(2003-10-23 12:59:14)
2. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
《ネタバレ》 全編に渡って絶望感が漂う映画。カルト的な人気を博しているのも充分うなずける。ゾンビ化した夫に妻が首をかじられるシーンや、犠牲者がゾンビの大群に生きたままビリビリ引き裂かれて食われるシーンは、それだけで並みのスプラッタ映画を軽くぶっちぎっている。よく見ると稚拙な作り(顔や手足を青白く塗っただけ)のゾンビなのに、この映画を越えるゾンビを観たことがない。ゾンビ以上に人間も怖いのがミソだ。ゾンビ排除にかこつけて黒人を射殺する警官、レジをこじあけて金を漁る主人公たち、などなど…。ホラー映画ファン以外にもおすすめ。8点(2003-10-23 12:56:33)
3. ニュー・シネマ・パラダイス
「にわか映画好き」を量産した映画、と陰口を叩かれる作品。玄人に言わせると、物語と登場する映画の年代がまるで合っておらず、その過去の名画の数々も、当時のフィルム上映の特徴を備えていない、一発でビデオだとわかるような代物ばかりなのだそうだ。斜めに構えた映画マニアを黙らせることはできなかったが、この作品は観客のノスタルジーという心の琴線を強くかきならす力を持っている。小さいころ失敗をして母親にぶたれた記憶や、恋人との別れなど、古い思い出を回想するのはかさぶたをかきむしる感覚にも似て痛く心地よい。そんな誰しも経験のある感覚こそが、広くこの映画が支持されている理由ではないだろうか。8点(2003-10-14 12:31:24)
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