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プロフィール |
コメント数 |
58 |
性別 |
男性 |
年齢 |
44歳 |
自己紹介 |
あえてレビューとか、何様的なことをドンドンやっていこうと思います。皆さんの意見も参考になります。 |
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1. 世界残酷物語
”残酷”とはついているが特別に残酷な描写はほとんどない。ドキュメンタリー風にまことしやかに撮られてはいるが、相当嘘っぽい。例えば日本では、肉牛にビールを一日何リットルも飲ませ、その上飼育係が牛の体を丁寧にマッサージしていい肉をつくるといった描写が出てくる。確かに牛にビールを飲ませることもあるだろうが、日本の飼育係が全員編み笠をかぶって牛をマッサージしているという時点でこの映画のノリがわかる。映画全体を通じて自国の文化が至上のものであるという認識が非常に強く感じられ、どちらかというと劇中の奇習よりも、裏でずいぶんと棚に上げられている”自国”(イタリア)の文化に対する認識の方に興味が引かれた。この監督がイタリアの文化をこのタッチで撮ったら面白いシリーズものになったと思う。そのときは「タコペッティ」名義で出して欲しい。[DVD(字幕)] 2点(2005-06-06 00:06:21)(笑:1票)
2. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
この映画、ポイントは女の人(名前忘れた)が妊娠しているというところ。大江健三郎の「死者の奢り」に出てくる”女子学生”を連想させる。ゾンビ(死者)と、これから生まれてくる命。自分も油断したらゾンビになってしまうかもしれないという恐怖は、自分がゾンビにならなくてもいつかは絶対に死ぬという事実を思い出させる。しかしながら、ホラー映画としては怖くない。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-04 00:11:10)
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