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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》  期待が高すぎた。最初に噂を聞いてから何年も経っている。自分の中でかなり都合よく再解釈されてしまったかも知れないこの魂の物語を、写実的表現の映画で納得・感動できるというのが、無理だったのかもしれない。  それでも大好きな小説の映画化だ。人間の行いと不釣り合いなほどの大自然の美しさとの対比などは、映像作品ならではの魅力である。  私にとってのこの小説の魅力というかキモは最後の「踏むがいい」という「主」の声である。イエスでさえこの場にいたら踏むだろうという極限の選択を迫られた者にしか聞こえない、主の声である。それからの「そのために私は十字架を背負ったのだから」までは、初めてこれを読んだ高校生で無宗教であった私を打ち震えさせた。だが、これは魂の描写だ。映画でここを感動させるのは難しいだろうと思っていた。果たして実際にその場面を見てみると、実に普通の、モノローグと変わりない表現で肩透かしであった。奇を衒った表現を期待したわけではないが、あまりに普通。そこが感動の頂点になるような、盛り上がりがあって良かったと思うのだ。原作では絶えずロドリゴは主に呼びかけていた。これは主観的な表現でそれに対応した表現としての声。それまでの客観表現に突然声が聞こえれば??となるだろう。  棺桶の中で最後に持っていたものについて。あれは、日本に入ってきて変質してしまったキリスト教の象徴のような思える存在なのに、それを持っているのは違和感がある。ロドリゴは教会のでも切支丹のでもない、彼のみに答えた「主」を感じて、絵を踏んだのだ。彼が生涯持っていたとすると、それを表現したものでなければおかしいのではないだろうか。  さて本編とは関係ないのだが、パンフレットにキチジロー役の俳優のインタビュー的なものが載っていて「キチジローは弱い人間ではないと思う」などと書かれている。いやいや、キチジローは弱い人間なんだってば。なんでもポジティブに或いはユニークな考え方をすりゃ良いってもんじゃない。遠藤周作は転び者・弱い人間を肯定的に描いて、それを許す母性の神というものを描いたのだ。キチジローが強くなっちゃったら作品世界が全く違うものになっちゃうよ。こういったチグハグ感がこの映画をイマイチ感動できないモノにしているのかもしれないなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2017-02-09 10:53:00)(良:1票) 《改行有》

2.  料理長(シェフ)殿、ご用心 《ネタバレ》  公開当時には尚更だったが、今見てもヨーロッパの贅沢な料理や豪華な食器には、目を見張る。しかし、よく考えるとこの映画は、コメディとして味付けされて入るが、「美食」というものへの痛烈な皮肉・批判となっている。  人格的にまるで尊敬できない「一流シェフ」たちの振る舞い。ほとんど意味のない産地・ブランドへのこだわりの滑稽さ。シェフの名声欲のすごさ。そして一連の事件の動機。特に最後の真犯人の「この方を料理で殺す前に」のセリフは、贅沢病などと言われる病におびやかされている自分には、するどい一言に聞こえる。  一番笑わせるのは、最後のセリフ「懲りない連中だね」である。オマエが一番懲りてないだろ、である。  それにしても、脈を見てまで宣言された死なのに、シャックリで生き返るって…。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-14 15:19:06)《改行有》

3.  ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》  さて物語は古典中の古典、昔読んだが忘れてしまうほどの昔で、結構新鮮に見られた。むしろ「うわ、これ『ウエストサイド』のバルコニーシーンだ」などと思う始末。  しかしロミオってのは、ずいぶんと直情型だったんだな。浅はかなヤツばっかり登場するこの物語、昔っから思っていたんだが、一番の罪びとである神父が罰せられる版を見たいものだ。  思えば、自分は「ロミオとジュリエットもの」と言えるような、この物語にインスパイアされた作品がわりと好きだった。そのような後世の作品は、この主人公たちの「浅はかさ」の部分をうまく工夫して、自業自得感が無くしているものが多い。  やっぱり自分はどうしても、この部分が気になるようだ。    それにしても、オリビア・ハッセーの可愛く美しい事。日本に来てCMに出た時のポスターを、化粧品屋から貰って部屋に貼ったのを思い出す。  この映画のおかげで知ったこと。あのヨーロッパ人のピッタリしたスパッツみたいなやつ、パンツ穿かないんだ…。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-22 16:57:28)《改行有》

4.  エル・シド 《ネタバレ》  スペインの実在した英雄の話。  自身はキリスト教徒なのに、通りがかりの戦で倒した異教徒の王の生命を救うなど、今の時代の目から見ても立派すぎる人物像。かと思うと、父親の名誉のために、妻となる女の父を殺してしまい、女から「愛されつつも憎まれる」という何ともドラマチックな人生を生きた人。でも実在の人らしいから、小説よりも奇なり、なんでしょうな。  この若妻と、ラブラブの状況から仇となり、王の命により再び妻となるも心離れてから、結局深く結ばれ合う二人の話。あるいは、異教徒の王たちの命を救い、彼らと友情で結ばれ、後に助けられ共に戦う戦士の話。名誉を重んじ、王から何度も嫌われつつも、忠誠を尽くし、自身も多くの人から讃えられる男の話。それぞれが一本の映画になってもおかしく無い、魅力的なストーリーが1つにまとまって、3時間を飽きさせない大作。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-23 17:18:16)(良:1票) 《改行有》

5.  黄金の七人 《ネタバレ》 小学生の頃、TV放映されたのを観て、金塊を盗み取る鮮やかな手口にあっけに取られたのを覚えている。他の所は何にも覚えていないのに。 しかし、今見るといろいろな小道具や、金庫の描写などチャチクて荒唐無稽で、少々がっかり。そしてその後のゴタゴタも、感心するほどのモノでもない。伏線も弱いし。 そして一番謎なのは、教授は最後、彼らと和解しようとしていたのか?何か手があったのか?サイドブレーキ甘かったのか?わざとなのか?後から触ったヤツのせいなのか? 彼ら6人は、何故あんなにお人好しなのか?恐らく世界的な大犯罪であろう、あの手口が、次も通用すると本気で思っているのか? 一番と言いながら、たくさん疑問点が出てきてしまった。 かつて通った楽しい場所、しかし再び行ってはいけない、という古い言葉を思い出した。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-26 22:22:19)《改行有》

6.  荒野の1ドル銀貨 《ネタバレ》 高校生の頃にクラス一の美少女のオススメだったのを思い出して観たが、廃屋に来てからがまあ退屈なこと。 それと、悪党側が悪党なのは判るが、やっと探し当てた「証拠」が手配書って、大雑把すぎ。もっと具体的な悪事の証拠なのかと思ってた。あんなの、近隣の司法関係事務所にあるだろうよ。 あと、タイトルになった、命を救った銀貨、穴開いてるって事は、弾貫通したってことだろ?死なないか?普通。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-21 16:18:46)《改行有》

7.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 これに、軍隊の大軍が戦争している必要はあったのだろうか?軍が出てきて、大勢の戦闘がないほうが不自然という見方もあるかも知れぬが、私は西部劇に軍が出てくるのって、好きじゃない。理由は、西部劇というのは私にとって、一人一人の「男の生き方」の映画だと思っているのだが、軍隊って「組織の物語」だからだと思う。でも、そう考えると、今回彼らが橋を破壊したのは、「組織の理不尽」を個人が吹き飛ばした、という事なんだろうか。 そんな穿った見方は置いといて、物語の最後の三人決闘は、面白い展開で、しかも一人の弾を抜くことで、実にユニークな「作戦勝ち」になっている。そしてその優勢を保ったままでの、最後の意趣返しの展開は、お見事。 最後にクリント・イーストウッドが去っていく姿を見て、これ善玉かよ?って思った途端、最後のセリフ。まんまと敵の思うツボの反応をしてしまったようだ。掌で踊らされたみたいだ。でも、悪い気はしていない。けっこう面白く見れた。「卑怯者」が、所謂「憎めないヤツ」と言われるような愛嬌は無いにしても、殺されて是と言うほどの悪人には思えないからだと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 18:12:15)《改行有》

8.  荒野の用心棒 《ネタバレ》 黒澤明の用心棒に着想を得た、ほとんどリメイクだと聞いている。 本家のほうをすっかり忘れてしまっているので、そのへんはどうでも良かったが、この、双方の「やっつけるべき相手」としてのグループ(ギャング団?)が、あまり悪人っぽくないのが、ちょっといただけない。博打のカタに美人の奥さんをかっ拐うのは、確かに悪いけど、死を持って贖うほどではない。ガトリンクガンで騎兵隊を殲滅するのは、確かに極悪人だが、相手も悪っぽい。(通常、軍の兵器はあんなふうに調達しないでしょ)だから、自分としては「ほっとけよ」と感じてしまう。もし、彼の言うような「誰も助けなかった」女の話が語られて、それと彼の関係性に感情移入出来れば、物語として良かったと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-17 11:53:20)《改行有》

9.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 これほど高名なウエスタンだが、「ただのドンパチ」的なイメージがあって、今更だが初めて観た。 ファニングで正確に三人撃ち倒すとか、まあありえない事も起こるけど、そのへんは「男のファンタジー」と思って納得。 ただの凶暴なギャングと思っていたインディオに、なにやら重要な過去があり、さらにどうやらモーティマーと関連するらしい事になってから、物語りに引き込まれた。二人の賞金稼ぎは、「さらに幾らかのドルのために」最後にはどちらか一人だけ残るような話かと思ったら、意外と甘い結末だったのだけがガッカリ。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-15 05:25:12)《改行有》

10.  アラン・ドロンのゾロ  十数年前に原作を読んだ。  小説としては、それなりに面白かったが、正直アレをそのまま映画にしても、退屈なだけだろう。このような単純な勧善懲悪、痛快な活劇に仕上げたのは、大正解。真っ青な空、逆巻く砂塵。権力の上層にいる卑劣な悪党。間抜けなお笑い担当の太っちょ。圧政に苦しむ民。圧倒的に強く、ひたすらカッコイイ正義の味方。悪党のものにされそうな美女。15分に及ぶ手に汗握る最後の決戦。何もかもが、この活劇を盛り上げている。  特に私の好きなのは、ゾロの初登場時、神父を開放した時に発するセリフ「子供たちには正義を見せます」というもの。子供というものの存在を軽んじていない精神が、嬉しい。  また、ラテンの軽快で陽気なテーマ音楽も良いが、市場で男が爪弾くギターの美しいメロディも捨てがたい。三十数年前のこの映画音楽を私は未だに、WALKMANで聴くことがあるほどだ。 [DVD(邦画)] 9点(2004-08-11 10:11:00)(良:1票) 《改行有》

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