|
1. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
《ネタバレ》 実生活と映画が重なるトリュフォーならではの作品です。
こだわりを感じられる登場するクルマについて。
オープンセットの場面ででてくるのはトライアンフ・スピットファイアー。
スタントに使われる助監督のクルマがトライアンフ・ヴィテス・ドロップヘッド。トライアンフのセダンのヘラルドのシャシーを使って仕上げたスポーティモデルです。2L6気筒。
スタントシーンのロケにいく途中でパンクするのが、モーリス・ミニ。
どれも60年代を代表するイギリス車です。イギリス車らしかった終わりの頃です。ヴィテスの4灯ヘッドライトがつり目のデザインはデザイナーのミケロッティーが当時好んで使いました。
トライアンフの生産モデルにはこの他にも主力のオープン2シーターのTR4がありました。こんな偏ったモデル展開しているうちにアメリカの市場で競争力を失ってしまいました。
ジャクリーン・ビセットのクルマはメルセデスベンツ190SL ロードスター(W121)1.9L4気筒。63年までの生産車です。ちょっとやれた感じと赤の色も似合ってました。
その他にはスタントシーンの現場にホンダCB750FOURの後姿がみえます。ロータス・ヨーロッパが少し映る場面もあります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-05 01:37:30)《改行有》
|