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1. アポロンの地獄
地理も時代も特定しにくい場所で展開され、音楽も日本の古楽をはじめアフリカの民謡らしきものまで使用されており「無国籍、無時代」を思わせる映画。ルッツォリーニの見事な撮影が荒涼とした土地を美しく見せる。まさに「妖艶」という言葉がピッタリなマンガーノの美しさも見もの。パゾリーニにしては比較的ストレートな映画だと思うが、元になったギリシャ悲劇を知らないと面白味は半減するかも。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 21:36:18)
2. 悪魔のはらわた
ウォーホルが監修としてクレジットされているが、単なる名義貸しで実質的にはタッチしていない。3D立体映画として公開されたので通常の画面で見ると意味不明の演出も何ヶ所かあるし、今見ると特撮シーンもショボい。しかし、それを補って余りある、人間の「狂気」と「異常さ」を見せつけてくれる傑作。異常な人間ばかりが登場する中で、唯一、正常な人間が見た目は異常な怪物にされてしまうという皮肉も面白い。単なるエログロ映画ではない。でも、万人に勧められないので点数は控え目に (^^;;
[DVD(字幕)] 6点(2005-10-31 19:03:49)《改行有》
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